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強豪私学がもっとも恐れる都立の名将!有馬信夫監督

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【出版希望】強豪私学の監督が恐れる、いい意味で嫌われている高校時代の恩師であり都立の名将、有馬信夫監督とのエピソードと教えをマガジンにして公開しています。監督の言葉を丁寧に思い出…
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都立城東高校甲子園出場物語【書籍の感想】

 高校時代の恩師である有馬信夫監督は2007年に都立保谷高校から自身の母校である都立総合工科高校へ人事異動で赴任されました。前年度の2006年に開設された学校だったので初代監督として千葉智久先生が監督を務めており、責任教師と総監督の立場でBチームの指導にあたっていました。 いつだったか定かではないのですが、予定されていた自校での練習試合が中止になってしまったときにその日にいた部員を集めて、有馬先生の車へ。その車から出てきたのがこの本でした。「欲しい奴、やる!」 「もう過去

【特別公開】選手の『頭』にも訴えかけて指導する有馬信夫監督

 有馬監督の代名詞と言えば「気持ちで負けない野球」 都立に来る選手は私学落ちた子や強豪私学でプレーする自信のなかった選手の集まり。だからまず気持ちの面で劣っていては勝負にならない。 このような根底があるから、選手にも本気で指導するし本気で怒る。ただ甲子園を目指してるだけの熱血監督と思われている人がすごく多いと思うんですけど全くそうじゃなくて。 当然練習は雨の日もあってグラウンドが使えない日もあるから、そのときは野球勉強会をしていました。座学です。野球に対しての考え方や取

有馬信夫監督が考える「究極の作戦」と「究極の練習」とは

 常日頃から「都立の選手は自立していないと、強豪私学に太刀打ちすることはできない」よくこうやって言われてました。それは練習の中でもよく言われててうちの高校は定時制がありました。校舎と野球場は隣接されているため、定時制の授業が始まる頃には声出して練習することができなくなってしまいます。 その時間以降に行われる練習メニューがありました。 それが「究極の練習」です。要は自主練習の時間でした。時間は賞味1時間ほど。何をやってもOK、一切声出さずにやります。自分に何が足りないかを考え

【2022年7月に出版できるように動いています】恩師である有馬信夫監督に教わったことを『書籍』として残したいです!

 自身の恩師である有馬信夫監督(現都立足立新田高校野球部監督)には本当にお世話になって、生き方を変えていただきました。今でも失敗続きですが逃げずに前に出て努力して何とか生きていられるのは有馬先生のおかげです。 有馬信夫監督は1999年に都立城東で甲子園出場を果たし、都立総合工科時代には福岡ソフトバンクホークスに在籍している石川柊太投手を指導しました。 このマガジンは有馬先生に現役時代に教わったことをまとめています。タイトルの通りではありますが、有馬監督の教えを書籍にして残

卒業して気づく指導者の偉大さ

自身の高校時代の恩師である有馬信夫監督が赴任している東東京・都立足立新田の応援をしに先日、江戸川球場へ。3回戦・対郁文館高校戦を観戦してきました。残念ながら敗戦してしまいましたがあらためて恩師はすごい人なんだと思ったことがありました。 これは自分のTwitterでつぶやいたものですが、自分が座ってた近くの席のお客さんが「有馬監督観たくてきた」って言ってたんです。もう名物監督なんだなあ...かつそんな人の下で野球してたことが本当に幸せだったなと実感しました。 当日に関しては

有馬信夫監督という『教育者』に魅せられて【取扱説明書】

 6月27日(日)は都立日野高校のグラウンドで恩師の赴任先である都立足立新田高校が練習試合していると聞きつけ、父と2年振りに野球を観に行ってきました。野球っていいなと。父との時間も良かったですし、学生野球って賞味期限があるスポーツなので必死っていいなあって心底思いました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本題ですが、恩師である有馬信夫監督の説明書についてです。恩師に対して、このタイトルが適切かどうかわかりませんが...自身は監督が異動してく