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【お題拝借】会社の成長を蝕む中途半端な経営(51歳・会社員)

長岡市にお住まいの51歳の会社員のSさんから頂いたお題を紹介します。

新潟駅近くの馴染みの中華居酒屋「縁チャイナ」でお題拝借
このお店で必ず注文する お酒が進むくんの 絶品チャーシュー です。

中途半端なやり方をしていると結果も中途半端かそれ以下になるって、
最近つくづく実感しています。

51歳・会社員Sさん

そこで今回は、Sさんから頂いたお題「中途半端なやり方」を拝借して、「会社の成長を蝕む中途半端な経営」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。

【私ならこう考える】

今週のお題は「会社の成長を蝕む中途半端な経営」です。
会社の中途半端の度合は、組織にとって、社員にとって支柱となる
企業理念(経営ビジョン)の置かれている状況を見れば分かります。
 
「私たちは〇〇を目指します」
と会社の壁に掛かっている例のアレです。
会社によっては毎朝皆さんで唱和しているかもしれません。
例えば、
(1) 私たちは社会に貢献し、信頼される企業を目指します。
(2) 私たちは人を活かす企業を目指します。
(3) 私たちはお客様を第一に考える企業を目指します。
 
私の知る限り、
企業理念(経営ビジョン)がお題目化している会社は
会社の成長率が同じ業界の他社と比べて低いレベルにあり、
社員の退職率が同じ業界の他社と比べて高いレベルにあります。

お題目化をチェックする

自社の経営理念お題目化しているか否かは簡単に分かります。

例えば、
自社の企業理念に「お客様が第一」を掲げている会社の場合
その会社は、
人事部であろうが、技術部であろうが、営業部であろうが、全ての部署において物事を論じて判断する際、
「自分達のお客様(つまりお金を払ってくださる相手)のためになるのか」
を拠り所としているはずです。
 企業理念がお題目化している会社では、
判断の拠り所が、「トップや上司の顔色」や「自分たちの都合」になっています。
 
例えば、
企業理念に「社員を活かす経営」を掲げている会社の場合
その会社は、
マネジャーが社員のモチベーション向上や育成方法を論ずる際、
「社員の強みやユニークな能力を見つけ、それらを仕事を通じて更に成長させるため、一人一人の社員に本気で向き合う」
を拠り所としているはずです。
企業理念がお題目化している会社では、
年功序列か成果主義か、業績重視か能力重視か、ジョブ型かメンバーシップ型か、上手くいっていない理由を制度のせいにしています。

何事(なにごと)と人事(ひとごと)

経営は、以下2つの要素で構成されています。
経営の質 = 何事(なにごと)の質 × 人事(ひとごと)の質
 
自社の企業理念に「お客様が第一」を掲げている会社は、
何事(なにごと)をプライオリティNo.1にしている会社です。

自社の経営理念に「社員を活かす経営」を掲げている会社は、
人事(ひとごと)をプライオリティNo.1にしている会社です。
 
何事(なにごと)、人事(ひとごと)のどちらか1つでも中途半端になると、経営が中途半端になり、会社の発展が蝕まれます。

これは、何事(なにごと)と人事(ひとごと)に長年携わってきた
私の実感です。
 
ご参考になれば幸いです。

アナタの輝く未来のために!


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