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3なし

生後2カ月が過ぎた。

誕生月が「1なし」、生後1カ月の日記が「2なし」なので、「3なし」は生後2カ月時点の日記ということになります。

まずは、ミルクの量から書いていきましょう。160ミリリットル。これは少し得した気になる。なぜかと言うと、わが家は160ミリリットル哺乳瓶で、ミルクを作る際は単純に一番上のメモリにお湯がくるように合わせればいいので、楽だからだ。まあ、これは些細な話。

小さいところから入ったので、次はもう少し社会的な話。

第一回目の予防接種を打った。生後2カ月目から打てるようになる様々な種類の予防接種があるので、まとめて近所のキッズクリニックで打つのである。1カ月検診に続き、生誕後の大イベントの一つと言えるかもしれない。予防接種の内容は、ヒブとかいう僕にはあまり馴染みのないもの、そして、、、あとは忘れてしまった。とにかく計4種打つ。子どもの打つ予防接種の内容を理解していないなんて、どうしようもない父親だが、それには理由があって、予防接種の管理担当は妻なのだ。予防接種関連の情報や接種記録は母子手帳に集約されるようになっているので、我が家ではどうしても母子手当を管理する妻がワクチン担当大臣になる。

ロタウィルスのシロップ。口径摂取するロタウィルスの予防接種が内容に含まれていたが、シロップ式の予防接種なんてあるのか。これは知らなかった。医師曰く、ロタの予防接種は最近始まったらしい。こうやって予防接種一つとっても僕が小さい頃に比べて色々変化しているのだろう。

先日、我が家の3歳半の息子は5本をまとめて打った。3歳半になっても予防接種があるのだから、生まれてから合計すると計何本だろう? いまのところ我が家は子どもの予防接種について、とりあえず勧められたものは打っておくスタンス。

普段の生活の話に戻る。

クーイングをしている。新生児があーうー言うのを「ク―イング」と呼ぶ。クーイングは、とてもかわいい。そして、時折、笑う。育児書で読んだが、笑いには2種類ある。①生理的に顔が引きつって起こる単なる神経反射の「笑いもどき」、②それとは別の「社会的微笑」。わが娘は明らかに僕の表情や呼びかけに反応して笑っているので、②の社会的微笑を身に付けたことになる。すごいぞ!

とか言って、ばか親の勘違いで実は①だったら笑える。

さて、身体はふっくらとして子豚みたい(女の子でピンクの洋服を着るからか?)縦にもだいぶ伸びた。

それから、首の座りについて。そうそう、これについて書きたかった。現状まだ娘の首は完全に座ってはいないが、だいぶしっかりしてきた感があって、これは新生児本人にとっても育児する側にとっても大変なレボリューション(エボリューション?)と思っている。親にとっての具体的な恩恵としては、抱っこした際子どもの身体が安定するから、落下してしまわないか神経をすり減らさなくていい。小さな「できるようになった!」の積み重ねで育児が少しずつ楽になる。まあ、動けるようになったらなったで、また違った大変さが生まれてくるのだが―。

そして、あの悪夢の沐浴。いままで子どもの背中を洗う際は子どもをベビーバスの中でうつぶせに親の腕に寄りかからせ、背面を露出させていた(メジャーな方法の一つで育児書にも書いてある)

その際、子どもの首が支える腕に圧迫されて窒息するのではないか気が気ではなく、更には頭がぐらぐらゆれて角にぶつけたり、水没してしまわないか心配だった。上記のイラストをよくご覧いただきたい。こんなに不自然な態勢あるだろうか。大人だってこの態勢はキツイ。

いまは、首が安定しているのでずいぶん楽なのだ。だって少し補助してやればベビーバスに自力で座れるのだから!座らせている間に背中や後頭部を洗えばいい。これによって沐浴のストレスがだいぶ減る!

革命!

また、服について。最初に買ったロンパースは下の留め具がもう締まらない。それだけ背が伸びたということ。新しいのを買わないといけない。育児品の消耗も激しい、ミルクやおむつは大量にアマゾンでまとめ買いした。そういえば、おむつのサイズも新生児用からSサイズにサイズアップした。

社会的な話に戻る。

2か月目前後で、保険証が届いた。当然ながら保険証には娘の名前が「シノハラ○○」と書いてある。娘が小さいながらも社会の一員になったのが感じられて嬉しい。区や都の補助ポイントやベビーシッターの補助関連もこの時期(生後2カ月前後)で受給完了。受給するにあたってペパーワークがいくつかあった気がするが、そのあたりの役割は(も)主に妻に任せている。覚えている限りでは、都の補助ポイントは区に出生届を出せばあとは自動でやってくれた気がする。出生届は僕が区役所に提出しに行ったから覚えている。考えてみると、これらの補助系の制度は、似たようなものが乱立していて、ややこしいかも。

娘、始めての電車を経験。地下鉄を数駅。ベビーカーでの移動だったのだが、小雨で娘の足元が少し濡れてしまって、申し訳ないことをした。娘は鼻水を出していた。雨が降りそうな天気の中、外に連れ出してしまったこと、親として反省している。

アクシデント発生! 妻の腕から娘が落下。シンクに前頭部強打。娘は泣き叫び、妻パニック。娘は数分で落ち着いたが、ネットで情報収集し、変わった反応がないか暫く観察する。事後直ぐに妻が、かかりつけの病院に予約の電話を入れ、行く手筈を整えていたが、その頃には娘、けろりとしていたので結局受診せず。結局何事もなく済んだ。こういう頭部強打形のアクシデントは今後何回かは発生する(絶対にあって欲しくないが)と覚悟はする。妙な開き直り。上の子の時も3回くらいアクシデントがあったし、自分自身も生死の境を彷徨ったとまではいかないが、幼少期に事故や病気で危うい経験がある。生きてるって紙一重なのかもしれないな、とか思う。

それから、これはどうしても記録しておきたい超重要事項。夜まとめて寝れるのか問題。いまの娘の生活サイクルでは、だいたい夜21時頃に就寝し3時間ごとに起きる。日ごとに多少の前後はあるものの、大雑把に21時、24時、3時、6時のサイクルだ。上記の睡眠サイクルのあいだ、3時間毎に小分けで寝れるように見えるけれど、そう単純ではない。娘が目覚めた際はミルクやおむつ替えで30分くらい時間を取られる。いちいち起こされたのではまるで寝た気がしないのだ。つらい。

一体いつになったら寝不足から解放されるのだろうかと、新生児の睡眠について色々なサイトやブログや事例を漁った。「3カ月目からまとまって寝てくれた」という書き込みが多く、勇気をもらうが、いかに。

ちなみに昨晩は、21時、1時、4時、7時という具合のサイクルだった。これが21時、1時、6時のように、間が空いてくれると助かるわけ。

次の日記ではまとまって寝てくれるようになり、少し楽になっていること思う。想像つかないけど。

最近、育児する側の生活リズムも整ってきたので、夫婦それぞれ週に1回から2回、昼間に3時間ほどの自由時間を取るというお試しをしている。妻は映画に行ったりしている。僕はカフェとかマッサージに行く。実際、悪くない試みなのだが盲点があって、片方が外出するともう片方はワンオペだから相手にしわ寄せが行き、更に出かけた当人も寝不足状態での活動なのでより疲れが溜まる。あくまで試験的な運用。どうなるか。

そんな生後2カ月の日々である。

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