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「太ももの張り・腰痛」〜股関節伸展制限のケーススタディ〜

股関節の関節可動域(ROM:range of motion)制限は、ボディメイク、運動器疾患の弊害となることはもちろん、そもそも日常生活動作(ADL:activities of daily living)の制限に繋がります。

臨床上、「脚痩せ」にお悩みの方はほとんどがROM制限、もしくはAROMに問題があることがほとんどです。

股関節ROM制限は、スポーツ動作やエクササイズ時に動きの制限と疼痛を引き起こす可能性があり、隣接関節の障害に繋がることも考えられます。

このような方におすすめ
・脚痩せを阻害する原因を特定したい
・股関節の可動域制限を特定したい


股関節のROM制限の原因は多岐に渡りますが、その中でも臨床上、経験しやすい股関節伸展制限について解説していきます。

筋によるROM制限

実際の臨床において疾患名や病態にとらわれすぎると、個人的に上手く改善に繋がらないケースによく遭遇してきました。後から考えれば、複数の症状が組み合わされて出現していることを考慮せずにいたこと、

それらを吟味したうえで股関節ROM制限の評価(現在どのような制限があるのか?患側健側で左右差はあるのか?end-feelはどうか?)するべきであったと今では考え改め直し取り組んでおりまして、ぜひ読者の皆様の臨床のヒントになればと思います。


筋によるROM制限は単純に筋組織の拘縮だけではなく、筋スパズムによる筋の過緊張による短縮も含まれます。

筋スパズム
痛みなどによって引き起こされる持続的な筋緊張の亢進状態

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