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#246 西荻窪グルメ その弍

こんばんは。

お子が生まれてからというもの、日々のスピードがほんとに尋常じゃないです。

ただ思い返すと、あれもあってこれもあってというような密度はしっかりあって。

なんとも不可思議な時空に居ます。

我が人生ここにはじまれり、という感じです。

さて、今回も今月去ることになった西荻窪グルメをご紹介します。

妻とお付き合いさせてもらうまではとんと立ち寄ることがなかった町だと思っていたのですが、思えば高校を出て二年くらいバンドで通っていたスタジオが西荻窪でした。

今はなき(2017年閉店とのこと)「楽音(らくね)」というスタジオだったのですが、深夜帯のパッケージで安かったのと、バンドメンバーの住処の中間地点だったんですよね。

朝の6時に終えて、その後これまた今はなきジョナサンで昼頃までダラダラとメンバーと馬鹿話をしていました。

妻とは同じ高田馬場の専門学校に通っていた(同学年・当時はまったく接点なし)りもして、この頃にはニアミスをしていたんですよね..。

すみません。脱線しましたね。

それでは西荻グルメのその弍です。今回は麺に絞って3軒。







Cm2 Makers(シーエムツーメイカーズ)

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食べログ

パスタを食べたい!となったら我が夫婦はこちら。(特に妻はお気に入り)

偶然見ていたバカリズムさんか何かの番組の西荻編で出てきたのを見て、行ってみようってなったんですよね。

駅近ながら、やや路地を行ったところなので、知らなければ通り過ぎるような立地にあります。

「そこそこ美味しいパスタあります」という文句が印象的なこのお店。ハードルを下げていく、いかにも日本人らしい入り口が苦手な方も居るでしょうが、

個人的には西荻って町にはとても"らしい"コピーだなと感じます。

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問題のメニューですが、量もそこそこありますし、種類も豊富(頼んだメニューの名称が不明なのを濁す文言)。

写真には件のパスタが映り込んでいませんが歯応えのしっかりあるぷりりんとしていて、腹持ちも良い印象です。

店員さんも実に丁寧な対応をされている印象があり、そこそこ居心地もよいです笑。

夫婦共にいつも満足して帰っている記憶なので、「そこそこ」は謙遜ではないかなと。

あ、コーヒーもそこそこ美味しかったような気がします(ちゃんと美味しかったです)。








麺屋 RAGE

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食べログ

西荻窪、ラーメン屋は多いです。その中でも僕がズバーンと刺さったのはこちら。

ちょうど妻に妊娠がわかる直前に行ったっきりで、実は一回行ったきりいけてないのですが、

その一回で「また必ず行きたい」と沸々思い出してはお腹を空かせています。すごいことです。

ちなみになぜ妊娠発覚後に行っていなかったかといえば、メインのチャーシューや鶏肉が半生なんですよね(初産なのもありナマモノをとても警戒して過ごしておりました)。

まぁしかし、それゆえに、これがべらぼーーーにウンマい..。

人気メニューは特製軍鶏そば。

(僕らが頼んだこちらが特製軍鶏そばだったかは正直、記憶が定かではないのですが..)美味しかったその記憶は鮮明です。

言わずもがなな人気店なので、並ぶのが苦手な僕らもその日は数十分並んでから食べたのですが、その価値はしっかりあります。

あと、エントランスに並ぶAKIRAのコミックスに妙にワクワクさせられました。こちらも駅からほんとすぐなので、近くを通過するようなら是非行ってみて欲しいです。







はつね

※何と写真を撮っておりませんでした笑!

食べログ

RAGEさんの文を書いていて蘇りました。僕らの西荻のラーメン第一印象はこちらでした。

僕が西荻に住むと聞き、職場の同僚が教えてくれたこちらも人気店で、開店時には先ず間違いなく待機列が出来ています。

それもそのはず。リピーターが続出するのに必須な店員さんの丁寧な接客と、他に類を見ない至高のラーメンが待っています..(それほどラーメン詳しくないです)。

ラーメンラーメン言ってますが、はつねで先ず頼むべきは「タンメン」です。

大袈裟でもなんでもなく、そのスープの美しさには度肝を抜かされました。

店内の静けさと、店長さんらしき方の誠意を感じる眼差しからほんのりただよう緊張感...(※個人的な感想です)。

とても写真を撮るような雰囲気になく、恐縮していただいた気がします(食べログの写真をご覧ください)。

そののち厳か且つ大事に提供されるこのタンメンのスープを観測し完成される特別な時間。背筋が伸びます。

余談ではありますが、

「最終兵器彼女」という漫画を友人に借りたのですが、その友人が作品を敬愛するがあまり僕に指示した読み方がありました。

「必ず1ページ毎に読むこと」

というのも、漫画本てのは仕様としてページをめくるといわゆる「見開き」になるので、2ページごとに見えてしまいますよね。

つまりはその「2ページ目が見えてしまわないように1ページずつ読め」ということでした。

僕も僕で、その言いつけを守り2ページ目を隠しながら読んだのですが、その無駄にも思える作法が意外と功を奏してなのか、未だに僕の中でも殿堂入りしています。

はつねのタンメンにはそんな作法じみたものを行うべきに値する尊大さを感じるんですよね..。この感覚は是非とも体感してみてほしいです。

厳かな気持ちになれます。

今日はこんなところで。

次で終わりにしようかなと思いますが、ちらほらちらほらと思い出されてきてきりがありませんね笑。

次回は3軒とはいかないかも知れません。

仕事に疲れた妻を僕1人でご機嫌にすることはむずかしく、これらの飲食店に心を救ってもらった日は数え切れません。

コロナ禍に於いて飲食店は目の仇にされがちですが、食ほど具体的に生物の心身を癒すものもありませんからね。

感謝が改めて湧いてきます。

今回は西荻窪に絞ってますが、近辺の町でまた幾つか夫婦定番のお店もあったのでそちらもどこかで書いておきたい。

それでは本日も、お疲れ様でした。

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