星川直美/Naomi Hoshikawa
就活をかえていきたい私の思い #きがえよう就活
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就活をかえていきたい私の思い #きがえよう就活

星川直美/Naomi Hoshikawa
【自己紹介】
関西で学生時代を過ごし、新卒として2007年にスーツ業界NO.1の青山商事に入社、上京。店舗販売スタッフを経験後、教育や営業企画担当を経て、現在はレディス事業部企画グループ長として勤務。2020年より「シン・シゴト服ラボ」のコミュニティマネージャーに就任。

ご挨拶

こんにちは!青山商事の星川と申します。
お恥ずかしいながら、noteを初めて利用します・・・ちょっと緊張です。
今回書く内容は多くの人が体験するであろう「就活」における服装のお話です。

拙い文章ですが、これから就活を経験する学生の方はもちろん、だいぶ昔のことだという方でも、隙間時間に読んでいただけると嬉しいです。
(下写真:数年前に自社イベントを行ったときの自分)

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リクルートスーツのルールへの疑問

新卒で入社し、これまでずっと青山商事で勤務してきたのでスーツの歴史やスーツの良さは人並み以上には理解しているつもりですが、「働き方の変化」や「働く人が求めるもの」を考えれば考えるほど、これからのスーツのあり方について悩むことが増えました。

今は企画の仕事をしている私ですが、以前は店舗で接客をしていたので今でもスーツ需要の高まる2月~3月は接客をさせて頂く機会があり、その際に学生のお客様に「就活にも、社会人になっても使えるスーツはどれですか?」と聞かれたときにはっとしたことがありました。

就活はなぜが黒か紺の無地の2つ釦スーツが基本だ、と当社含める各企業・学校から情報が発信されています。しかし、社会人までそれが定番スーツとなっているかというと、そうとは言えないのが事実です。働くようになって着る「自分にあったデザイン・色のスーツ」を就活で着てはいけない理由って何があるのだろうと、その時から考えるようになりました。

スーツはカジュアルな服と同じように個性を出すこともできる装いであり、その場への準備や心意気を見た目で伝えるコミュニケーションツールの一種としてもっと自由に選んでほしいけれど、
長く続いた「就活スーツはこうでなくては」のようなものを私だけが否定しても、周囲の学生と違った服装をお客様がした時に不安を感じてしまうかもしれないと考えるとお客様に基本的なリクルートスーツ以外を勧めることはできませんでした。

(下写真:まさにリクルートスーツ選びをしている知人)

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学生の本音を知ったとき

きっかけは、2021年6月、「ビジネスウェア3.0を定義する」をミッションに活動する共創コミュニティ【シン・シゴト服ラボ】で就活生に向けた新プロジェクトの立ち上げ準備が始まった頃です。直近で就活を終えた方と座談会でお話しした時のこと、

「私はリクルートスーツで個性が殺されてしまっていると思いました」
「面接の帰り道、店の鏡で自分の姿を見た時に、私は少し悲しくなりました」

何も考えずにみんなと同じリクルートスーツを着ていた学生時代の自分では思いもよらない意見ではあったが、就活の合否以外に「自分らしさとは何か」を考え・意思をもっている今の就活生を頼もしく感じました。

また当社が開催したインターンシップに部署の代表として参加した際、

「服装自由が逆に不安」
「服装を自由に選ぶということは合否を出される側の学生にはとても難しいこと」

という意見が多くの学生から出ました。

企業側が良かれと思って提示してきた就活時の“服装自由”や“軽装可”という服装ルールすら学生を苦しめていることがあるのだということにショックを受けました。就活において「自由」というルールは企業側と学生とでは認識が大きく違うものだとその時理解しました。


また、学生の多くが親御さんとスーツを買いに行ったと話してくれました。スーツを買った経験がないし、就職活動という大人たちと向き合う場においての服装選びは学生たちにとって不安の多いものだと改めて感じました。


そのように、自分ひとりでは選びにくい就活スーツを、店員を含む大人たちが「これじゃなければいけない」「就活とはこうだ」と説く服選びに嫌な思いをした学生もいたことに、アドバイスを伝える側の人間として反省しかありません。


私服を買うときは「これがいい!」と選びますが、リクルートスーツにおいては「これでいい…」というように半ば諦めのようなニュアンスをもっていることもわかりました。


人生の岐路にたつ服装が「これでいい」はおかしい。それはとても悲しい。
就活に挑む服装を選ぶ際、「これ『で』いい」から「これ『が』いい」に変えることができたら・・・。


私が入社したときには当社は既にリクルートスーツを販売しており、時代に合わせてアイテムの取り扱いはどんどん増えていきました。取り扱いの少なかったレディースリクルートスーツのデザインや種類を増やしたり、夏場のインターンシップが定着していったことで夏用のシャツやスーツを作ったりと就活動向に合わせて様々な商品が企画されていきました。

しかし、ここ2年で状況は一変。

Web面接などで、選考過程で一度も企業に出向くことが無く終わる就職活動や、入社後もリモートワークが主となった企業・仕事も増加したということを耳にします。
Web面接は学生の移動時間や交通費削減に繋がっている良い面もあるため、これを機にafterコロナとなっても、これらの取り組みが残っていくであろうと考えると、これからの就活生のために当社がこれまでのような「商品企画」で解決してあげられることはあるのだろうか。

