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かつての姿に思いを馳せて【日光市 大日橋・大日堂跡】
みなさまこんにちは。ななしのです。
長らく更新が途絶えてしまい、申し訳ありませんでした💦
ここ半年、引っ越しや新居の整備などなど、色々ございまして。
気づけばすっかり、季節が夏色に染まっておりました。
酷暑が猛威をふるっておりますが、みなさま体調にはくれぐれもご留意くださいませね。
さてさて、梅雨も明けた日曜日の昼下がり。
午前中は夫婦そろって予定があったのですけれど、午後はそろって暇をもてあましておりました。
「どこか行きたいけど、今から行けるところってあるかな?」
――ありました!
日光市久次良町にある、【大日橋】。
だいにちばし、と読むようです。
調べてみたところ、2000年10月に開通した歩道専用の吊り橋であるとのことです。
旦那さんいわくずっと気になっていたらしいのですが、正確な位置がいまひとつわからず、行かずじまいになっていたということで。
「じゃあ、行くなら今日じゃん!」
思い立ったが吉日。
わたしの好きなゲームでも『女は行動力!』という決めぜりふがございます。
そのまま、マップを片手に旧日光方面へ向けて出発することにいたしました。
清滝の方から国道122号線を下っていき、丁田屋さんを過ぎてから右に細い道が伸びているのを発見。
道幅は狭く、下り坂になっているので慎重に降りていきますと、駐車場らしきスペースが。
駐車しようと奥まで進むと……
「見えたー! 橋だー!」
![](https://assets.st-note.com/img/1690716612228-srJdQIeBSL.jpg?width=800)
石造りのアーチ風。とてもおしゃれな雰囲気です……!
さっそく渡ってみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690717161424-I8Og0CkD5s.jpg?width=800)
この橋、吊り橋とはいえとてもしっかりしています。
わたしたちしかいなかったので、少し走ってみたりしましたけれど、揺れたりはいたしませんでした。
吊り橋が苦手な方でも、比較的、安心して渡れるかなと思います。
(実際にわたしの旦那さんは吊り橋が嫌いで、いつも苦労するのですが、ここはすいすい渡れておりました)
さて。渡りきってから少し歩いてみました。
きれいに整備された公園といった雰囲気です。
すると、どうやらこの道、かの有名な観光スポット【憾満ガ淵】へ繋がっているようです。
【憾満の路】と呼ばれる道だそうですね。
憾満ガ淵は何度も行ったことがありますけれど、こんな道があったとは知りませんでした。わたしもまだまだです。
道中、海外からの旅行者と思われる、すてきなご夫婦とすれ違いました。
とても落ち着いた雰囲気をまとっていて、優しい微笑みをたたえて、仲睦まじく歩いているその姿は、見ているだけでこちらも幸せになれるようでした。
うーん。わたしたちも、あんなふうに歳を重ねていきたいものです。
さて。憾満ガ淵まで行けることを確認してから、いったん引き返してみます。
なぜかというと、実は駐車場から下に降りられる階段を見つけていたのです!
階段の傍らの看板には【大日堂跡】の文字。
歴史好きとしては【跡】というのはすなわちロマンなのです!!
![](https://assets.st-note.com/img/1690720667889-GzAX0rvTyu.jpg?width=800)
降りていった先は、開けた場所でした。
手前の方には石碑がいくつか佇み、奥にはお地蔵さまが並んでおりました。
ここは昔、大日如来を祀ったお堂が建てられていたそうです。
傍らには大谷川、そこから水を引いて池が作られ、それはそれは風光明媚な場所であったようです。
残念ながら、明治35年の9月、大谷川の大洪水で流失してしまったとのことですけれど、かつては多くの人で賑わっていたのでしょうね。
かの明治天皇も立ち寄られたとか。
あぁ、その光景も見てみたかったなあ。
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なんだか、諸行無常というか、栄枯盛衰というか。
「ここもかつては人で賑わっていたんだよなあ。口々にきれいだなぁとか言いながら、みんな来ていたんだろうなあ」
そんな昔の情景を想像しながら佇んでいれば、なんとなくせつないような、しみじみとした気持ちが生まれてきますね。懐古。
この感覚が、歴史めぐりの醍醐味なのよ。好きなのよ。
旦那さんはというと、ショート動画を作りたいらしく、下までおりていっておりました。
わたし、なんとなく嫌な予感がして、下までは降りませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1690760982470-6AfEbYc4IS.jpg?width=800)
景色がよく、そして人もほとんどいないので、とてもまったりくつろげる場所でございました。
時間がゆっくり流れているようで、とても癒し。
ちょっと腰を下ろせるような場所がありましたので、そこに座って麦茶をグビグビ。
うむ。美味しい!空気も美味しい!すてき!!
そんな感じで、わたしたちは足取り軽く帰路に就いたのでした。
……さてみなさま、こちらにいらっしゃる際は、一点だけご注意ください。
ここ、下に降りるとヤマビルさんがいらっしゃるようです……!
帰宅してから気がつきました。
旦那さんの足元から、おびただしい量の出血が!!!
あぁ……あの予感はこれだったか。
わたしは無事でしたので、おそらく下にいらっしゃったのでしょう……!
いつぞやに、日光市内の滝を見に行ったとき。わたしは計三匹のヤマビルさんに足を這われた経験があるので、これに関しては慎重を期しております。
すれ違ったあのご夫婦は、だいじょうぶだったかしら。
このあたりで座ってお休みしていたようでしたので、心配です。
ヤマビルさんにはご注意を……!
まあヤマビルさんはともかく、歴史を感じつつお散歩するのが楽しい場所でございました。
憾満ガ淵の観光の際に、こちらまで足を延ばしてみるのもいいかもしれません。
わたしも今度はそちらから行ってみようかなあ!
憾満ガ淵にどう合流するのか、気になる……!
2000年にできたばかりということですが、お恥ずかしながら、わたしはこの場所を今まで存じ上げませんでした。
うーん。まだまだ知らない日光の姿があるのだなぁと再認識いたしました。
よーし、まだまだ発掘していこう!
きっとまだまだたくさん、すてきな場所があるはず!
次回もまた、レポートしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
![](https://assets.st-note.com/img/1690763679439-NgPrT9FkQK.jpg?width=800)
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