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邦楽ジャーナルで『日本だんじり文化論』が紹介

「邦楽ジャーナル」(2021.7月号)に拙著『日本だんじり文化論』(創元社)の情報を掲載いただきました。

本書は、地車(だんじり)の歴史文化を「音の世界」からも探求しています。これにより文献史料だけでは確定できなかった地車の部屋割や各地への伝播の様子を知ることができました。登場する楽器は「太鼓・鉦・鐘・篠笛・三味線」です。「チョウサ」「ヨイトマケ」などの掛声とともに、無形の囃子の旋律は、有形の地車本体とは異なる振る舞いをします。

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中津(大分県)の祇園車や臼杵(大分県)の山車(やま)のルーツが大坂の地車であることに気づいたのは、その囃子の旋律がきっかけでした。

森田玲『日本だんじり文化論ー摂河泉・瀬戸内の祭で育まれた神賑の民俗誌』創元社
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4261

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