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記事一覧
風の陰翳/長歌【詩】
苟も
弥が上にも刺草と
硝子の猫の爪痕を金色の風が吹き撫でて行く
*
苟も硝子の猫の陰翳を揺らす心象と刺草の影
(20230829/私之若夜=しのわかや)
※写真はCanvaからいただきました。
大雪を憂う/長歌【詩】
初雪を見ずに年越ししたものの
寒さばかりが厳しくて
他所では既に降っている
けれども木枯らしばかり吹き
まだしばらくは降りそうもない
*
軒下の小さな氷柱も見ないまま
年越しをして未だ雪を見ず
晴れ続き意表をつかれ大雪に
見舞われないかと憂うこの頃
(20220107/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はCanvaからいただきました。
よいクリスマスを/長歌【詩】
街中が 赤と緑と 白と銀
それらの色で あふれてる
聖歌の声は
基督の 礼拝堂から 響いてくる
そうだ今夜は
クリスマス・イブのお祝いだ
ごちそうを さあ用意して
楽しく過ごそう
*
新しい年がもうすぐやってくる
メリークリスマス よい週末を
(20211224/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はcanvaからいただきました。
ある旧友の詩/長歌【詩】
性格は 生まれついての 天然色
緊張感は まるで無く
暢気なことを言っている
みんなが走れば ゆっくりと
のんびり構えて 座り込み
歌など詠って 茶を飲んで
忘れた頃に 立ち上がり
何を思ったか 走り出す
ネジが一本 足りないか
歯車が一個 落ちてるか
何か他とは 異なって
緩急自在に ずれていて
肝心なことは
冷たい霧雨/長歌【詩】
霧雨や 冷たい雨が 降りかかる
木々の枝葉や 草の葉に
小さな水の 粒粒が
纏わりついて 包み込み
冬の時間へ 拐おうとする
*
時雨などではない冷たい雨が降る
寒気の霧で世界を包む
(20211216/私之若夜=しのわかや)
※この詩は、2021年12月6日に詠んだ長歌を編集して掲載しています。
ですので、天候気候も、その日のものです。
写真はCanvaからいただきました。
雨のち晴れでよし/長歌【詩】
明け方には すっかり雨が 止んでいて
七時頃には
青空も 所々に 見えてきて
西の空から
お天気の 回復するのも 見えてきて
やっぱり今から 出掛けます
そんな事情で では 行ってきます
*
いつだって外に出るとき
晴れならば晴れてるだけで気は楽になる
(20211211/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はCanvaからいただきました。
紅葉も終わる/長歌【詩】
敷石の 上に紅葉が
ひしひしと それを覆うように
降り積もり 降り積もっては
ひらひらと また舞い落ちる
赤、紫、 橙、黄色と 色も鮮やかに
*
門前の落ち葉を掃いた冬の日に
寒さ厳しく 紅葉も終わる
(20211206/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はCanvaからいただきました。
湯たんぽ讃歌/長歌【詩】
焼けるほど 熱くなりすぎず
温くなく 冷たくもなく
心地よい 温度を保つ
快適な 夜の眠りへ いざなう湯たんぽ
*
冬の日の寒い夜には
湯たんぽが快適な夜の眠りへ誘う
(20211205/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はCanvaからいただきました。
夜は冬のごとし/長歌【詩】
誰でもいい
話を聞かせてくれればいい
そしたら僕は 何も言わず
黙って笑顔で 聞いていよう
話が嫌なら 何も言わず
黙ってそばに いればいい
そしたら二人で 夜明けまで
明るくなるまで そうしていよう
*
孤独でも
誰だっていい
そばにいてくれさえすれば
夜は凌げる
(20211111/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はcanvaからいただきました。