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【お題拝借】大学生に伝えたいこと (55歳・公務員)

滋賀県 近江八幡市にお住まいの55歳の公務員Nさんから頂いたお題を紹介します。

滋賀県 近江八幡駅近くの近江牛の名店「かね安」でお題拝借
Nさんはメニューの中で一番安かったサービス定食の 近江牛の肉野菜炒め 1800円を注文。
大盛好きの私は女将に頼んで近江牛少し多めの肉野菜炒めを注文。
精算時に伝票を見たら2500円でした。
私は大好きな七味唐辛子をかけて食べました。

いま東京の大学に通っている息子が卒業後に滋賀県に帰ってくるのか来ないのか分かりませんが、息子に関わらず一度滋賀県を出ていった人がまた戻ってきてくれるような魅力ある県にするために、微力ながら頑張りたいと思っています。

55歳・公務員Nさん

そこで今回は、Nさんから頂いたお題「大学に通っている」を拝借して、「大学生に伝えたいこと」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。

【私ならこう考える】

大学の教壇から見える私の大学生の姿は、
一部の大学生を除き、
「多くの大学生は自分の志を持つこともなく、その志を成就させるために真剣に学ぶこともなく、3年生の後半から、付け焼刃の面接対策を身に付けて就活に突入する」
という姿です。
 
手元にこんなデータがあります。
大学入学(100人)
卒業できるのは 88人(入学者の88%)
就職できるのは 75人(入学者の75%)
就職した会社に3年後残っているのは 45人(入学者の45%)  
 
私は自分の実感に、このデータを重ねた結果、次の2つのことが頭に浮かびました。
① 志を持たず自分を磨く努力をしないまま大学4年間を過ごした多くの大学生は、社会に出てからも漂流し続けている。

② 日本の未来を支えるこうした多くの若者たちを、社会は放置したままにして良いのか。

志を建てて、何を学ぶか決める

彼ら彼女ら大学生に就活観を聞いてみると、関心が高いのは
「給料が多いか」「休みは多いか」「営業は避けたい」「楽な事務職に就きたい」「転勤は避けたい」
「在宅勤務が有ればもっと良い」「ブラックは避けたい」 です。
労働条件の重要性を否定するつもりはありませんが、
 
その上で敢えて大学生の皆さんに伝えたいのは、
アナタたちにだけに与えられた特権である4年間の モラトリアム期間
を自分のためにもっと有効に活用して欲しい、という事です。
 
【大学生の特権 4年間のモラトリアム期間】
モラトリアム期間とは
自分の志を建て、何を学ぶかを決め、
建てた志に向かって自分を磨き始める準備期間で、
且つそのモラトリアム期間は
人生で二度と無い貴重な期間である。
 
ちなみに、アナタたちの先輩の大学4年生を3000名以上面接してきて私が、
「あっ この人はどこに行っても生きていけるな」
「この人は伸びるな」と感じる人は
モラトリアム期間を有効に活用した人です。

「学習する能力」を身に付ける

企業側が就活生に求める能力として、
コミュニケーション力
語学力
IT力 
などがよく言われています。
 
これらの武器は確かに大切です。
その上で敢えて私が大学生の皆さんに伝えたいのは、
このモラトリアム期間に、
それらの能力を身に付ける為の大前提となる、
「学習する能力」を大学生の内に身に付けて欲しい。
という事です。
 
学習する能力」とは、
学ぶことを習慣化している度合です。
学ぶことの習慣とは
興味と好奇心を豊かにして気になることを
「やってみよう」「試してみよう」「調べてみよう」「聞いてみよう」
そしてそれを「身に付けよう」という行動のプロセスが
体と頭に沁みついている状態です。
 
学習する能力」を身に付けておけば、
コミュニケーション力
語学力
IT力 
などの武器を身に付けるのは社会に出てからでも十分間に合います。
 
どうでしょうか?
大学生、親御さん、大学の就職課や教員の皆さんにとって
何かの参考になれば幸いです。
 
アナタの輝く未来のために!




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