宮古旅行記 ②
[前回はこちら↓]
余った18きっぷで東北地方のJR未乗区間を潰すべく、仙台から釜石線や三陸鉄道を経由して宮古までやってきた。
宮古到着
実は宮古を訪れるのは今回が3回目。
初回は本州最東端の地・魹ヶ崎を訪れる為に仙台から三陸道で、2回目は本州最北端の地・大間崎の帰りに同じく三陸道で浄土ヶ浜を訪れた。
ということで3回目でありながらも宮古駅を利用するのは今回が初。
まずは昼食をとるため、駅から数分歩きよし寿司へ。
前回訪れた店が美味しかったので同じ店に行こうかと思ったが、折角なので冒険してみることにした。
カウンター席に座り、10貫の握りを注文。
店内は地元の人と思しき人達で賑わっており、4人いる寿司職人さんは忙しそうに動いていた。
寿司は勿論三陸産の物が含まれており、どれも非常に美味しかった。2,800円と学生には少しお高めだったが、それに見合うだけの価値はあったと思う。
職人さんから「旅行ですか?」と声をかけていただき、コミュ障の私は最初少し狼狽したものの、良い時間を過ごすことが出来た。
宮古駅に戻り、浄土ヶ浜行きのバスを待つ。
少し時間があったので、駅で入場券を買ってみた。
マルス券の入場券が欲しかったが、硬券の方がレアかもしれない。
奥浄土ヶ浜行きの岩手県北バスがやってきた。
駅前の広場では鍵盤ハーモニカを吹いている人がおり、ポカポカと暖かく非常にのんびりとした良い雰囲気だった。
途中道の駅みやこに停車。
街中には東日本大震災の浸水表示が至る所にある。
浄土ヶ浜
20分ほどで奥浄土ヶ浜に到着。
観光客が沢山いる浄土ヶ浜海岸を横目に、奥へ進んでいく。
浄土ヶ浜は以前も訪れているので、更に奥にある蛸の浜に行ってみることにした。
看板が指し示す方向には山があるだけのように感じる。
しかし自然歩道の方が明らかにショートカットになるので、先に進んでいく。
少し進むとすぐにトンネルにぶち当たる。
中は手掘り感があるが、そう見えるように作られているだけだろうか?
トンネルは先が見える一直線なので、割とすぐに出られる。
こちらには観光客は殆どおらず、防波堤で釣りをしている人の方が多い。
人がいないのでぼーっと海を眺めた後、浄土ヶ浜に引き返す。
白い奇岩と緑がかった青い海が美しい浄土ヶ浜。
この辺りは人が多いので、ゆっくり休憩できる展望台に向かう。
柱状節理とは少し違うのか?ともかく不思議な形状の崖。
山道を少し登り、御台場展望台へ。
人がおらず、座る場所もあるので浄土ヶ浜を眺めながらしばし休憩。
さらにビジターセンターで休憩し、帰りのバスに乗り込む。
帰りのバスが宮古駅に着く時間と山田線の発車時間にあまり余裕がなかったので心配だったが、改札が始まる前の丁度良いタイミングで宮古駅に到着。
山田線
宮古駅を発車する山田線は1日6本、うち盛岡まで駆け抜ける列車は4本しかない。
お昼時唯一の列車(15:54発)だからか、待合室には多くの人がいた。
ここから盛岡まで約2時間半の長い旅が始まる。
今日は4時半頃起きたので非常に眠く、山田線ではずっとウトウトしていた。
車内は全ての座席が埋まる程度の混雑具合だったが、途中駅での乗り降りは殆どなく、全員が宮古から盛岡まで通しで乗車していた。
そんなこんなで盛岡駅到着。
まず予約したホテルにチェックインする。
今回泊まるのは東横インだが、ポイントで泊まっており、交通費も余った18きっぷなので殆どお金がかかってない。
盛岡散策
東横インのすぐ近くにある盛岡の有名焼肉店・盛楼閣へ。
土曜日の夜ということもあり非常に賑わっていた。
今日はこの後別の場所に行く予定があるため、冷麺だけ食べて店を出る。
以前は岩手銀行赤れんが館などの近く・肴町商店街などのアーケード街を歩いたが、駅前を進んだ先の大通り商店街には初めて来たので、盛岡の街の広さを感じた。
この辺りは夜の街としての側面を持っているようで、酔っぱらいやキャッチが多くいた。
やってきたのは盛岡のアミューズメントカジノ・BLUFF。
最近友人にポーカーを教えられ、すっかりハマってしまった。
アミューズメントカジノに来るのは今回が2回目なので非常に緊張したが、意を決して入店。
常連の方が多かったが、2回目にしてはそれなりに楽しめたと思う。
6人のトーナメントに参加したが、3時間ほどプレイして4番目に飛んでしまった。
以前渋谷のポーカールームに行った時は初心者用のトーナメントに参加したが、今回はぶっつけ本番で飛び込んだ為、周りも上手い人が多く大変だった。
良い経験ではあったが、私のような小心者は大人しく都会の人が多い場所に行った方が良いかもと感じた。
周りの人は普段出会わないような人達(失礼を承知で言うと若干ヤンキーっぽい)だったので怖かったが「盛岡の人?仙台から?旅行?どこ行ったの?」等々話しかけていただき、良い時間を過ごすことが出来た。
その後はホテルで8時過ぎまで爆睡し、疲れたので何処かに寄って行くこともなく仙台に帰ることにした。
盛岡の有名なコッペパン・福田パンの店舗は駅が遠い場所にあるので、駅の一角で販売しているのはありがたい。
朝食として一個菓子パンを買って列車に乗り込み、4時間弱かけて仙台へと帰っていった。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
ー完ー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?