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百年戦争:モンテピロワの戦い(対峙)

8月15日は日本では終戦記念日ですが、シャルル七世推しとしてはこちらにも注目したい。

ぜんぜん有名じゃないので、戦いまでのいきさつをご紹介します。

さかのぼること1ヶ月前の7月17日、シャルル七世はジャンヌ・ダルクの導きでランスのノートルダム大聖堂で聖別(戴冠)式を挙行。
イングランド摂政ベッドフォード公は激怒してシャルル七世に決闘状を送りつけますがシカトされたため、「フランス王を自称するシャルルを討つ」べく進軍。

シャルル七世も迎撃のためにフランス軍を率いて出陣し、両軍はモンテピロワで対峙します。

シャルル七世は高台から両軍の様子を視察して「アジャンクールやヴェルヌイユでの敗戦を教訓に、こちらから軽率に攻撃を仕掛けないように」と指示。攻撃する代わりに、敵を挑発するために口撃を命じたというゆかいなエピソードです。

なお、この戦い(対峙)にはジャンヌ・ダルク、デュノワ伯、ロレーヌ軍を率いるルネ・ダンジューなど、拙作『7番目のシャルル』ではおなじみのキャラクターが参戦しているので、個人的な思い入れが強いのかもしれない。



自著など

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。


新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化しました。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろしています。



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