【お題拝借】AI時代におけるビジネスマンの心得(21歳・大学生起業家)
東京都にお住いの21歳の大学生起業家Wさん、Yさんから頂いたお題を紹介します。
そこで今回は、Wさん、Yさんから頂いたお題「今後AIは社会でどう活用されていくのか」を拝借して、「AI時代におけるビジネスマンの心得」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。
【私ならこうする】
私はAI開発サイドの川下に位置する
組織開発や人材開発を仕事の縄張りにしている人間なので、
AIの活用について「AIを活用する人側の視点」で考えてみたいと思います。
人と一口に言ってもさまざまな人がいますが、人材系コンサルでは
人の特徴から以下の3つのタイプに分けることがあります。
①「上から言われたことを一生懸命する人」(以下 Aタイプ という)
②「オリジナリティで勝負する人」(以下 Bタイプ という)
③「①にも②にも当てはまらない人」(以下 Cタイプ という)
Aタイプは日本人に比較的多く、Bタイプは欧米人に比較的多い、と言われてきました。
しかしAIの出現により いま新しいタイプの人に注目が集まっています。それは
「生成AIとの協働方法を進化させ続け、ハイ・コンセプトなオリジナリティで勝負する人」
(以下 Dタイプ という)です。
そして私の関心事も社員をAタイプかBタイプかCタイプかを見極めることから、企業からDタイプの人材を生み出すこと、へと変化しました。
可もなく不可もなく
チャットGPTなど生成AIを使ってみると
こちらのプロンプト(指示)に対する生成AIが出してくる回答は、
なんとなくプラスとマイナスの両面に配慮した、いかにもソツの無いモノで
「もっと尖った回答を期待しているのになぁ~」
「こちらの意図が十分に伝わっていないなぁ~」
などもどかしさを感じます。
このもどかしさは、
ハイコンセプトなオリジナリティで勝負する為に、
生成AIを知的生産の中にどう組み込めば良いのか?
その事を真剣に考えている人ほど感じていると思います。
「主役はAIではなく人間」の本当の意味
AI活用が大前提となる時代において、
ハイ・コンセプトなオリジナリティで勝負する人や組織にとって、
「AI側が進化し続けていくこと」は十分条件で
「人側がAIとの協働方法を進化させ続けていくこと」が必要条件
となります。
では人側はどうやって「生成AIとの協働方法を進化させ続けていく」のか?
私は、人側がすべき事は次の3点と考え、
現在、企業の方々と打つべき具体策を練っています。
①人側が指示する(プロンプトする)内容の「切れ味」を磨くこと
②人側が生成AIの回答から更に掘り下げる、或いは軌道修正させる為の
「創造性」と「大局観」を磨くこと
③人側が目的を絞ってマイ生成AIを立ち上げること
いまこそ兼好法師の教え
ではどうやって「切れ味」や「創造性」や「大局観」を磨くのか?
私が時々仕事で参考にしている「従然草」の中で、兼好法師は、
人が何かを志し、その道を極めていこうとする時に
何が肝心で どのような心がけで進んでいくべきかについて、
次のように述べています。
①やることに優先順位をつけよ
②恥を拾てて人前に出よ
③できない言い訳より出来る人を真似て行動せよ
④必要な環境を整えよ
もし兼好法師が今のAI時代に生きていたら つれづれなるままに
次のように書き記したのではないかと、私は空想しています。
①やることに優先順位をつけよ
⇒目的を明確にして、イシュー(最重要課題)を見極めよ
②恥を拾てて人前に出よ
⇒いち早くスタートラインに立て
③できない言い訳より 出来る人を真似て行動せよ
⇒良質なモデルを探して、質の高い行動を増やせ
④必要な環境を整えよ
⇒①②③を踏まえ、生成AIとの適切な協働関係を構築せよ
どうでしょうか?
アナタのキャリア戦略の中に
アナタの会社の経営戦略や人材戦略の中に
キーワードとして「Dタイプ」を加えることをお薦めします。
最後に、
お題を頂いた 東京大学 で AI研究している学生の方々が起業した会社を
ご紹介します。
会社名:Portus AI 株式会社
HP:https://portus-ai.co.jp/
応援よろしくお願いいたします。
アナタの輝く未来のために!
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