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文学フリマ大阪12(2024/9/8)出店レポート


1.文学フリマ大阪12出店報告&御礼

2024/9/8(日)に行われた文学フリマ大阪12に出店しました。去年の文学フリマ大阪11に初参加してから1年。思い出の場所に、また戻ってこられました。
私の作品を購入してくださった皆様、文フリ運営事務局の皆様、ボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございます。

今回は前回よりもさらに多くの方にお越しいただき、過去開催の文フリと比較して売上部数が大幅にアップしました。
⇒過去最高の頒布数を記録しました!
今後の活動に対するモチベーションがめちゃめちゃ上がりました!!

2.売れ行き

2-0.頒布作品

下記の記事でご紹介した3作品プラス、無料配布の短編小説(手作りのコピー本)を頒布しました。

①みあれ! 神ガチャ(新刊、1,000円)
②裏路地レトロ喫茶店~お食事おまかせにて承ります~(既刊、500円)
③転職先は『うらめし屋』(既刊、1,000円)
④フリーペーパー de 短編小説(無料配布)

2-1.売上(概略)

20名の方にお越しいただき、合計で24冊お買い上げいただきました(無料配布の頒布数は含めていないです)。
①みあれ! 神ガチャ ⇒7冊
②裏路地レトロ喫茶店~お食事おまかせにて承ります~ ⇒12冊(完売!)
③転職先は『うらめし屋』 ⇒5冊
④フリーペーパー de 短編小説 ⇒11冊(完売!)

※補足
複数の作品を一緒にお買い求めくださった方がいらっしゃったため、訪問者数合計は20名に対し、売上部数合計が24冊となっています。

2-2.売上(詳細)

・作品ごとの売上部数を男女別で表したものが下記のグラフ(図1)です。

図1. 作品別・男女別の売上部数

・時間帯ごとの売上部数を作品別で表したものが下記のグラフ(図2)です。

図2. 時間帯別・作品別売上部数

・時間帯ごとの訪問者数を男女別で表したものが下記のグラフ(図3)です。

図3. 時間帯別・男女別訪問者数

2-2.傾向

・ご訪問、ご購入いただいたのは女性が多かった
・既刊の「裏路地レトロ喫茶店」の売上が最も多かった
・12時台と14~15時台の訪問が多かった
・お一人で2~3作品ご購入いただくケースがあった(嬉しい……涙)
・前回の文フリ大阪11でいらっしゃった方で、今回も来てくださった方がおられた(嬉しい……再涙)

2-3.なんちゃって分析

①既刊の「裏路地レトロ喫茶店」の売上が多かった理由を考察
・価格がいちばん安い(他の2作品は1,000円、本作は500円)
・唯一、絵師様に描いていただいた表紙を使用している(見た目のインパクト)
・短編集である
・あらすじ等で作品のテーマが伝わりやすかった?

②12時台と14~15時台の訪問が多かった理由を考察
・12時台は、一般来場者で、事前に「このブースで買う」と決めていた方が訪問してくださった印象
・14~15時台は、開場直後の混雑を避けて会場にいらっしゃった一般入場の方かも?
・15時~16時台は、出店者の方が来てくださった時間帯なので、一般来場者+出店者で多くなった感じがする

③売上大幅アップの理由を考察
・これまでしていなかった、以下の試みが功を奏した
 [1] noteで作品の紹介や裏話的な記事をアップした
 [2] カクヨムでの「100日連続投稿チャレンジ」を実施した(※1)
・noteの記事には、テーマや作品に込めた思いを書いたので、記事を読んで共感してくださった方が、作品を買ってくれた
・「100日連続投稿チャレンジ」やってますよね!とお声をかけていただくことが何度かあり、それで認知してもらえていた
・ブースが列の端っこだったので、目に留まりやすい & 立ち寄りやすいという好条件だった
・ブースでは、ちょっと高めの飾り棚に見本を置いており、棚の前に立つとお互い姿が見えなくなるので、立ち読みしやすかったのかも

※1
「100日連続投稿チャレンジ」は、100日間毎日ショートショートを投稿するぞ!できなかったら二度と創作界隈に顔を出すなよ!分かったな!というチャレンジのことです。セルフ十字架です。私の敬愛するはの氏Prologueという短編小説投稿サイトで1日1小説生活をされており、感化されてチャレンジを始めました。はの氏の場合、1500本以上投稿というとんでもない偉業を継続中なので、それを聞いた後だと私の100日という数字が霞んで見えるのは仕方なし。

3.やらかした失敗

3-1.無配本が足りなくなった

今や文フリで頒布する無配本の恒例になっている「フリーペーパー de 短編小説」は、なんと13時台で完売しました。
欲しかったのに無かったよ、という方、すみません……m(_ _)m
前回の東京開催では無配本すら手に取っていただけず、ほとんど持ち帰ったという苦い経験があって、今回は抑えめに10部程度しか用意しなかったせいです。本当に申し訳ないです……。

