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近況と、記憶というお守り


まえがき

ずいぶん久しぶりに筆を取ります。
最後に書いたのが転職が決まった時なので、約2年ぶりとなります。

noteが10周年を迎えるということで、近況報告でもしようかなと思います。
(何も関係ない)

最近のお仕事の話

総括

現在、株式会社サイバーエージェントに入社して約2年が経ちました。
社会人としてはちょうど24年4月で4年目に突入ですね。

この会社に入ってから、特にこの1年は本当に大変でした。
(そもそも数十人が関わり、億規模のPJ全体のマネジメントをこの年、ほぼ新卒の入社1年目⁨⁩の小僧に任せてくれる弊社の文化にも驚きです。)

という訳で、爆速で成長しないといけなかったのですが、もう、くっそつらかったです。
一番キツかったのが、高過ぎて想像も出来ない目標をセットされ、現在地や自分の成長度合いも曖昧な中、ひたすらその差分やミスを指摘され詰められ続けること。
そんな僕をよそ目に仕事は山積みで寝れないし。
寝不足続きで肌荒れるし、ストレスで体調は崩すし、白髪増えるし。

そんなこんなで、とりあえず1日でも早く成長しなきゃ死ぬという状況に置かれている中、気持ちに能力が追いつかず悔しくて辛くてひどい時は週に6回くらい泣いてました。(5営業日しかないのにな)

今振り返って、やっぱり本当に辛い1年だった。
でも「あの時甘えていたな」「もっとやれたんだろうな」と思うことはある反面、きっとあれが自分のベストだったのだろうと思う。
自分、よく頑張ったなと思う。

というわけで、そんなこんなで初めて自分に任せて頂いたPJが大きな遅延や事故なく終わり、一定の成功を収め、無事24年3月度に部署MVPをいただけました。

本当にクライアントと、パートナー、社内のチームに恵まれました。
最後は皆でにこやかにPJを終えられて、良かったなと思います。

地獄を見て学んだこと

業務で培ったスキルとかはさておき、個人的にちゃんと向き合っておきたい自分の成長。

それは、他者や社会への期待値の調整です。

(本当に他意なく)社会って嫌なこと多いし、優しくない人っていっぱいいるんだな、と思うばかりでした。
自分がいかに甘い環境でぬくぬく育ってきたかを自覚するばかりでした。

要は、性善説で苦労した損することが本当に多い1年でした。

「ああだろう、こうだろう」というそもそもの期待値も、
「こういうべきだ」というあるべき論も、
全てが空回りして、自分の首を絞めて、小さな信頼を失って、という日々でした。

(また、そんな中でも夢とか希望を捨てずにいれた、自分の前向き具合もホンモノだなあという気づきがありました。境遇とか別として、悪意とかに鈍感なんでしょうね。これはこれでむしろ自信になりました。)

とはいえ、他者が絡んだり、顧客の事業を預かる立場として、そうは言ってられませんので、自分の癖・特性と業務、要は自分で完結する思考領域と対外的なアンコントローラブルな領域は切り分けて考えられるようになりました。

これが結構自分の中で大きな変化だったかなと。良い意味で。
仕事がうまく進むようになったのはもちろん、なんでしょう、
現実の解像度が上がったことによって、自分の良いところがちゃんと良い風に価値を発揮し出した気がします。

自分の扱う言葉や一挙手一投足が、より心地よい温度を帯びるようになったというか、質量を持ったというか。
描く未来の白い暖かさが、エゴや不条理という黒という存在、コントラストにより輪郭を強く帯びたというか。

良い1年だったな〜〜と思います。


(ぼやき)
とはいえ….

また、それくらい精神的にも負荷の高い今日この頃、白髪がめっちゃ増えました。(無自覚だった)
というのと、時折頭痛だったり耳の痛さに苛まされたり、なんかみぞおちが苦しくなったり。

僕自身、上記のような症状は近頃は落ち着いているのですが、周りにはまだまだ身体や心を壊す人がたくさんいる状況です。
心と身体を大事に、やれる範囲でやろうと思います。

続いて、俗にいう私生活。

別れと出会いと

この1年は、色んな別れと出会いがありました。
詳細は省きますが、色んな人に会って色んなことを知ったなと。
なんか、東京に来たな〜って思いました笑

恋愛でいうと、元々結婚前提に付き合ってた方と別れるなどし、
その後何度か素敵な人たちとお付き合いすることもありつつ、
結婚という事を変に意識し過ぎて目を向けるべき今や、相手に向き合えなかったりして別れたり。
手段の目的化というか、結婚というそれ自体の神格化だったり、なんかちぐはぐだったなと。

また、趣味でいうと正直、仕事が大変だったので、本来大好きだった見聞を広める、深めるという活動は結構物足りなさを感じる結果となりました。
それでもテニスとピアノだけは良い頻度でやれていたなと。

