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シャルル七世のプレジャーズ・オブ・ライフ(完)

カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。今回分で完結です。

あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

noteでは紹介を兼ねて、今日の更新分から一部引用します。

 2024年現在、フランス・パリのクリュニー美術館(国立中世美術館)で『シャルル七世時代のフランスの芸術展(LES ARTS EN FRANCE SOUS CHARLES VII)』を開催している。

 歴史家たちのトークとは少し違うが、フランス本国における最新の「シャルル七世」評といえるだろう。まずは、名前を冠した展覧会をやれるくらいには再評価が進んでいることを喜びたい。

 この展覧会は、前々回と前回でテーマにした
「シャルル七世の快楽(plaisir)」が本当はどういうものだったかを証明する一助になると思うので、プレスリリース(報道資料)を翻訳して紹介する。

------(中略)------

 むしろ私は、私生活の充実した趣味人ぶりを知れてよかったと思う。
 激動の時代に生まれて、苦悩の果てにカタルシスを得るのは素晴らしいが、同時に「推し」にはやはり幸せでいてほしいからだ。

シャルル七世のプレジャーズ・オブ・ライフ(3)教養と趣味を楽しむ - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


勝利王シャルル七世——
ようするに、プライベートでは「教養ある趣味人」なのだろうなーと納得しつつ、この歴史エッセイを締めくくります。

続きはカクヨムにて。

★評価や♡イイネをいただけると作品の後押しになります。
よろしくお願いします!

歴史家たちのポジショントーク:矛盾だらけのシャルル七世

あとがき



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。


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