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外国人の名前を日本語表記する時の「・」や「=」の使い方

自分のための備忘録。
外国人の名前を日本語表記するときに見かける「・」や「=」の使い方について。

外国の人名で「ハイフン(-)でつなげた複合名」を日本語で表記するとき、日本語の特性上、伸ばし棒(ー)と間違えるのを避けるために二重ハイフン(=)にするルールがありますが、これは等号(=)で代用可能です。

これは、禁止事項ではありません。


webコンテンツは横書きが基本ですから、
二重ハイフン(=)でも、等号(=)でもそれほど見た目が変わりませんが。

例えば、webコンテンツからの書籍化などで、横組みから縦書きに変わるとき、DTPオペレータとしましては…

二重ハイフン(=)は自動的に縦書きになってくれないので、手間がかかります。全角の等号(=)を使ってくれた方が、むしろありがたい。

表記の例

  • Jean-Luc Godard → ジャン=リュック・ゴダール

  • Marie-Antoinette d'Autrich → マリー=アントワネット・ドートリッシュ

名前の表記ルールについて、もう少し詳しくいうと

  • 名前とミドルネームと姓の区切りは、中黒(・)で

  • 複合名は二重ハイフン(=または=)で

上の例だと「マリー=アントワネット」は繋がっている名前(複合名、ミドルネームではない)で、「ドートリッシュ」が姓になります。





自著の紹介

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2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ


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