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【食べる魚コレクション 008】 イトヨリ

食材の知識マガジンのなかで魚に特化したのが「食べる魚コレクション」マガジン。


イトヨリダイ

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長崎産のイトヨリダイが1000円で売っていたので買ってみました。買ったものは、体長30センチ前後。成長すれば体長は40cm近くになります。細長く、やや側扁(「へんそく」。左右に平たいこと)。頭部のすぐ後ろ、肩にあたる部分に小さな赤い斑紋があります。体側に黄色い筋状の文様が走り、尾鰭(おびれ)上葉が糸状に伸びています。

分類

スズキ目→スズキ亜科→イトヨリダイ科→イトヨリダイ属→イトヨリダイ

名前

和名:イトヨリダイ、イトヨリ
学名:Nemipterus virgatus (Houttuyn, 1782)
英語:Golden threadfin-bream, Besugo

生息域

海水魚。水深40–250mの砂泥地。

新潟県から九州南岸の日本海・東シナ海、鹿島灘から九州南岸の太平洋、瀬戸内海、東シナ海大陸棚域。

産卵期

春から夏

概要

高級魚。姿が良いので切り身にして美しい。クセのない白身。安定して高値。

選び方

目が澄んでいる。模様が鮮やかではっきりしている。触って張りのある。エラが鮮紅色のもの。

旬は秋から梅雨時の産卵前。 

食べ方

鱗は大きいけれど、薄く取りやすい。皮は薄い割りに強い。骨は細いが硬い。
血合いは美しくない。白身で水分が多く軟らかい。熱を通しても縮まない。

身に水分が多いものの熱を通すとふっくらと仕上がり、適度に繊維質で舌触りがいい。皮目に独特の好ましい風味がある。この繊細な味を活かすためには、煮るなら薄味で、また椀種(わんだね)などに向いている。油を使ったポワレやシュエがいいとか(※1)。実に味わい深い出汁が出るので、潮汁などは美味。刺身はそれほど味がないと(※1)いうことでしたが、実際にはかなり美味しかった(8月)。皮目を生かした皮霜造りに向いている(※1)とのことだったけれど、実際美味い!

刺し身

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オススメされていなかったが、刺し身、とても美味しかった。身は柔らかいが、旨味が強かったです。

皮霜造り

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このように斜めにきったけれど、「ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑」では、縦に切っていました。

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画像引用:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

次回はこうしてみよう。

【作り方】
三枚に下ろして、血合い骨を抜く。皮目に熱湯をかけて冷水に入れ、あら熱を取り、よく水分を拭き取る。これを切りつける。皮目に甘みがあり、身にもかすかに甘味がある。身は少し軟らかいものの旨味が強い。


塩焼き

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カマの部分を買った翌日に塩焼きにしてみました。美味い。普通にすごく美味い。


まだ作っていない料理

•酒蒸しあんかけ

•アクアパッツァ

•まーす煮

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画像引用:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

こんな具合。うまそうだなー。

•煮つけ

•潮汁(食べたい)

•ポワレ

•唐揚げ

•干し


参照


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