強豪私学にこだわらない。いい試合したとかどうでもいい。練習試合の相手もこだわること
高校野球は2年半で終わってしまう賞味期限がある学生スポーツ。当然ですが野球に限らずです。チームとして目標である「甲子園」行くために完成したチームを逆算して作らないといけない。
どのスポーツも当たり前ですが、実践=練習試合は何よりもいい訓練。どのくらいに今チームがいるのか、レベルや状況を把握する意味でも練習試合を大事にされている指導者はすごく多いかと思います。
私の恩師である有馬信夫監督もそうです。「都立に来る生徒は自身がない奴の集まり」だとよく言ってました。強豪私学に公式戦で勝利するために年間150試合以上の練習試合を組んで部員に経験を積ませます。仲良しの高校であれば1日4試合も。これは選手よりも指導者が大変なのではと感じます。。。
指導者同士が仲良しな、都立小山台、都立日野、都立保谷、都立城東とは年何回も練習試合をやりました。お互いの高校を行ったり来たり。
あまり聞いた高校ではないところとも練習試合をするのですが、よく「もうあの高校とはやらない」って言ってたこともあります。当然その高校をバカにしているわけではなくて「同じ想いを持ってるか」だということです。
東京は圧倒的に私学が強いです。この辺に勝たないと甲子園なんて絶対に見えてこない。自身が現役のときはそこまでどうせ公式戦で当たるから私学との練習試合が多くなかったかのように思います。練習試合の経験があるのは日大三、創価、関東一、八王子…。遠征で愛知東邦とも。
どこそこの私学と好勝負したって話も聞くけど、結局は負けたら意味がない。日々訓練して公式戦で強豪私学に勝てばよいという恩師の方針があったかと思います。その結果、練習試合での同じ顔合わせが年4回あっても全然気にしないという形でした。
時間は有限である以上、どんなチームを作りたいかを考えてそのためにはどういうことをする必要があるのかをいつも有馬監督は考えていました。
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