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プロジェクターの仕組み


夜キャンプの機会があると、ツリーシアターをやるときがある。

ある日、子供に聞かれた。

なんで箱と布があると、絵が映るの?

しまった、簡単に説明できるまで理解してない、、
仕組みを分からず使っているもの。プロジェクター。

投影技術についての仕組みを理解する、noteです。


ホームシアター用プロジェクター

プロジェクターの方式

ブラウン管を利用したCRT方式に始まり、新しい映像デバイスの登場と共に進化を続けてきた。

LCD(透過型液晶)方式

現在、ホームシアター用プロジェクターで主流の方式の一つ。映像を作り出すデバイスに透過型液晶パネルを使用する。

映像を映し出す原理:

光源のランプを一旦、光の三原色である赤色、緑色、青色に分解。透過型液晶パネルで各色の映像を作った後、プロジェクター内で合成して、1組のレンズから投写する。

https://projector-navi.com/projector-knowledge/projector%E2%88%92type.html
https://www.phileweb.com/sp/review/article/201411/14/1391.html

メリット:

・安定したカラー映像と鮮やかな色彩
透過型液晶デバイスは、切れ間なく連続的に赤色、緑色、青色の光を投射しているので、安定したカラー映像が得られ、赤色、緑色、青色のいずれかを単色で表示するような場面でも、白色表示時と同等に明るく鮮やかな色彩が得られる特長を持つ。

・採用製品の価格帯が豊富
データ用のコンパクトで安価なモデルから、画質重視のホームシアター用ミドルクラスまで豊富

デメリット: 

・画素のツブツブが目立ち易い
各画素を駆動するための配線が画素間に位置するため、それが映し出される映像に格子のような影となって現れるため。



LCoS(反射型液晶)方式

ハイエンド機を中心に、ホームシアター用プロジェクターで採用されている方式の一つ。

映像を映し出す原理:

映像を作り出すデバイスとして反射型液晶パネルを使用する。映像を映し出す原理は透過型液晶と似ていて、光源のランプを一旦光の三原色である赤色、緑色、青色に分解。反射型液晶パネルで各色の映像を作った後、プロジェクター内で合成して、1組のレンズから投写する。

https://projector-navi.com/projector-knowledge/projector%E2%88%92type.html
https://www.phileweb.com/sp/review/article/201411/14/1391.html

メリット:

反射型液晶デバイスは、透過型液晶と同様に安定したカラー映像が得られるのに加え、各画素を駆動するための配線が、画素の裏面に位置するため、画素間の隙間を狭くすることができ、画素のツブツブが目立たず滑らかな映像が得られる。

デメリット:

・高価でモデル数が少ない
高画質用途に適したLCoS方式は、4K対応モデルも登場しているが、比較的高価でモデル数も少ないことから、ユーザーにとって選択の自由度が少ない



DLP方式

半導体の開発と生産で世界的大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)社が生み出した、DMD(Digital Micromirror Device)を核とするプロジェクション方式。

映像を映し出す原理:

DMDとは、半導体の上に画素数分の小さなミラーを形成したデジタルデバイス。光原からやって来た光に対し、ミラーの方向を変えることで光のオンとオフをコントロールして映像を作り出す。
ホームシアター用では、1つのDMDを用い、カラーホイールで3色~6色程度に分割したモノカラー映像を、時間差で高速に重ねてカラー映像に見せる単板式が主流。
映画館や超ハイエンドホームシアター用では、赤色、緑色、青色にそれぞれ1つ、合計3つのDMDを使用する製品もあるが、数百万円と高価。

最近では、光原のLED化により、赤色、緑色、青色のLEDを高速で切り替えてカラー映像を投写できる単板式が登場。カラーホイールを廃したことで、コンパクト、低価格、レインボーノイズの劇的な低減など、多くのメリットを両立している。ポケットサイズのコンパクトなプロジェクターで開発が進んでいる。

https://projector-navi.com/projector-knowledge/projector%E2%88%92type.html
https://www.phileweb.com/sp/review/article/201411/14/1391.html

メリット:

・滑らかで明るい
画素間の隙間が小さく、滑らかで明るい映像。黒の再現性が高く、色付きの無い漆黒高コントラストも魅力。
原理的に残像が少なくキレの良い映像に根強いファンも多い。

DLP方式は多数のメーカーが製品化を手がけており、価格帯もバリエーションも豊富。手の平サイズのモバイル機から、データ用、ゲーム用、ホームシアター向けまで、ユーザーの多様なニーズにきめ細かく応えてくれる。

デメリット:

ホームシアター用で主流の単板式は、モノカラー映像を時間差で投影する事から、動きのある映像で色ズレを起こし、個人差は有るものの、虹状の模様(レインボーノイズ)が見えるデメリットがある。このレインボーノイズは映像のパターンや個人差によって知覚されることもあるが、最近ではカラーホイールの分割数を増やしたり高速回転化によって、ここ数年で大きく改善されている。
原理的にレインボーノイズの発生しない三板式は100万円前後からと高価で、家庭用としては普及していない。





CRT方式

ホームシアタープロジェクターの元祖と言える方式。現在、新しい製品は生産されていない。
赤色、緑色、青色をそれぞれ担当する3本のブラウン管を用いることから、「三管式」と呼ばれることも。

映像を映し出す原理:

ブラウン管で作り出した赤色、緑色、青色の映像を、それぞれに配した3組のレンズを通してスクリーン面で重ね合わせる。

https://www.phileweb.com/sp/review/article/201411/14/1391.html

メリット:

ブラウン管が描き出す透明感のある色彩
残像感の無いクリアな映像は魅力的で、未だ大切に使用しているファンも多い。

デメリット:

高輝度化が進んだ現代のプロジェクターに比べると、映像が暗い
原則、画面サイズや投写位置が固定されるため、設置場所が自由に選べない
100kg級の重量
赤/緑/青の映像を精密に重ね合わせる微調整が必要など、取扱いが難しい

わくわくの機器。
プロジェクター。

好みのありました?

最後まで読んで頂き、感謝です(ペコリ)



下記は、気になったプロジェクターメモ。





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