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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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#Physio365

腹式呼吸をするための運動療法ポイント3選!

今回は、腹式呼吸を行うための運動療法ということをテーマにして運動療法のコツについて紹介します。 横隔膜を使った状態で呼吸を行うことが腹式呼吸を行う上では求められますが、普通に腹式呼吸を促そうとしても横隔膜をしっかり使った呼吸が出来ない方がとても多いのが現状です。 実際に、腹式呼吸を促していくためのポイントとして、アスリートでも高齢者でも出来る方法として、座位姿勢で行える方法があるので3つのポイントを踏まえて運動療法で役立ててもらえればと思います。 1:肋骨が締まる状態を

股関節伸展制限の制限因子になる3つの筋肉の特徴&影響について!

股関節伸展制限がある方はとても多いです。 高齢者とかだと、伸展制限がない方の方がいないんじゃないかくらいの割合で、股関節伸展制限がある方が多いです。 関節にもよりますが… 基本的には、関節は伸展位で安定性が高まる関節が多く、反対に軽度屈曲位〜屈曲位で安楽肢位の様な状態になる関節が多いのが特徴です。 そのため… 基本的に日常生活では楽な姿勢を取る機会が多い分、普段から動かさない方向に可動域制限が生まれやすいです。(股関節や膝関節なら伸展制限。) 普段の臨床は、下肢疾

「動き方の癖」を見分ける際に最適!「動きの評価」で活用しやすいピラティスのメニュー5選!

ピラティスは「動きを鍛える」とも言われる様に、動きを変えるためにピラティスを活用することは効果的です。 そして… エクササイズとして、ピラティスを活用するだけではなく、動き方の癖を評価したり、動き方の特徴を評価する上でもピラティスを活用すると判断がしやすくなります。 エクササイズだけではなく… 評価としても活用できるということです。 数多くのピラティスのメニューの中でも、臨床での動きの評価において、活用しやすいピラティスの種目を5選紹介します。 動きの評価に活用す

周りの理学療法士よりも、頭一つ突き抜けた存在になる3つの方法!

過激なタイトルですみません。笑 「理学療法士」というタイトルですが、「柔道整復師」「パーソナルトレーナー」「インストラクター」でも全てに共通していることだと思います。 大多数ではなく、少数派に入り、自分の希少価値を高めるために今までやってきて自分なりに経験から実践して重要だと思ったことを3つに絞って書きます。 「理学療法士の資格持ってます。」 とか言っても、日本全国探せば理学療法士の資格持ってる人は探せばいくらでもいるわけで国家資格を持っているから安心とか、周りと違う

【誰でも確実に触診できる】膝関節アプローチに重要な「縫工筋」「半膜様筋」の触診方法のコツ!

以前ツイッターで… 殿部の触診方法のコツについてツイートしたら好評だったので、今回のコラムでは自分自身が臨床で実際にやっている膝関節アプローチに必要な「半膜様筋」「縫工筋」の触診方法について紹介をしていきます。 触診に関しては… 触りたい組織が確実に触れる これが1番大事になってきます。 例えば… 外側広筋を触診する場合だと、人によっては、大腿直筋を目印にして探す人もいれば、腸脛靭帯の下方に位置するため、腸脛靭帯を目印にして探す人もいると思います。 結局は触れた

脚のライン(O脚・XO脚・X脚)を改善する際に欠かせない筋肉!「股関節内転筋」を鍛えるべき理由5選!

膝疾患を診る上でも、脚のライン(O脚・XO脚)などの改善をする際にも1つカギになる筋肉をあげるとしたら「内転筋」になります。 内転筋が機能しないことで問題が起きている方は非常に多く、内転筋の重要性について一度知っておく必要があると思います。 今回のコラムは、普段から膝疾患やO脚・XO脚などの脚のラインなどを診る機会がある方には役立つコラムになっているため最後までご覧下さい。 機能解剖学的な特徴から5つをピックアップして解説をしています。 ①股関節を動的に安定化する

痛み・不良姿勢の「根本原因は根本ではないよ」って話!

整体院とか… 整骨院とか… ホームページやチラシとかで… 「根本から改善します」 「根本原因を見つけます」 という言い回しって定番でよく目にしますよね。 この根本から改善するという意味と、根本から解決するためには何が1番必要なのかを、今回のコラムでは考えていけるようなコラムにしているので最後まで読んでみて下さい。 整体や整骨院の根本改善 整体院や整骨院のホームページやチラシに、ほぼ100%と言えるくらい書いてあるワードが「根本から改善」「根本原因」というワード

アライメント異常に対する評価方法&捉え方で意識しておきたいポイント!

