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#249 青天の霹靂というほどでもなく

こんにちは。

さて前回の続きですが、

お察しの通り私「陽性」が出ました。(いつかは来ると思ってた)

つい1週間前にもPCRを受けた矢先だったんですが、

その後からなのか、それ以前からなのかも判断はつかないそうです。

そうなると、電車なのか職場なのか、はたまたコンビニや自販機やお弁当やなどまで疑わしく思えてくる。

潜伏期間というものがまた厄介ですね。

10日間は自宅療養をということでした。

書いている本日はもう実は3日目なのですが、

せっかくなので体験記を書いていこうと思います。







さて、陽性になるとどういうことが起こるか。

先ず家族(同居人)が濃厚接触者認定をされます。

感染者が10日間なのに対し、濃厚接触者は2週間という過酷さ。

環境によっては恨まれて、辟易されてしまうんじゃないでしょうか。

というかそもそも、無理がある。

感染者たる僕は、事前にいただいた5日分の解熱剤・炎症止め・トローチで薬が効いているうちは動けるには動けるのですが、

生活スペースには行けないので、隔離部屋の前に物資を運んでもらっております。

このサポートも正直、危険と隣り合わせですし(だってうつされたら死ぬかも知れないんだから)、環境によっては1人でそれらをこなす必要があると。

いや無理です。

薬が切れると熱は38-9の間まで戻るのと、頭痛と左胸の痛みで立って歩くのも一苦労。

そもそもこれらの薬が切れたらまともな精神でいられる自信がないのですが、

病院には「来ないでほしい」と家族(濃厚接触者)さえ突っぱねられるわけです。

救急車一択ですかね。おそらく受け入れ拒否でたらい回しなんでしょうから、お先真っ暗です。






付随して、おそらく僕は軽度なほうなんだと思います。普段から体調が悪いので慣れているだけかも知れませんが。

とはいえ、頭が痛すぎて人と喋るのもしんどいのなか、あちこちと連絡をとる必要がでてきます。

先ずは所属の会社に誰もが連絡をとる必要が出てくるかと思います。それは仕方ない。義務ですので、しっかりお伝えしましょう。

前回書いたように、僕の場合は診断した次の日の朝9:00過ぎに病院から連絡。

「あとは保健所とやりとりしてくださいー(もう病院には来ないでくださいー)」という旨を伝えられました。

そしてその後、まぁなかなか連絡が来ません。(地域差がだいぶあるらしい)

15:00過ぎに保健所から連絡。個人情報をひたすら聞かれます。そののち保健士と呼ばれる人からかかってくるんですが、1時間くらいしてからかな。結構ややこしい話をされたりもするのですが、聞かねばなりません。

イラチな方は耐えられないかも知れません。

あで、もしCOCOA(接触確認アプリ)を登録されている方はこのタイミングで登録番号を聞いてください。こちらから聞かないことには積極的には教えてこないあたり、このシステムの形骸化が伺えます。(SMSで送ってくれます)

そして何よりここまででまともな健診一個もありません。ただでさえ朦朧としている中リモートで質疑応答。

なんか大丈夫そうなんでこっちも惚けてしまいますけど、急変して死に至る人達ってそういう診断の隙を突かれたんだろうなぁとか考えます。油断はできない。

そして僕の地域の場合は10日後にもう一度連絡をいただけるだけなようです。

あと佐藤のご飯などの物資も送ってもらえるそう。

パルスオキシメーターとやらも送ってもらえるそうですが、在庫がないらしく個人で買ってしまうほうが早いとか。(というかそもそもその話さえされなかったな..)

ほんで「濃厚接触者たる家族さえ買い出しにも行けないとなるいよいよ詰みますよね?」という話をしたんですが、

人の少ない時間帯にこっそり行ってもらう分には良いとのことでした。(いいのか?)

というかそもそも家族の診断もそこはワンセットじゃないのだろうか...?とか思いますよね。(各自でPCRに行ってもらいました)

僕もギリギリのところで意識を保っているので、頭が回らず。回るわけもなく。(家族から連絡してもらうことも出来ます)

地域によっては毎日電話が来るところや、web上で体調を報告するようなシステムが構築されているそうです。

想像していた通りといえばそうですが、なかなかですね。

それほど専門家が足りない状況、疲弊している状況、という自体を肌感覚で感じました。逼迫。何も保証がない。







風呂にも入りたいですが、共有部はなるべく避けておきたいので、汗を拭くのは濡れタオル。トイレと洗面台も家族とは別のトイレを使用してます。

部屋から出る際はもちろんマスクをしますし、保健士から言われたのは「とにかく手、手が触れるようなとこは徹底して消毒してください。そこから顔や口に侵入します」ということなので、

僕はなるべくそこらに触らないことと、家族にはとにかく警戒して当たるようお願いしています。忘れないでいただきたい。僕はバイキンマンです。

自分でいうのもなんですが、僕はこういう痛みに強い方なので平然としてみせるのは得意なのです。

心配させまいとしているだけなので、罹ってもいいやぁなどと決して思わないでほしいですね。

幸いまだ味も匂いもしますが、

まじできついですよ。








薬の効果を甘く見ていたわけではないのですが、効果が切れた途端に一斉に奴ら(熱・頭痛・胸痛)が帰ってきます。

薬によって飲む感覚時間が違うので、覚えていなきゃいけないんですが、そんな余裕はありません。

幸い妻が連絡をくれるので、妻とのLINEに「○○を飲む」などを送信して履歴にすることにしました。

おそらくはこれの連続でしょう。

何か変わったことがあればまた書こうと思います。

今日はこんなところで。

妻がお子に「パパ元気ないんだってー」と声をかけている動画を送ってくれているんですが、

知ってか知らずか、妻の脚本なのか、バイキンマンのオモチャをもぐもぐしているお子が映っていました。

お子はヒーローなのかな(でもバイキンマンは俺でもあるんだよな)。

かわいいからよし。

いろんな人に「タイミングよく妻子と離れててよかったねー」とは言われますが、高齢の両親が居るのでそうとも言えないんですよね。

とはいえ、そのような環境(一世帯)で自宅療養を強いられている人もきっと多いのでしょうから、この状況はほんとにマズイんだなと改めて思います。

僕自身、適時、手洗いうがいをしても防げていないわけですが、もはやそれを続けるしか方法もありません。

皆さんも何卒、お気をつけて。

それでは本日も、お疲れ様でした。


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