帰るところ

やっぱりこっちがわたしの家なんだなと実感する。

実家から戻ってきて、自分の部屋へ入った瞬間にホッとした。
そりゃ出てから6年経っていて自分のものが何ひとつ無い実家よりも、3年住んでるこの家のほうが安心するよなぁと思った。
はじめは苦手だった家のにおいにも慣れて、わたしとこの家が徐々に馴染んできた感覚がある。
そうなると今度はまた別のところへ引っ越したくなるのだけれども。

Youtubeでチェロのソロ曲のリストを再生しながらこれを書いている。
代表的な曲や有名な曲なんて一曲も知らないままチェロを習い始めたから、「この曲が弾きたい!」という希望が一切ない。

当面の目標は、ただまともに音を出せるようになること。
もう少し大きな目標もある。
3年後に某ライブハウスレストランのイベントに出るという口約束をした。
人前で弾けるレベルになるまでに3年くらいかかるらしいと店長と話して、その場で「じゃあ3年後の今日に」と設定した。
そのときのわたしの実力次第では、どうなるかわからないけれど。

まだ始めて1ヶ月。
でも長く続けられそうな気がしている。
わたしはとても飽きっぽいけれど、とてもいい先生に巡り会えたし、継続できるときのちょうど良い熱量を持ってここまで来ている。
高すぎても低すぎてもいけない、ちょうど良い熱量。

引っ越しをするなら、楽器を弾けるところがいいなぁ。
そしてまた京都に住みたい。
ピンと来る物件が見つかるまで、ゆっくり住まい探しをしよう。

いつでも動ける準備だけしておく。

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