仕事の量は変わらない(というか増えそう)だけど、精神的にも時間的にも余暇はある程度担保しやすくなるような環境づくりに勤しんでいるので、ちょっとずつ新しいチャレンジでもしてみようかなと思います。

これから大事にしたいこと

そういえば近頃、恋人が出来るなどしました。
元々結構前から彼女の書いたnoteを読んで勝手に憧れていたのですが、年明けにやっとこさ声をかけてみて、そこからぐっと仲良くなり、紆余曲折あり、つい先月1人と1人が、2人になりました。

あえてここで皆に言うべきでもないのですが、近況報告という文脈&これからの自分にを語る上でめちゃくちゃ影響度の高い話大事だと思うので少しだけ触れさせてください。
(その子の良いところ、素敵だと思っているところを語り出せばそれだけでnote10本書けると思うので、自分に起きた変化を切り口に)

変化その1
自分を大切にし始めた

わかりやすい話で言うと、体調とか心に気をつけようと強く意識し出しました。

また、幸せにしたい、大切にしたいという勘定に、自分を入れようと努力することにしました。 元々皆が楽しいことが自分の楽しみ、という感覚が強くて、自分は多少雑でも良いや〜的な歪んだ愛をもちがちで。
(ざっくりとした理由はこちらを参照:高野山と自死と愛

最近は、思った事はちゃんと言うし、自分のこともちゃんと大切にしようと思い出しました。自分を大切にしないことは、なにか大事なことを日々失い続けることで。そういう蔑ろさは、そのまま相手への配慮や愛の欠如になるからと、なんとなく思ってるのだと思います。

自分があなたを想うように、あなたが自分をそうしてくれるように、自分も自分を大切に想わなきゃと思うばかりです。

変化その2
毎日楽しい、生きる事が楽しい

素敵な人なのは言わずもがな、とても良いなと思うのが、すごく文化的な厚みがある人なんですよね。
俺が知らないことを沢山知っていて、知らない場所にも沢山行っていて、その人と一緒にいて、どっか出かけるだけでとてもワクワクします。

最近だと、知らない作家をはじめとして、ラジオだとか、古着だとか。
藤尾がラジオとか古着とか、知ってる人は結構面白いと思う。
マジで面白いし、いろいろ楽しい。

(話それますが)
ラジオは、とりあえずアルコアンドピースの平甲子園って回とか聞いてほしいです。クソ笑えるしなんか泣ける。EDも良い。

とかいう刺激はもちろんですが、同じ星の元に生まれてるんだろうな、同じ世界線で生きてきたんだろうな、という安心感も勿論あります。

と、前置きがハッピーな寄り道で長くなりましたが…
これからは、より自分が自分を好きでいれるように、趣味とか自分の見聞を深める時間を増やしたいなと思います。

2年というきつい仕事の筋トレ期間を経たので、ちょっとずつ自分のキャリアのことだとか、趣味のことだとか、日々の過ごし方を変えていきたいなと思います。
彼女が良い風をまとっている影響もあり、自分の周りにも良い風吹き始めているので、素敵なところに、素敵な道で向かっていきたいなと思うばかり。

最後に

限界の人間をギリギリで救ってくれるのは

だいぶ長くなっちゃいましたが、結構まるっとふわっと振り返りが出来た気がします。

最後に、最近本当に大きかった発見を紹介。

前章で紹介した彼女が教えてくれたとあるバンドのとある曲のMCで、こんな言葉がありました。

「限界の人間をギリギリで救ってくれるのは、お金でも地位でも名誉⁨⁩でもなく、記憶です」

伝言歌 / sumika ~Live at 大阪城ホール 2019年6月30日 ~

この言葉めっちゃ好きで。MC聴くたびに毎回泣いちゃいそうになる。

また仕事の話だけど、何度も言うけど、本当に苦しい時間だったな、という!!!!!
限界の人間、ギリギリ、という言葉がまさに!!だな、と。

それでもギリギリで踏ん張れたのは、前を向き続けられたのは、自分を信じれたのは、沢山の記憶があったから。

友人、後輩、先輩、家族、恩師、皆との沢山のバカみたいに笑った楽しい思い出、やさしい言葉や、頑張っているあいつの姿が、あたたかい愛が、本当に僕をギリギリで繋ぎ止めてくれてくれていたのかなと。

あたたかい記憶たちよ、ありがとう。

どうかこのnoteを読んでいる皆さんにも、そういった明るいあたたかい、光る記憶がありますように。
辛くて苦しい時に、そういった記憶が寄り添ってくれますように。

締め

人生の山を1つ乗り越えた感はありますが、
結局お客さんやパートナー企業の皆さん、チーム、そして周りの皆に支えられ育てられただけだったなあと思うばかりですね。

この2年で得た事、学んだ事、受けた恩は社会や後世に何かを残すことで返せたらなと思います。

またnote書き始めようと思いますので、これからも僕をよろしくお願いします!
もう眠いので寝ます!

ふじを
2024年4月30日

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