これまで就活生や直近で就活を経験した方との話し合いの中で聞かれた悩みは、選ぶときの疑問、就活イベント要項に書かれている服装案内への疑問・不安、建前のように感じる「服装自由」に抱く疑念、選考時の自分の服装への不安・・・。

もう商品提供だけでは悩みを解決してあげられないかもしれない。
当社として、商品以外にどのようなサービスや情報を提供すれば、就活生が自分の将来と向き合う大事な時期を安心して過ごすことができるのだろうか。
このことは就活生だけの悩みではなく、リクルートスーツを多く販売してきた会社の社員としての私の悩みになっていました。


(下写真:4~5年前の就活を終えて入社した当社新入社員。入社後の研修も半数以上がリクルートスーツ着用)

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これからはじめること

ここまで読んでいただいた方の中には「リクルートスーツは不要なのではないか」と思う人もいるかもしれないし、私も一度はそう思いました。

確かにリクルートスーツがなければ解決する人もいるでしょうし、リクルートスーツがないなら自分の意思でこの服を着ようと思える人は一定数いると思います。


しかし、就職活動の一番の目的は「行きたい企業に内定をもらう」ことや「自分の将来を考える」ことにあります。服装をお洒落にすることや、個性を出すことが一番の目的ではないからこそ、リクルートスーツという画一的な服装を必要としている人もいる。個性を求められることは、時にはしんどいことだから・・・。


やるべきことはきっとたくさんあるけれど、
まず最初に解決しないといけない課題は、

学生と企業のコミュニケーション」だと思っています。

例えば、企業が「服装自由」と言っても実際学生は自由には選びにくいことも、一種のコミュニケーション不和です。

就活生の気持ちになれば、「その言葉は建前なのではないか?」とか「服装は評価に関わらないと言っても、実際は評価されるよね?」と思うのは当然です。

それに気づかず、採用側は「服装自由」とだけ提示している現状・・・
本当に知りたいのは企業の本音と事実なのではないかと思います。
当社含む企業側が学生のためだと思って発信してきたコミュニケーションが建前に見えてしまっている…

企業は真剣に人を選ぶ。学生は自分を知ってもらい、進みたい道を真剣に選ぶ。

互いの目的を捻じ曲げず、互いを誤解なく理解し合える環境を作ることが、今の就活生とこれからの日本社会をサポートすることに繋がると信じています。

(下写真:オンラインでのプロジェクト会議)

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青山商事が取り組む意味

これまで多くのお客様にスーツを提供し、リクルートスーツ文化にも大きな影響を与えてきた責任と、当社がビジネスウェアの販売などを通じて、ビジネスパーソンのNo.1サポーターになるためには、これから社会に出ようとしている学生の門出となるスーツやビジネスウェア選びを楽しい体験にしていくことが社会貢献として果たすべき役割だと思っています。

そう、まさに、「これ『で』いい」から「これ『が』いい」に変えること。

これまで就活生にリクルートスーツを多く販売してきた当社だからこそできる、大きなチャレンジです!

まずこのムーブメントを起こすために必要なことは、就活生の声、人事担当者や企業の声を集めることです。実際に就活に関わっておられる方々が感じる就活時の服装への不安や疑問についてのリアルな声を集めたいと思います。そして、アンケートで集められた企業側、学生側それぞれの思いを見える化し、社会に届けたいと思います。

回答された方の氏名や企業名などは公開されませんので、1人でも多くの声を集められたら嬉しいです!
興味のある方は一緒にこの課題に挑戦しましょう!

▼就活生(元/現)と人事の声を集めるアンケートはこちらから

「5000人の就活生(元/現)」と「100人の人事」の声を集めています!ぜひご協力をお願いいたします!

アセット 3@2x

※アンケートの目的:就活における服装の悩みや課題を可視化すること
※アンケートをお願いしたい方:就活中の学生、新卒2年目までの方、新卒採用のご担当者

少しでもこのプロジェクトに興味を持っていただけましたら、ご回答いただけると嬉しいです!(回答時間1~2分)
みなさんの声をぜひ聞かせてください。よろしくお願いします!
(なお、アンケートの回答は統計的に処理され、特定の個人が識別できる情報として公表されることはありません。)

▼一緒に挑戦してくださる仲間を募集しています!
こちらからぜひコミュニティにご入会ください!

「#きがえよう就活」プロジェクトはシン・シゴト服ラボというコミュニティが運営しています。シン・シゴト服ラボでは、ビジネスウェアの今後の在り方『ビジネスウェア3.0』を考えるためのコミュニティです。リクルートスーツをはじめとしたビジネスウェアに興味関心のある方や、このプロジェクトに興味を持っていただいた方を募集しています。
詳しくは下記ブランドサイトを見て頂けると嬉しいです!
#きがえよう就活 プロジェクトを共に創っていきましょう!

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自己紹介

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星川直美/Naomi Hoshikawa
共創コミュニティ『シン・シゴト服・ラボ』コミュニティマネージャー / 青山商事 レディス事業部兼営業部 / 新しいビジネスウェアの在り方を提示する活動を推進中。 参加メンバー募集中です! #シン・シゴト服ラボ