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【やってみた】映画Podcastが面白い。

Podcastに参加してみました。

Twitterでの長い友人タローさん(@CrushOnCinemaLL @lingualuminum)がやっているPodcastで、CRUSH on CINEMA というチャンネルがあります(タイトルは「映画に夢中!」みたいな意味)。

そこでの二人語り的な回のゲストとしてお呼びいただき、会話を収録して配信してもらったわけですが、これが面白い。まさにPodcastに夢中!

ここまでのところ、大きく分けて収録は2回。
1回目は、お互いにNetflixの映画を同時視聴しながら副音声的に話していく「勝手コメンタリー」というスタイルで、映画はデビッド・フィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』
そして2回目は、視聴しながらではなく純粋に作品について自由に語ってみるスタイルで、映画は菅田将暉&有村架純主演の『花束みたいな恋をした』でした。
収録は2回だけれど、そのままだと1本が長すぎるのでそれぞれ前・後編の2回に分けて配信しています。今日はこの両方についてのエピソードをご紹介したいと思います。

【勝手コメンタリー】 『ソーシャル・ネットワーク』

まず、記念すべき第1回目がこれ。タローさんとは僕のスペースなどで、何か話すプログラムをやってみたいねというやり取りをして、それから話が進み、どんな作品がいいだろう?という中で、僕の好きな映画過去ベスト10に入る『ソーシャル・ネットワーク』に決まりました。名作だし、フィンチャーだし、ソーシャルで配信する意味でもテーマ的にも良かろうと。
RiversideFMというプラットフォームで二人で話しながら収録し、その音声データをタローさんの方で整えていただくというスタイル。僕はそれに声ひとつ(マイクとヘッドフォンもですけど)で参加するかたちです。

何しろ初回ということで、僕の方も結構気合いを入れまして、マーク・ザッカーバーグ関連の書籍を読み返したりして話すネタを仕込んで臨みました。しかし、この映画を観た方ならご存知かと思いますが、とにかく会話のスピード感がものすごい作品なわけです。テニスの高速ラリーのように会話が展開される。なので話したかったネタもいくつか追いつかず…という部分はありましたが、それでも徐々にこちらも慣れてきて、特に後半のコメンタリーについてはちゃんと満足度の高いものに仕上がったと思ってます。

【前編】

こちらが前半。導入部はやはりぎこちなさがありますが、そこは初回ということでご愛嬌。今思うと緊張もあったかなというところです。

【後編】

後半になると、リズムに乗ったのかコツを掴んだのか、喋りたいようにしゃべれている感じがします。聴き比べていただくのもご一興かと。

【統合版】

ちなみにこちらが前・後編の統合版。ほぼ2時間ちょうどの映画なので、コメンタリーも2時間ほどの長いものになってます。Netflixなどで映画を流しながら、同時視聴してもらえたら最高!ですね。


【ネトフリフタリガタリ】 『花束みたいな恋をした』

そして第二回。Netflixを観ながら二人で語っていく「ネトフリフタリガタリ」はタローさんの命名。映画は、脚本が坂元裕二、主演が菅田将暉と有村架純の『花束みたいな恋をした』を選んでみました。ところで、この映画が紹介される時、ほとんど映画監督の名前が出ないんですよね。土井裕泰(どい・のぶひろ)さんがちょっと不憫ですが、構わず行きます。
結果的に、この作品をチョイスしたのはとても良かったと思っていて、一つにはタローさんと僕のトークにおいてのバランスが良かったこと。タローさんはとにかく洋画についての知識や造詣の深さがハンパないわけですが、ここで邦画を中心に置いて語り合うことで、ある意味互角にやり合える部分がある。邦画だけに限れば、僕もわりかし観ている感じではあるので。
そしてもう一つは、この人気作『花束みたいな恋をした』についてのPodcastが、おそらくはその作品の魅力ゆえに非常に多くの人に聴いてもらえたこと。これについては後ほど書きますが。

