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"Your Song(僕の歌は君の歌)"By Sir Elton Johnーなんで甘い歌詞なのに、切ないメロディーなの??ー

こんにちは、初めましての人は初めまして。

今回は書籍についてではなくて、
僕の好きな音楽について語っていきます。

普段僕の記事を読んでくれている方々にとっては、
あれ?と思うかと思いますが、更新版の自己紹介に、
なぜ音楽について書き始めたか追記しておきますので、
お時間があればぜひ読んでみてください。

前談が長くなりましたが、本題に入っていきたいと思います!
記念すべき最初のテーマは、Sir Elton John の”Your Song”についてです。

普段洋楽を聴く人にとってはなじみ深い曲なのではないでしょうか?
恋人への愛を直接的な言葉で表している綺麗な歌詞と、
ちょっと切ない悲しげなピアノのメロディーが特徴的なラブソングです。

【アーティスト紹介ーミュージシャンなのにナイト??】

歌っているのはSir Elton Hercules John。
英国生まれのピアニスト件ボーカルで、
世界で六人しかいないナイトの爵位持ちのポピュラーアーティストの一人です。

他にナイトの称号を持つ五人のアーティストの中には、
ローリングストーンズのボーカルのミックジャガーや、
ビートルズのポールマッカートニーなどがいます。

ナイトとは程遠い顔の人たちばかりですね笑
(上から、ミックジャガー、ポールマッカトニー、エルトンジョン)




【曲の感想ー大好きな彼氏に送る曲なのにやたら切ないメロディー】

特に僕にとって印象的だった歌詞は、やっぱりサビの
I hope you don't mind that I put down in words
How wonderful life is while you're in the world.
です。

日本語に訳すと「言葉にしてもいいだろうか、君がいることによって世界がどんなに素晴らしいものになっているかを」
このフレーズのPut that in wordsは「言葉にする」を歌詞だと捉えて、
さらに意訳すると『君への歌にしていいだろうか』になります。

日本語にするとちょっと気恥ずかしくなる様な表現に聞こえますが、
こんなことをストレートに言われたらめちゃめちゃ嬉しいですよね。

しかも、I hope you don't mindで相手にも「君への気持ちを歌にしても大丈夫かな?君を恥ずかしがらせてないかな?」と配慮している様なニュアンスも含まれていて、
エルトンジョンの繊細さを感じることができる素敵な歌詞になっています。

ここからはメロディーについてです。
前述した様に、歌詞では恥ずかしげもなく愛を歌い上げているのですが、
なぜかそのメロディーはちょっと切なげです。

ここまでストレートに表現できるなら、
曲調ももう少し明るくてもいいんじゃないかとも思いましたが、
エルトンジョンのバックグラウンドを知って納得しました。

それはこの曲が作られた時に、
エルトンジョンがまだゲイであることをカミングアウトする前だった、
ということです!!

最愛の人への愛を世間にひた隠しにしなくてはならないやりきれなさ、
悲しさがこの曲のメロディーを作り上げているのです。

これを知ってからこの曲を聞くと、
歌詞とメロディーのアンバランスさが解消されました。

僕自身は正直こういった経験はないです。
ただ、自分が感じたことがない感情を想起させることができる曲こそが
本当に優れた曲なのだ、と僕は考えています。

なので、僕は今回この曲を曲紹介の1曲目に選ぶことにしました。
もし興味がありましたら、この曲も聞いてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからも好きな音楽、映画、本について書いていきますので、
是非「スキ」や「フォロー」をしていただけますと幸いです。
よろしくお願いします!!



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