アライメントの決定因子 アライメントというのも… 各関節や骨の並びのことを意味します。 骨の並びや各関節のことをアライメントというため、関節や骨の特徴を理解しておくことがアライメント評価をする上では重要になってきます。 関節というのも… 2つの骨の繋ぎ合わせ これが関節です。 「何かの骨」と「何かの骨」の繋ぎ合わせで関節が構成されるため、関節を構成している骨の位置関係を評価することでアライメントが評価できます。 どっちが動いても関節運動

「膝が痛くなる人」「膝が変形する人」に多い日常生活の悪い習慣5選!

膝関節疾患を診る機会が臨床では多いんですが… 内側広筋の筋力低下がどうだとか… パテラの可動性がどうだとか… 足関節からの影響が大きいだとか… もちろん機能面を評価して、改善していくことで、可動域が改善したり、痛みが改善したりという経験も今まで沢山してきました。 しかし… そういった機能改善は根本的な解決にはなっておらず、本当の意味で膝の痛みを改善したり、変形を予防したりする際には24時間をデザインする必要があると思っています。 そして… 膝の痛みを訴えられる

「反り腰」を改善する5か条

姿勢改善をしたいクライアントさんを普段から診る機会が多いんですが、「反り腰」の人ってめちゃくちゃ多いです。 姿勢分類において… スウェイバック姿勢とか不良姿勢の有名どころですが、スウェイバック姿勢も診方を変えると普通に「反り腰」の状態です。 そんな反り腰を改善するために必要な考え方と、実際の運動療法ではどういったことをしていけばいいのかを紹介していきます。 今回に関しては… 「5か条」ということで、特に臨床をやっている中で、反り腰改善に大切なポイントを5つに絞って解

フリーランスに憧れる前に知っておきたい!理学療法士が病院やクリニックに働きながら、副業をすることが最強な理由!

SNSを見てると、フリーランス・独立しているセラピストの投稿が目立つ分、フリーランスとしての働き方に憧れているセラピスト・トレーナーも多いと思います。 憧れる理由って… ・お金を沢山稼いでいるから ・何かに縛られずに自由に働いているから ・自分のやりたいことやってる様に見えるから おそらくこの辺だと思います。 時間の使い方も自分次第ですし、お金も給料制ではないので、安定しない分、アッパーがないので自分が頑張れば、頑張った分、稼ぐことが出来るというのも誰もが知っているか

腰椎の生理的前弯&骨盤前傾の保持に重要!教科書には書いてない「腰部多裂筋」をダイレクトに使う運動療法のコツ!

今回は、腰部多裂筋の運動療法について。 多裂筋も脊柱の分節的な動きを行うために、重要な筋肉になり、骨盤前傾の保持や胸腰椎の生理的弯曲の構成において作用しています。 その脊柱に幅広く付着する多裂筋の中でも… 腰部多裂筋に関しては、実際に触診も行えますし、多裂筋の中でも筋断面積が大きく、骨盤から腰椎にかけるコントロールにおいて非常に重要な役割をしていると入れています。 ですが… 腰部多裂筋の運動療法を行う際に、腰部多裂筋へのダイレクトな運動療法って中々思いつきにくく、多

理学療法士1年目の給料16万円。理学療法士2年目で副業を始め、本業の手取り以上を副業で稼げる様になった方法!

先日にこんなTweetしたら… 結構反響があったので、マガジンの購読者もセラピストやインストラクターの方も多いと思うので、具体的な内容を書いてみようと思います。 色んな副業がありますが… 当時、理学療法士2年目の自分でもできた方法の一例になると思いますが、これから副業を始めようと思っている方や現時点でやっている方にも参考になることが1つでもある様なコラムにしてます。 副業を始めようと思ったきっかけ 副業を始めようと思ったきっかけからですが… 理学療法士の養成校時代

肩関節のリアル臨床【動画含む】

今回は、実際のクライアントさんの施術&運動療法などアプローチの前後を動画を含めて考察まで解説をします。 臨床では、肩関節を診る機会が多いんですが… 拘縮肩とかじゃなく、モーターコントロールの問題で、肩関節の痛みや可動域制限に繋がっているケースも多いため、そういったケースであれば、施術&運動療法の前後でハッキリ目に見える変化は出すことが出来ます。 今回は… 施術の前と施術の後を比較して、その評価とアプローチと考察について解説をしていきます。 では、本題へ入ります(*´