【前編】

こちらが前編。『ソーシャル〜』ですっかりペースを掴んだのか、自分自身リラックスして自然に話せています。まずは30分のPodcast。「本気で刺しにきた」という形容はタローさんですが、これは映画を観た方なら共感いただけるかと思います。

【後編】

そして後編。こちらは少し長く、60分前後になりました。ただ「最新作Podcast」だけあって、これが最も良い感じでお互い話せた1本だと思います。前編に比べるとどうしても視聴数は減っているのですが、この後編はぜひ聴いてもらえると、我々としてもとても嬉しいです。

驚愕のカテゴリ国内第1位!!
そして「今週のおすすめ」にも

そして事件が起こります。11/14、なんとApple Podcast Japanのランキングで、「テレビ番組/映画」のカテゴリにおいてCRUSH on CINEMAがなんと、国内視聴数1位を獲得!これには驚きました。その前に3位まで登っていたりなど、何かが起きているという感じだったのですが、さすがに国内1位というのはびっくりでした。もちろんPodcast全体で測定されるわけですが、数字を引っ張ったのは『花束みたいな恋をした』の前編で、この子が飛び抜けています。そして全体のプログラムの数字も上がっており、より多くの人にタローさんのPodcastが聴かれたということで、まさに僕としては参加した甲斐があったというものです。

さらに付け加えるならば、Apple Podcast Japan全体の「今週のおすすめ」にも表示され、注目度の高さが垣間見えました。名だたる有名人の番組と並んで、これはなかなかの快事であると言わなければなりません。

とはいえ、タローさんとも話しているのですが、実際のところそこまで数字を追い求める目的でやっているPodcastではないということで、ランキングというのは一つの嬉しいギフトに過ぎません。あくまで主眼は話すことの楽しみそのものであり、それを良い感じの仕上がりでPodcastという形にすることであります。ただやる以上、多くの人に聴いてもらえることは純粋に嬉しく、今後の継続においての大いなるモチベーションになることは間違いありません。と、僕はあくまでゲストスピーカーという立場なのでアレですが、今後もコメンタリーやフタリガタリなどの形で参加することについては個人的にも楽しみに思っています。

思えば、Twitterスペースについても僕はアンチ録音派でした。自分の声が残ることが嫌だったのです。でも、休みもあったけれどほぼ1年以上続けたスペースの経験を踏まえ、そこの抵抗感はかなり薄れていきました。Podcastの形でアップした自分達のトークを、今では自ら何度も聴きかえすくらいになったのは我ながら驚きでした。Podcast、楽しいですね。これは僕を誘っていただき、なおかつさまざまなセッティングをやってくれたタローさんに感謝の一言です。

聴いてみたいテーマはありますか?ご意見募集

さて、そんなこんなで記事も終盤です。僕自身、まだ参加したばかりでまだまだこれからということもあり、やってみたいPodcastのテーマというのはいくつもあります。それはそれとして、「この映画について話してみてほしい」「こんなテーマのトークが聴いてみたい」ということがもしあれば、こちらのコメント欄でもTwitterのリプでもDMでもなんでも結構ですので、お寄せくださると嬉しいです。

ということで本日はここまで。


ちなみに CRUSH on CINEMAはYouTubeチャンネルもあります。
Podcastとしてアップしている番組は随時こちらにも上がるそうなので、ぜひご登録を!

あ、それから、タローさんのもう一つのYouTubeチャンネル Lingua Luminum も実におすすめです。ソロキャンプ動画なのですが、映像や演出など随所に創意工夫があり、音楽のチョイスと相まって非常にクオリティの高い動画ばかりです。特に、ほぼ毎回インサートされる焚き火の動画がおすすめ。僕自身も、このチャンネルのシンボルマーク&ロゴを作成させてもらってます。

それでは、今度こそこの辺で。それでは!

やぶさかではありません!