見出し画像

あかん

耐えなあかん。そして力を溜めなあかん。とんでもない的を射抜くには、それ相当の力と方角がいる。未来を見据えて耐えなあかん。同じ土俵ではなく智を使い高い位置で、真実を現実に変えなあかん。俯瞰してそれは深く宿る。耐えなあかん。先日、星野富弘さんが亡くなったと聞いた。僕が16歳で高校を辞めて、何にもなくなってバカしてた頃、母が星野富弘さんの画集を買ってきて、口で描く人も頑張ってるんやから、あんたもめげずに頑張りって渡された。見る気持ちにもなれず1年以上ページを開かなかったがあるひ何故かページをめくった。

口で描くからすごいんじゃない、絵が綺麗からすごいんじゃない、詩がとんでも無く深く胸奥 に触れた。16歳の僕には相当衝撃だったんだろう。「よろこびが集まったよりも、悲しみが集まった方が、しあわせに近いような気がする。強いものが集まったよりも、弱いものが集まった方が、真実に近いような気がする。しあわせが集まったよりも、ふしあわせが集まった方が、愛に近いような気がする」今読み返すと、歳を重ねたせいか、心に留める感じだが、16歳のあの頃は前に進む原動力だった。耐えなあかん、そしてそれを使わなあかん。諦めたらあかん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?