ERとUrgent Care

練習中にプレイヤーが突っ込んできて怪獣君の鼻にぶつかった。かなりの出血と鼻が腫れ上がって、そのまま退場。記録的に書きますので、長い文章になりそう・・・・お疲れの方はどうぞスルーしてください。

まずは、Urgent Careへ・・・・いうのも、アメリカでは、そのまま直接外科医へ連れていくことはできないので、突発的なけがや病気はERに行くか、Urgent Care(アポイントなしで診てくれる日本でいう総合病院的なところです)に行くかになります。

というのも、ERいわゆる救急病棟はいつも大変な混雑です。急患のみを見てくれるわけですが、その間にも、救急車で運ばれた人もいるし、いつもかなり待たされるところなのです。(怪獣君は、小さいころ何度もERに駆け込んだのです、それはまた今度)

だからERに行くことは最初に考えなかったわけです。

Urgent careでもそれなりに待たされます。最初にCo-Payment$14を、ドクターに観てもらう前に支払いを済ませるところは好きじゃありません。笑

いよいよドクター登場。

”折れてるでしょう‥でもここでは残念ながら顔のレントゲンは撮れないんだよ。特殊技術で、僕にはできないんだ。だから、明日朝になったら、鼻の専門医に電話をしてみてもらって。ERに行ってレントゲンとってもらうのもいいかも”

そう言って、頬骨や目の回りの骨が折れてないことを確認して終了。

???処置なし? たったのそれだけ?

ちょっと~腫れあがってるんだけど・・・・

不信感いっぱいで病院を出ました。

これからER?

すでに、夜の7時過ぎ。

しょうがない、先延ばしにするぐらいなら、言ってしまおう!ジッピーズでお弁当を買って怪獣君は腹ごしらえ。ERは、カピオラニ病院。子供と女性のための病院。怪獣君の生まれた病院なので、資料はそろっている。

覚悟はしたけど、

まずは最初のナースのチェック。それまで、約1時間待ち。

体重を図り、脈や血圧を測り、どうしてここに来たのかを聞かれ、じゃ、ドクターが見るまで外で待っててね。

さらに、40分待って、中に、ようやく入る。

さらに30分。別のナース登場、血圧と脈をはかる。あれ?さっき取らなかったっけ?

さらに10分ほどして、やっとドクター登場。

”鼻の骨は折れてるかもしれないけど、外から見たところ、まっすぐだし、大丈夫だろう。レントゲンとっても骨かその周りの軟骨かわからない程度。だったら、放射線を当てないほうがいいよ。それに、鼻は、そのまま様子を見て腫れがひくのを待つしかないんだよ。腫れがひいて、それでも、鼻が曲がっていたら、その時は、プラスチックサージェリー(美容整形)だね。”

じゃんじゃん、結局レントゲンとるために来たのに・・・・ここで夜の10時を過ぎている。最後に別のナースが来て、まとめた紙をくれた時に、

”何か質問はあるかな?”

怪獣君は、

”ドクターと話したいんだけど”

再度呼び出しをして、

”ここに来る前に、Urgent Careに行ったら、そのドクターは折れてるといったんだ、どう信じたらいいんだろう?”

なんてドクターに聞いている。もっともだ。彼の中で、二人のドクターの違う所見があるからだ。

それでも、きちんと対応してくれて、怪獣君も納得したようだ。

”僕のシフトの中で、今日は、君が、3人目の鼻の怪我の患者なんだよ”

と笑いながら言ってた。

今日は、きっと鼻の怪我の日、だったに違いない・・・・

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