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強豪私学がもっとも恐れる都立の名将!有馬信夫監督

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【出版希望】強豪私学の監督が恐れる、いい意味で嫌われている高校時代の恩師であり都立の名将、有馬信夫監督とのエピソードと教えをマガジンにして公開しています。監督の言葉を丁寧に思い出…
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#有馬信夫

【2024年現在】有馬信夫先生の教え子が指導者やっている高校やチームを勝手に紹介!

1999年夏の甲子園に出場した東京都江東区大島にある都立城東高等学校。 そのときにチームを率いていたのが私の恩師でもある有馬信夫監督です。 現在は2018年より都立足立新田高等学校で野球部の監督として指導されています。 有馬先生は野球指導もすごく細かいですし、厳しいです。 高いレベルを求めているので、当時は何度も心折れました。 3年間の指導の中で一番印象に残っているのは社会に出ていくうえで大事なことを有馬先生が教えてくれたことです。私はもう野球に関わっていませんが今もそ

【自費出版やってみたい方へ!】自費出版のお知らせです。どんな方法で販売することにしたのか、想い、考え方、良かったこと、苦労したこと、今後のこと。自分の人生に責任を持つということ,,,全て自分で決めてやってみました。

このたび新町真之介を著者として書籍を出版させていただきました。 ※自費出版です。 「強豪私学がもっとも恐れる都立の名将!有馬信夫監督」 販売ページは以下です。自費出版のため、書店に並ばず全てこちらからの購入のみとなっています。(※電子書籍含む)

¥600

真面目なのはいいことなんだけれど・・・

真面目に練習へ取り組む選手の態度は当然評価していたんですけど、一方でなかなか試合には使いずらさもあると言っていました。 有馬監督は高校野球を「立派な大人になるための手段」と位置づけています、そのため練習をサボらない。3年間必死に努力していた選手でもあっても平等にチャンスがある機会で結果を残さなければメンバーに入ることができませんでした。 実力主義は社会と一緒だよと。 試合になると真面目な選手の方が打席やマウンドで周りが見えにくくなってしまっていい結果出せない選手が多かっ

環境は言い訳にならない

「都立なのによくやった」 ベスト16やベスト8まで勝ち上がると間違えなく言われる言葉。 確かに東京都で言えば圧倒的に私学が強いです。特にここ最近は都立が割って入るところがないぐらい私学は負けてくれない。 恩師である有馬信夫監督は自らが1999年に都立城東を東東京勢初の都立高校甲子園出場の快挙を成し遂げた第一人者だから、言い訳にしか聞こえてない。都立城東も平日は他部活動と共用だけどグラウンドで授業が終わればすぐに練習ができます。 我が母校である都立総合工科は校舎の目の前に

有馬信夫監督が考える、都立が勝つために『捕手』として備わってほしいこと

 都立が強豪私学に勝つためにいつも求めていたこと。それは「守備は10割」だということ。自身の代で言えば有馬監督はエラーが出ないと計算できたという。これは過去に指導していた高校で守備で崩れて私立にやられたという自身の経験もあったそうです。 有馬監督が捕手に据える条件があります。それは『捕手というポジションが大好きなこと』 リードやキャッチング等々含めて、捕手が大好きな部員を据えるという。 以前の赴任校だった都立城東を甲子園に導いた1999年の代と前年度まで教えていた2001

【公立の教員に観てほしい】遅刻、嘘、サボりは当たり前!?持ってる常識は通用しない...公立で指導者をやるということ

 何度もこの話をしているので、自身の記事を見てくれている方は知っていると思いますが高校時代まで野球をやっており自身の恩師である有馬信夫監督は1999年に都立城東高等学校を率いて東東京で初となる都立高校を甲子園へ導いた名将です。その後異動した都立保谷、都立総合工科、都立足立新田では甲子園出場ならずとも圧倒的に私立が強い東京で上位進出を果たしています。 今回のタイトルは「公立で指導者をやるということ」です。今回は高校野球ということで記事は進めていきます。 まずわかってほしいこ

強豪私学にこだわらない。いい試合したとかどうでもいい。練習試合の相手もこだわること

 高校野球は2年半で終わってしまう賞味期限がある学生スポーツ。当然ですが野球に限らずです。チームとして目標である「甲子園」行くために完成したチームを逆算して作らないといけない。 どのスポーツも当たり前ですが、実践=練習試合は何よりもいい訓練。どのくらいに今チームがいるのか、レベルや状況を把握する意味でも練習試合を大事にされている指導者はすごく多いかと思います。 私の恩師である有馬信夫監督もそうです。「都立に来る生徒は自身がない奴の集まり」だとよく言ってました。強豪私学に公

