#53 とにかくセルフイメージ
みなさま、お疲れ様です。
1月最後の週末、しっかり休めましたでしょうか。
今年から、社内報をクローズド、オープンと分けて書き始めました。
クローズな方はより具体的で機密情報や戦略など社外への展開ができないことを含む情報で、みなさんに共有しておきたいことをピックアップして書いていく一方で、引き続きこちらのオープン社内報は、少し抽象度の高いテーマや、Vponの取り組みやカルチャーが社外の方々に伝わって少しでもVponに興味を持ってもらえるような内容、またとは言ってもVponメンバーにとっても意味があると思うその時々の僕の観点からネタを拾ってみようと思います。
今回は「セルフイメージ」についてです。
少し極端な言い方をあえてするならば、「人生はセルフイメージの通りになる」と強く信じてます。
セルフイメージとは、「自分はこうだ」という自己認識。意識的にも無意識的にも「自分はこうだ」という自己認識を持って人は生きています。
恒常性維持機能という言葉が生物学にあります。身体的な機能を正常に維持しようという性質が人間にはあって免疫系やその他様々な体の器官が恒常性を維持しようと働く機能のことです。これは人の心理や考え方にも及ぶことが分かっていて、コーチング的なタームで言えばホメオスタシスというもので、コーチング体系やセルフコーチングを学んだことがある方は聞いたことがあるかもしれません。
要は、人は現状を維持することを好むということです。身体はその通りで風邪で熱が出るのは免疫系が体内のウイルスを攻撃することで起こる正常反応ですし、寒い中で体が震えるのも一定の体温を保とうとする体の自然な反応です。
同様に、人の心理もそのように働きます。何かに挑戦しようと思っても現状からはみ出るその行為にホメオスタシスは鋭く反応します、やらなくていいんじゃね?と。現状に留まることが楽だからです。余計なことをせずに現状を維持することが固体を維持するということに効率的で、身体のみならずメンタル的なことにもその作用は効いてしまうのです。
言葉を変えると、「コンフォートゾーン」です。コンフォートゾーンはまさに"快適な領域"。人は快適な領域にいたいのです。そしてやや逆説的ですが快適な領域コンフォーゾーンにいるからこそ、日々楽しく、仕事やスポーツ、芸術、趣味遊びなどでも高いパフォーマンスを発揮することが可能になります。だから、コンフォートゾーンという快適空間はめちゃくちゃ重要な概念です、人が人らしく生きていくために、自己実現していく上でも。
ただし、そんなコンフォートゾーンが時たま足枷になるときがあります。それは大きなゴールや高い理想を掲げた時に、その姿が現状のコンフォートゾーンの外側なために、そこに向かおうとする推進力を阻害してしまうのです。そう、とてもやっかいなやつです、コンフォートゾーンは。味方でもあるし現状維持したがるから足を引っ張りもします。
そこで重要なのがセルフイメージです。よくセルフコーチングの話をすると思いますが、ゴールという概念で説明すると思います。まずは高いゴールを現状の外に描くことだと。ゴールを描けば勝手に手法が無意識的に創造されていくというのは、コーチングの基本理論であり無意識のスゴさは今回のテーマではありませんがとてつもない潜在力をもっているわけです。
(無意識というテーマは僕の大大大好きなテーマでしてまた書かせていただきます)
ただし、現状の外側に大きなゴールを描いた時、達成しているイメージというのはとても具体性に欠けると思います、なぜならそもそも現状の外で達成時の世界なんて想像できるわけがないしどうしても抽象的になりがちです。
なので、ここでようやくセルフイメージにもどっていくのですが、ゴールを達成している時、自分はどういう状態なのか、何をやっているのか、誰と過ごしているのか、どこに住んでいるのか、どんなふうにハッピーなのか、というような自分主語でどうかということを徹底的にイメージします。それだと臨場感が上がりやすいですよね? そしてこの時のセルフイメージをコンフォートゾーンにしてしまうのです。
ゴール達成時の自分の状態、すなわちセルフイメージがコンフォートだと脳にインプットし、臨場感を現状ではなく未来のそのセルフイメージに持っていく感覚です。
もしかするとVponのビジョンと同義で使っているサブゴールのことをセルフイメージだと思ってもらえれば理解しやすいかもしれません。
覚えていますか?Vpon日本事業のサブゴール。
クールジャパンDX支援でナンバーワン、さらにその時の状態を少し解像度高めに文字にして、朝会でも読み上げていると思います、あれです。あれがVpon JAPANにおいてはセルフイメージです。あれを実現している状態がすなわちおそらくゴールを達成している時だろうという感覚です。
そして実は朝会のあの読み上げの作業は、セルフイメージ側にコンフォートゾーンを移行するための行為そのものだったりするのです。アファメーションとも言える自己宣言ですね。一人称私(Vpon)主語で、現在形で、すでにそうなる未来を宣言することは、量子論でゴール思考にも書いた通り、未来から流れる時間を観測する行為です。観測したものが現象化するという量子力学の最新理論はそういうことなんです。
これを個人個人の人生でもやるのです。
はじめに「人生はセルフイメージの通りになる」と書きました。
セルフイメージはイメージして言語化してコンフォートゾーンをそこに合わせていくことで成り立ちます。それをせずにいると、無意識で勝手に考えている現状の自分自身(変わらなくていい理由をさも最もらしい理由でそこに止まり続けようとします、クリエイティブアボイダンスというやつです)でずーっと止まり続け、成長もなく、ただただ年をとって行くことになります。
そして大体そういう人は人の成長や会社の変化に文句を言っている人です。なぜなら周囲が変わって行くことがコンフォートじゃなくなるからです。
幸いにもVponという環境を選択している人は最初からゴール思考で、セルフイメージを言語化できる人たちばかりですね、とはいえ掲げたゴールも、セルフイメージ(サブゴール)も、定期的に見直してアップデートが必要です。
また、リーダー職であればあるほど、自分自身、自身のチーム、組織全体における振る舞い、この辺りは厳しく自己を律していかなければなりません。自戒を込めて、セルフイメージを高く保つ、常にイメージすることを心がけて行きたいなと思っているところです。
いつも言っている通り、思考や言葉がイメージとなり、その思考や言葉が行動につながり、行動が習慣となり、性格、そして運命へと繋がっていきます。
皆さんのセルフイメージはどんなものでしょうか。
現状のそれではなく、ゴール側のその時の自分のセルフイメージを徹底的に妄想しできればそれを言語化してみてください。
その瞬間からそのイメージに沿った世界、情報、出会い、気付き、、、見える世界が変わると思います。
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