『砂の城』
『砂の器』みたいなタイトルですが、内容は学費のためにイラクに従軍した青年が村の給水系を復活させるべく現地の人々とともに施設を治すお話。
戦争アクションものではないのですが、手に汗握る戦闘シーンやサスペンスもあって割と良いバランスの戦争青春映画。
もともと前線に出たくなくて手をわざと骨折するような主人公。
最後に作戦中止をつげられ『君の戦争は終わった』と断言されてからの彼の心情が絶妙で自分にとっての見どころはラスト10分。
戦争は大きな目的のために進行しているけど極限の中にいる主人公は目の前のことを成し遂げなければやりきれないという感情の吐露が『マーフィの戦い』や『ハンバーガーヒル』を彷彿させる。
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