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母は最高だぜっっ!

3度目の緊急事態宣言を受け、1人だけ休校になってしまっている長女が
私に代わって、普通に学校がある次女とわたしのお弁当を早起きして作ってくれた日の夕方。

次女は帰宅して、お弁当箱を出しながら長女に
「お弁当ありがとう。おいしかったよ」と言い
それに長女が「よかった。ありがと」と返事をしていて、
なんて平和なんだと思った。

あえて言う必要もないが、あえて言うと。

常にこんなに平和なわけではない。
なんや言うたら、そんな長女は1年前はすさみまくっていて
反抗期というかなんというか。

部屋に閉じこもり、しまいにはクローゼットに閉じこもっていたほどだw

彼女が普通にもどったのは、この数ヶ月のこと。
それまで何度ぶつかり、何度気を揉んだことか…w

これは、長女に限ったことではなく、
3人も子供がいると、常に誰かしらが、ややこしかったりする。
機嫌がわるかったり、半グレになっていたり、そんなこと朝飯前なのであ〜る。そして母はいちいちそんなことで動じたりもしないのであ〜るww

ぐぐーっとこれまでのことを振り返った時に
忘れられないことがある。


初めての出産が双子だったわたしは、
常にいっぱいいっぱいのなか子育てをしていた。

双子が1歳すぎまではアメリカで子育てをしていた私は、日本に帰国して
双子を日本で育てる壁みたいなのを感じつつ、愚痴っていても仕方ないので、必死で日々をすごしていた。(ちなみに当時のわたしは、試行錯誤はしてたけど、必死なつもりはなく、自分なりに楽しんでいたと思う。)

気に入らないことがあると、床にひっくり返って泣き叫ぶっていうのが常套手段なふたり。


2人の間では、意思疎通ができていて、気に入らないことがあると、すっごい一瞬のスキにかみつくっていう技を持っていて、どっちかが急に泣くからどうしたのかと思ったら手に歯形がついていたり、ひどい時は頬に歯形がついていたり。血が滲んでいることだって日常茶飯事やった。

どっちかがエレベーターのボタンを押すと、もう片方が泣く。
どっちかが鍵を開けると、もう片方が泣く。
常にそんなことのオンパレード。

スーパーに行けば、2人ともカートに乗りたいという。2人を納得させる方が大変やから、カートを2台、前と後ろにひき「すいません、すいません」と謝りながら買い物をする日々。だから世話好きなママ友がおむつを安いから買ってきたよーなんて届けてくれる日には、飛び跳ねて喜ぶような日々やった。

あの日々を明るく気丈に、1人でやってのけてた自分をほんまにすごいと思う。

それが2歳検診やったかな?よく覚えてないけど、検診で「2語分を話しますか?」とか「○○はできますか?」みたいな質問をされ、初めて「あれ?うちの子できてるかな?」って発育に疑問をもった。検診会場で、保健師さん?の面談を受けながら、2人の成長をみてもらっている時に「お母さん、がんばってるねー」って声をかけてもらって、わたしは涙が止まらなくなった。

まさか、自分が泣くなんて…


まさか、そんなところで軽くかけられたその言葉が、自分の中で堰き止めていた何かを解放することになるなんて、想像もしていなかったから、本当にびっくりした。でも、それくらい自分の中で張り詰めていたんやと思う。

そんなこんなで、とにかくうちの双子は、手がかかった。

意思はしっかりあるのに、伝える術を持っていなかった2人は泣く。噛みつく。ひっくり返る。それが彼女たちの伝える手段。

そんな彼女たちが、それなりにスクスク育ち、ちっと舌打ちをしたり、睨みつけたり、クソババァ呼ばわりしたりしながら伝えたいことを伝えるどころか、お弁当をつくってあげたり、それにありがとうと返事をしたり、そんなやりとりをしているのを見ると、成長を感じずにはいられない。

母親の醍醐味っていうのは、そんな風に1人の人間の成長を長期間にわたって見守り続けられることにあるんちゃうかなーって思う。
わたしはわたしが生きているかぎり、彼女たちを母として見守り続けるんやと思うから。


クローゼットの中にこもってる長女を見守りながら、この子はいつでてくるんやろなー?って思ったり、それをいつネタにして話せるようになるんかなーって遠い目で眺めてみたり。(速攻ネタにしてるけどwww)

かと思えば、仕事で疲れてる私の代わりに、さらっと食事を作ってくれたり、助けてくれたりする彼女たちは、よく考えれば、わたしの身長をはるかに越してわたしよりも随分と頼もしく育っている。

なんていうか、こんだけ体当たりで、表現しあえたり、思い合えたりするのって、本気で信頼しあえているからかなーって思ったら、やっぱりわたしはこの子たちの母親でよかった。

#母最高かよ !なのだっっ。

ちなみにこの投稿は、休校のため自宅学習?中の長女と屋上で仲良く向かい合って書いている。今日の彼女はおだやかで、この時間を彼女なりに楽しんでいる模様であります。

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