石川柊太【福岡ソフトバンクホークス#29】の高校時代を教えた有馬信夫監督の指導方法

2007年3月25日に東京都立総合工科高等学校で私の高校野球人生が始まりました。そこでたまたま高校野球部同期で創価大学を経て福岡ソフトバンクホークスへ2013年育成ドラフト1位で入団した石川柊太投手のお話。 この年に恩師となる有馬信夫監督も都立保谷から異動してきて同じく1年目だった。私も有馬先生を慕って総合工科へ入学したので卒業した今も毎年別の高校へは異動しましたが挨拶は必ず行っています。 よくこの代の話、石川柊太の話にはなるのでその話を抜粋してお伝えしていこうと思います

有馬信夫監督が考える「究極の作戦」と「究極の練習」とは

 常日頃から「都立の選手は自立していないと、強豪私学に太刀打ちすることはできない」よくこうやって言われてました。それは練習の中でもよく言われててうちの高校は定時制がありました。校舎と野球場は隣接されているため、定時制の授業が始まる頃には声出して練習することができなくなってしまいます。 その時間以降に行われる練習メニューがありました。 それが「究極の練習」です。要は自主練習の時間でした。時間は賞味1時間ほど。何をやってもOK、一切声出さずにやります。自分に何が足りないかを考え

有馬信夫監督が考える本当の『友達』

卒業してからのお話ではありますが、有馬先生の友人関係のお話になったことがありました。失礼ながらどうしようもない人達も中にはいるそうです。 「あいつらは「有馬はこっちくるな。お前は野球側にいてくれ」って言われたんだ。いろいろ人間関係はあると思うけど本当の友達ってこうだと思うぞ?お前にはそういう友達どれぐらいいる?」

【2022年7月に出版できるように動いています】恩師である有馬信夫監督に教わったことを『書籍』として残したいです!

 自身の恩師である有馬信夫監督(現都立足立新田高校野球部監督)には本当にお世話になって、生き方を変えていただきました。今でも失敗続きですが逃げずに前に出て努力して何とか生きていられるのは有馬先生のおかげです。 有馬信夫監督は1999年に都立城東で甲子園出場を果たし、都立総合工科時代には福岡ソフトバンクホークスに在籍している石川柊太投手を指導しました。 このマガジンは有馬先生に現役時代に教わったことをまとめています。タイトルの通りではありますが、有馬監督の教えを書籍にして残

有馬信夫監督という『教育者』に魅せられて【取扱説明書】

 6月27日(日)は都立日野高校のグラウンドで恩師の赴任先である都立足立新田高校が練習試合していると聞きつけ、父と2年振りに野球を観に行ってきました。野球っていいなと。父との時間も良かったですし、学生野球って賞味期限があるスポーツなので必死っていいなあって心底思いました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本題ですが、恩師である有馬信夫監督の説明書についてです。恩師に対して、このタイトルが適切かどうかわかりませんが...自身は監督が異動してく

私立は勝つことに追われる。俺たちは都立を卒業した生徒の10年後の未来を大切にしたい

「私立の監督は勝てなきゃクビ。都立の監督がいかに本気になってやるかなんだよ」 確かに強豪私立との練習試合を通じて、学ぶことは多くあり覚悟や本気度は全然違った。 本気で甲子園を目指し、本気でプロ野球選手を目指している高校生だ。それに比べるとうちは中学時代全く試合出なかった人間、なんとなく高校でも続けたいなどなど都立はいろんな生徒が集まる。入学当初はそれぞれが見ている方向がバラバラ。だからこそ上級生になるにつれて、チームとして品格が出てくる。そこで勝てばいい。 同期には練習サ

根はみんなすごくいい子

都立城東で甲子園出場した有馬監督。同校は偏差値60近い学校でもちろんのことだが、勉強もできないと入れない。かつ2回も甲子園へ出場しているのでまさに文武両道を体現している。保谷、総合工科、足立新田と指導してきた有馬先生だがよくこんなことを言っていました。 「確かに成績はお世辞にもいいとは言えないけど、みんなすごくいい子ばかりで後輩にってボールをもってきたり、差し入れをくれる奴もいる。部活動を通じて学校を活性化させたい。城東は学校にパワーがあった。野球がやりたくて総合工科に来て