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アイデアはどうやったら生まれるのか、を考えたことの話

■はじめに

こんにちは!クリエイターのShinoと申します。
今回もタイトルのことについてまとめてみました。

〈最近の私のワーク〉

■アイデアは「既知」からできる

漫画家が机に突っ伏して頭を抱えて「アイデアが出ない…」と悩んでいる描写があったり、リラックスグッズのレビューで「アイデアが浮かぶようになる!」と書かれていたり。こういうのを見ると、アイデアというのは虚無からふわりと浮かび上がる「空想」のような印象を受けます。もちろん、私の勝手な想像です。

一方で、私はアイデアを「既知からできるもの」と捉えています。これまで収集した知識や、学んだ技術から生まれる、という考えであり、少なくともその前提でこれまで様々な創作物を世に出してきました。

例えば、「火星人が感動するような料理のアイデアをください!」と言われても、「あります!」というような料理人はいないはずです。何故なら、火星人が好きな料理なんてわからないから。それに対して、「アメリカの方をもてなす料理のアイデアをください!」と言ったとすると、それなりに出てくると思うのです。国産の米や魚を使った寿司とか、家庭で出てくるような煮物とか。これらのアイデアは、「海外の方は日本の文化に触れることで喜んでもらえる」という既知の情報から来るわけです。

■「アイデアが出ない」時どうするべきか?

ここまでを考えれば、アイデアが出ない時の対策は明白です。それは情報収集をして「既知」を増やすこと。知識がないのにアイデアを絞り出そうとしているのは、カラカラのスポンジを握って「水が出ない!」と言っているのと同じです。まずは水道から水を出して、それをスポンジにたっぷり含ませるところから始めるべきですよね。

冒頭に挙げた「リラックスグッズ」がアイデアと関係があるのか?を考えると、既知の情報が十分にある場合に、リラックスによって整理してくれる役割があるのかもしれません。豊富な知識があったとしても、緊張してしまうとそれを整理できなかったりするので、そういう点では「心の安らぎ」は確かに重要です。しかし、それでもやっぱり「アイデアが浮かぶ」と書かれると首を捻るところはありますが…

今ある状態から、突然のようにアイデアが飛び出てくる!なんてことはありません。詰まったら「既知」を集めるのが大事。自分にも言い聞かせてこれからもいろいろなものを作っていきます。

Shino


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