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【お題拝借】経験者優遇のカベ (45歳・フリーター)

茨城県にお住まいの45歳のフリーターのDさんから頂いたお題を
紹介します。

東京駅の丸の内改札口近くの屋台でお題拝借


キクラゲの卵炒め水餃子、ともに絶品。加えて熱帯夜
ビールが最高に美味しくなりました。

「やってみたい仕事」と思っても「経験者優遇のカベ」があって思うようにままならないです。
「鶏が先か卵が先か」の問題ですね(笑)

45歳・フリーター Dさん

そこで今回は、Dさんから頂いたお題「経験者優遇のカベ」を拝借して、「経験者優遇のカベ」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。

【私ならこう考える】

経験者優遇」ってよく聞く言葉ですが、
多くの人にとってこの5文字が現実味を帯びるのは、
転職する時や定年近くなって再就職を考え始める時だと思います。
 
「経験者優遇」は、採用する側からすれば当然のリクエストですが、多くの勤め人にとっては極めて根深いテーマです。
なぜなら(20代のお試し期間を除き)キャリアにはパラドックスが付いて回るからです。

キャリアのパラドックス

経験がなければ未経験の仕事を掴み取ることが出来ない。でも仕事をしなくては経験が得られない」。
これがキャリアのパラドックスです。

キャリアのパラドックスを日本の勤め人の“あるある”で検証してみましょう。

例えば
アナタは大学卒業して、日本の会社に就職しました。
入社後アナタが配属された部署は営業部でした。
(メンバーシップ型の日本企業において、新人の配属先は会社が決めます)
アナタは配属された営業部で自分の“社内評価”を高めるために、
必死に働き、気付いたら10年経過していました。
 
30過ぎて「営業以外は未経験」という自分のキャリアに不安を持ち始めたアナタは上司に「将来の為に30代の内に一度、経理の経験をさせて欲しい」と相談してみました。
 
すると上司は、アナタの意に反して、
経理の実務経験がない30代のキミを、経理部署に異動させるのは難しいよ
との返事でした。
 
仕方なくアナタはその後も営業部で必死に働き、気付いたら更に10年経過。
会社はアナタの頑張りを評価して、40才半ばで営業部の課長に昇進しました。
 
“社内評価”を勝ち取り、自分の仕事に自信を持てるようになったアナタは、
学生時代からやってみたかった「広告宣伝業界で広告宣伝を企画する仕事」に就きたいという希望が膨らみ始めました。
 
そこでアナタは選択肢の1つとして転職を考えるようになり、
人材紹介会社の転職担当のスタッフに自分の希望を相談してみました。
 
するとスタッフは、アナタの意に反して、
広告宣伝業界で広告宣伝を企画する人材の求人は殆どがプロ採用で、未経験者が採用されることはまず有りません
との返事でした。

私流「経験の積み方」

アナタが
「自分の才能(得意)が活きて且つ情熱を傾けられる分野がある」
しかし「その分野における実践経験が無い」としたら
どうしますか?
 
私流の「経験の積み方」をお伝えします。

まず社内で、
今の仕事の中で「必要な経験」が得られないか探す。
上司に「必要な経験」が得られる部署への異動(副業制度があれば副業)を願い出て、納得できるまで引き下がらない。
社内で「必要な経験」が得られそうな新規事業の立ち上げがあったら真っ先に手をあげる。
「必要な経験」が得られる仕事を「新規事業」として会社に企画・提案する。
 
それでも叶わないなら、
社外に目を向けてアフター5、休日を活用して、
その道のプロを見つけ、
「無償で構わないので仕事を手伝わせてください」と願い出る。

最後に

私も失敗の多い勤め人の一人でしたが、
自分の人生は自分で決めることが出来る
自分の手でキャリアを掴み取ることが出来る
ことだけは常に胸に刻み行動してきました。
 
組織では、自分にとって都合の悪いことが起きるのが常です、
「自分の人生は自分で決めることが出来る」
「自分の手でキャリアを掴み取ることが出来る」
ことを胸に刻んでおけば、少なくとも
組織の煩わしさに振り回されなくてすみます。
 
どうでしょうか?
時々でいいので、日頃から「経験者優遇」を「自分事(ごと)
として考えることをおススメします。
 
アナタの輝く未来のために!

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