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治療院における掃除②〜ただ綺麗なるだけじゃない〜中級編

治療院における掃除②〜ただ綺麗なるだけじゃない〜中級編
2021年のfacebookの記事より

お掃除の効果について、空間が澄んでいることの意味
を書きました。

師匠の治療院の掃除とほぼ同じようにしていました。
そして、数年経ってその意味がたくさんわかってきました。

真新しい空間もいいですが、
しっかりと手入れされた空間、磨かれた空間
って、何かがこもっていてとても好きです。
 
facebookの記事です。

【お掃除の日】#お掃除はいいよね
日曜日は月に数回の「中掃除」の日
うちには「小掃除」「中掃除」「大掃除」「ワックスがけ」がありまして、
 
「小掃除」は診療日は毎日、
「中掃除」は月に数回、
「大掃除」は年に一回、
「ワックスがけ」も年に一回、
あります。
 
 
「小掃除」は、診療前に、
全ての床の掃除機がけ、
玄関掃除・水まき、
トイレ掃除、待合室のテーブル埃取り、
 
 
「中掃除」は、休みの日に、
小掃除+
 
・院内全ての物、家具(もちろんそれらの下)の掃除機がけ(掃除機の先をブラシタイプに替えて〜)、からの、
→院内全ての物をギュッと絞った雑巾での拭き取り、

・フィルター類→換気扇、エアコン、空気清浄機、加湿器(除湿器)の掃除機がけ、雑巾での拭き取り

・電球、蛍光灯、カバーの埃取り
・巾木の埃取り
・ガラス拭き、鏡、絵の額拭き、指紋なしピカピカに
・家具の足の下の拭き取り
 
 

「大掃除」 年末に
中掃除+
 
・壁の埃取り(クイックルワイパー系)、木製の壁は雑巾掛け
・玄関(外)の電球の掃除
・床の隅の少し埃が溜まって黒くなりやすいところを徹底的に。
など
 
書くと意外に少ない気がするな〜。
「中」と「大」は妻に手伝ってもらってます。ありがとうございます。
   
 
 
お掃除をすると、気持ちいい、患者さんも心地よい、
当たり前ってだけでなくって、
なーんでお掃除大事なのかなぁ、まあまあ時間がかかるのになーんでこんなに続けられてるのかなぁと。
なーんとなく最近はわかった気がしました。
 
  
「治療の空間が綺麗にクリアになるってこと」、と、
「治療の空間を一定に保つこと」、が、
自分の治療場所を持っている場合は大切なんじゃないかなぁ〜と。
 
 

「治療の空間が綺麗にクリアになるってこと」
邪魔な物、余分なものがないから、
治療に必要な感覚.五感をより患者さんへの変化に注げる、
何かおかしいの違和感、ピーンと勘が鋭くなるを感じやすくなる。
 

「治療の空間を一定に保っていること」
多少模様は変えるけれど、基本はいつも一定であると、
(来院の動きの流れ、準備の流れ、空気・雰囲気の流れ、施術者自身など)
患者さんがいらした時、患者さんの変化に気が付きやすくなる。
 
※うちの場合、廊下から治療室へ入る出る瞬間のお顔と声と姿勢が特に。入り口の四角が一瞬カメラのフレームみたいに感じて変化を感じやすいんです←伝えきれない(^_^;)それと、階段の登り降りがとても参考になります。
 
  
 
「いつもより歩く音が静かだなぁ」とか、(身体がいつもより軽いのかな?)
「いつもより顔を少し下を向けて入ってきたなぁ」とか、(家で、仕事で嫌なことあったかな?改善が思わしくないかな?)
「帰り際のシルエットがいつもより背が高く見えた」、(コリが取れて姿勢が良くなったのかな?)
「いつもより猫背だった」、(背中や胸、お腹の調子どうかな、心配でもあるのかな?)
「階段を登ってくるスピードがいつもより早かった」、(調子良くなっているな、良いことあったかな?)

「第一声の声の反響の仕方がいつもより心地よかった」、(解決したかな、心も落ち着いたかな?)
「今日は声が空間に沈んでしまっている」、(あらら、)

靴の脱ぎ方が違う、車の停め方が違う、洋服の畳み方が乱れてる、置く場所が違う、順番が違う、(なーんか変わったのかなぁ)

それから、匂い・臭いも空間が澄んでいた方が自然と感じやすいです。
昨晩のお酒のにおい、薬のにおい、食べ物のにおい、汗の種類、生活のにおいの変化、治療前の習慣のにおい。
(別にクンクン嗅いでいるわけではありませんよ、しぜ〜んと感じる程度)
 
などなどなどなど‥頭でわかる範囲はこんな感じ
 
 
鍼灸師は患者さんの施術中だけでなく、
治療前の生活、習慣からもたくさん何かを感じて、治療にあたります。

問診、触診だけでなく、五感を自然と使っています。
お掃除をしっかりしているとより深く五感を使えます。
さらに自身の状態が良いと第六感的なものも強く働きます。

五感が研ぎ澄まされるってことは、
触診はもちろん、問診、ちょっとした一言、も鋭くなるってことで、
患者さんの病の深さ、時間、本当の原因などをより短いやり取りで見当をつけやすくなって、
病の距離・深さ、症状の予後、経過を測りやすくなります。
身体の、その方の言葉にならない声を聴く力って、大切。
 
  
 
すると、
自信を持って治療に当たって、治療を続けていくことができます。
この一鍼、一鍼打っている時間は、
間違いなくこの人の人生を良くする時間なんだ!!と。
 
何となーく患者さんの良くなる姿が見えて、
何となーくこんな活躍されるんだろうなぁ、できるだろうなぁ、って。
もちろん楽しい、楽にずっとその時が過ぎるばかりではありませんけど。
でもその姿を共有できると結構乗り越えていけます。
 
また院内だけでなく、
患者さんが曇ったり歪んだりして映らないように、
自分自身もきちんと磨いて、一定で、クリアに、色んな角度から物事を感じれるよう、日常を過ごしていきます。

(2021年2月)

 

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