貼り絵/長歌【詩】
寒い夜
ひとり小部屋で 眠れずに
灯りを付けて
恋模様に 淡く染まった水色の
小さく切った千代紙を
指で抑えて するすると
台紙の上を 繰り返し滑らせながら
はらはらと 移ろう心を
はんなりと 短か歌として詠ってる
もの想いながら 詠ってる
切り貼りした絵は 未完成
今頃どうして いるのやら
冬の最中に 想いやる
寒さに凍えて いはしまいかと
*
未完成の 貼り絵は今も そのままで
君への想いも あの時のまま
(20220104/私之若夜=しのわかや)
※これは1年前に投稿した記事の再掲です。
写真はcanvaからいただきました。