3-2.既刊が足りなくなった

無配本だけでなく、既刊の「裏路地レトロ喫茶店」まで足りなくなりました。理由は同じで、東京での惨敗を引き摺って11部+見本2部しか持っていかなかったせいです。
最後に購入いただいた方には、見本誌コーナーにあったものをお売りすることになってしまいました(Xのフォロワー&出店者の方です。名前を勝手に出していいか分からないので、いったん伏せます)。
見本には全て透明ブックカバーを付けてあったので、汚れてはいないはずですが……それでも、きちんと透明袋で封したものをお渡ししたかった……。

3-3.付録を渡し忘れた

新刊の「みあれ! 神ガチャ」をご購入いただいた方には、別途付録をお渡ししていたのですが、一組のお客様にお渡しするのを忘れてしまったのです。少しして気づいて追いかけたのですが、あの混雑の中で見失ってしまいました……。
あの時来ていただいたご夫婦の奥様、本当に申し訳ないです……。無料でお付けしている付録とはいえ、いつかお渡ししたい……。

3-4.お菓子とお渡し用の手提げ袋が無くなった

作品を購入してくださった方に、せめてもの感謝の気持ちを形で表したくて、個包装されているお菓子を配っていました(スーパーで売っているお徳用の品ですけど……)。予想をはるかに上回る数のお客様が来てくださって、なんと配布用のお菓子が無くなりました(笑)
そのため、自分が食べようかなと思って買っておいたお菓子を配ったのですが、なんとそれも無くなって、後半来てくださった方には何もお渡しできるお菓子が無かったです……涙
ごめんなさい……汗

あと、私は購入いただいた本をビニールの手提げ袋に入れてお渡ししているのですが、なんと手提げ袋も無くなりました。手提げ袋が完売してからいらっしゃったお客様はいなかったので、なんとかギリギリで耐えました……汗

嬉しい悲鳴なのですが、今回はいろいろと見通しが甘く、準備不足が目立った日でもあったので、その点は反省ポイントです。

4.嬉しい出会い3選

4-1.リピーターの方の存在①

前回の文フリ大阪11で私の作品を「面白い」と言っていただき、Webで公開している作品も読んでくださっているお父さんが、今回も来てくださりました。文フリ大阪11から増えた2作品を一緒に買ってくださって、「100日連続投稿チャレンジ」で投稿した作品も見てるよと言っていただいて……嬉しさで内心では小躍りしていました(笑)。
実は、そのお父さんが私の初めてのお客様なのです。私が紙本販売デビューした文フリ大阪11で、一番最初にブースに来て「転職先は『うらめし屋』」を買っていただきました。私があまりにもコミュ症すぎて、こみ上げる喜びと感謝の気持ちを当日にお伝えしきれなかったのが悔しい……。

4-2.リピーターの方の存在②

文フリ大阪11で、出店者のとある女性が私の作品を買ってくださったのですが、今回もブースに来て買ってくださりました。
私があまりにもコミュ症すぎて(またか)、話したいことが纏まらず、さらには若干吃音も出てきてしまって、感謝の気持ちを伝えきれませんでした。
実は、その方、Xで私のお品書き紹介ポストをいいね・リポストしてくださっていたので、そのお礼も伝えたかったのに、言葉が出てきてくれない……。こちらも当日伝えられなかったのが悔しいですが、本当に感謝しています。

4-3.繋いでもらった縁

とある出店者(正確には、出店の手伝い?)の男性が、私のnoteの記事を読んで興味を持っていただき、当日私のブースにまで挨拶に来てくださりました。私が後程その方のブースまでご挨拶に行った際のこと。なんと、ブースから離れて一緒に行動してくれたのです(笑)
私の作品と似たようなテーマを扱っていたり、似た思いを抱いていたりする出店者のブースまで案内してくれました(2カ所)。
どちらも事前のWebカタログチェックでは見落としてしまっていたブースだったので、彼がいなければ、せっかく同じ空間にある同じ思いを持った同士の作品を手に取ることができなかったです。縁を繋いでくれた彼に感謝の意を表したいです。

上で紹介させていただいた方以外も、もちろんですが、感謝の念に堪えません。素敵な作品がたくさん並ぶ中から、私の作品を選んでくださったことが本当に嬉しいです……!

5.今後について

文学フリマ京都9(2025/1/19開催)に応募中です。申し込みしたのが文フリ大阪12の後だったので、たぶん抽選になります。そのため参加できるかはまだ分からないのですが、もし抽選に通ったら参加させていただきます。
期間的に厳しいけど、短編を出したいなぁと考え中です。

あと「100日連続投稿チャレンジ」がもうすぐで達成します。100日達成まであと10日切った‼
達成しないと、自分が自分で科した十字架で活動できなくなるので、そうならないよう頑張る所存です。

長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ぜひまたお会いしましょう!

この記事を書いたひとの紹介

エブリスタNOVEL DAYSカクヨムで作品を公開している野良物書き。
2020年にエブリスタで公開した「転職先は『うらめし屋』」が新作セレクション10月22号に選出される。
2023年、同作品を自費出版し、文学フリマにて販売を始める。
吃音症で、緊張したり急な質問を受けると症状が出る。
「心を擦り減らした誰かに寄り添う」物語を書いていきたいと思っている。

◆作品
2023年9月10日発行「転職先は『うらめし屋』」
2024年5月19日発行「裏路地レトロ喫茶店~お食事おまかせにて承ります~」
2024年9月8日発行「みあれ! 神ガチャ」


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