ルワンダで登って、降りたら登る
おそらく、これまでの人生の中で、最も過酷な挑戦でした…。
綺麗に晴れたルワンダの首都キガリ。朝8時頃にNyabugogo Taxi Park(バスターミナル)へ。そこからローカルバスに乗って、北部のMusanze Bus Parkを目指します。キガリからは直線距離で約100キロ、バスで2時間半程かかりました。
行き先のバスを見つけたら、乗車口でお金を渡してチケットを購入します。そして空いた席へ。
この日の目的は、ルワンダでトレッキング。ホームステイをさせてもらった家族が、ルワンダの中でもこの地域は本当に美しいというので、その素晴らしい場所を歩いてみたいと思いGoogleマップを見ていたら、Hike of Rwanada Historical Adventuresを見つけました。早速連絡をして、「明日だけど大丈夫ですか?」と確認します。そう、その時はハイキング、歩く、程度にしか考えていなかったのです…。
トレッキングはバスの終点に近い、Rusengeからスタート。幹線道路から横道に入ります。
登って行く途中の家で、その家の人が私の杖を見て、「長過ぎるから短くした方がいいよ」とナタを持ってきてくれました。サイズ調節、ありがたい。
どんどん登ると景色がどんどん広がります。ルワンダは「千の丘」と呼ばれますが、山々が連なって、そしてその頂上まで綺麗に耕されています。その景色がはっとするくらい美しくて、あー、私はルワンダが好きだなー。
子供たちは外国人に興味津々で、笑いながら私の後ろを着いてくるけど、私が振り向くとギャーギャーと言って逃げていきます。そして歩き始めるとまた後を着いてくる…😝
学校の先にある、
そして、ガイドさんに「湖まで降りてみますか?」と聞かれ、「はい」と答えたのが、難関コース突入へ😅 日頃の運動不足を痛感しました。(私には難しいコースでしたが、通常コースです)
まだこの時は石を拾って愛でるくらい余裕だったのです。
ルワンダはコーヒーの産地です。社会見学みたいで楽しいわー、下り道だから余裕の私。
お腹が空いた!という私の為にガイドさんがバナナを買いにコミュニティセンターへ。私が一本では渡れないと躊躇していると、近くにいたおじさんが新しい橋を作ってくれました。こういう人の優しさを受けると私も必要な時は人に配慮しようと思います。ペイフォワードな世界💓旅に出ると本当にたくさんの優しさをもらいますね。
湖の辺りは時間がゆったりと流れていました。あー、大変だったけどここまで来て良かった!
さて、
ここからどうやって幹線道路に戻るんだろう?
バイクタクシーが迎えに来てくれるのかな?
ボートで渡るのかな?
バナナを食べながら考えていたら、ガイドさん、
「あの山を登ります。ここに乗り物は入ってこれません」
あの山って、
この山?↓
体力はヘトヘトでしたが、振り向く景色がキラキラして美しく、感動しながら登っていきました。
途中からガイドさんに荷物を持ってもらい、手を引っ張ってもらって、やっと頂上へ!頂上にはポツンと家があって、そこはガイドさんのご実家でした。お母さんが、
「お昼頃に来ると思ってランチを用意してたんだけど」
すっかり夕方…、到着と同時に長椅子に倒れこんだ私。とても何か食べれる体調ではなかったので、卵と果物を用意してくれました。
そして、私はハタと思ったのです。登ったら、また降りる…幹線道路までどうやって降りるの!?ダウンしている私にガイドさんが、
「バイクタクシーを呼びました。あと10分くらいで到着しますよ」
あー、神の声かと思った…🙏
そしてご実家からほんの10メートル歩くと、立派な道が!この道を初めから歩いてきたら良かったのでは?と思ったけど🙄山歩きの醍醐味はアップダウンの景色でしょうか、あのコースで良かったです。自分の限界にも挑戦できたし。
そしてバスターミナルまでバイクで送ってもらい、無事キガリ行きのバスに乗りました。
Hiking Rwanda +250 784 788 415
What’s app で連絡可能です。個人でされているので、コース内容はこちらの状況(体力)に合わせてくれます😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?