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【キャリア相談】常識が通じない(65歳・サラリーマンOB)

杉並区にお住いの65歳の男性サラリーマンOB Kさんから頂いた
相談を紹介します。


私の地元 杉並区久我山の町中華「秀庖(しゅうほう)」でキャリア相談を頂戴
70代のご夫婦お二人で頑張っています。ツマミも料理も秀逸です。


ツマミの叉焼(チャーシュー)です。町中華ならではの酒が進む一品です。


餃子は肉50,野菜50で私好みです。


私たちも若いころ新人類って言われていたけど、今の若い者には常識が通じなくて・・・・・・どう思いますか?

(65歳・サラリーマンOB Kさん)

そこで今回は、Kさんのキャリア相談「常識が通じない」を頂戴して、「常識が通じない」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。

【私ならこうする】

「常識」を辞書で調べると、
「社会的に当たり前と思われる行為」と出ています。
つまり
「二人の間で常識が通じない」ということは、
「二人の間で当たり前と思っていることが違っている」
 
それどころか
アナタの「当たり前(常識)」が若い社員にとって「非当たり前(非常識)」
若い社員の「当たり前(常識)」がアナタにとって「非当たり前(非常識)」
 
と言う状態かもしれません。

鉄板の常識

一方、世の中には自分の中の常識、世の中の常識、を打ち破ることに情熱を燃やしている人達もいます。

科学技術の世界に目を向けると
科学者が一番興奮を感じるのは、「大きな発見をした瞬間」以上に、実験の中で「おやっ、変だぞ」これは何だ」って、これまで誰もが疑わずに信じてきた「鉄板の常識」と異なる結果が出た瞬間だそうです。
 
ビジネスの世界に目を向けると
かつて小売りで売上を増やす「鉄板の常識」は、「駅前の好立地確保」「売り場面積を増やして集客を増やす」ことでした。
ジェフ・ベソスが「立地や売り場面積なんか関係ない。ネット上の仮想店舗で世界中の商品を扱う」という「別の常識」を考えて1994年アマゾンを設立しました。
2001年アマゾンが初めて黒字化(僅か500万ドルの)。
その時、一部の人が「おやっ、変だぞ」「これは何だ」と思いましたが、多くの人が本当に恐怖を感じたのは2010年に入ってからでした。
 
キャリアの世界に目を向けると
多くの親にとって我が子が社会で勝ち組になる「鉄板の常識」は、
国内の有名大学に入学して、国内の有名企業に就職することでした。
 
【おやっ、変だぞ】
そんな中ここ数年「就活の異変」と題した
新しいタイプの就活生の存在を報じる新聞記事を目にするようになってきました。
その記事は例えばこんな内容です。
その青年は、
日本の中学校を卒業後、自分の意志で中国の高校に入学。高校卒業後に中国の大学に進学。
中国の大学卒業後は、データサイエンスを学ぶためにアメリカの大学院に進学。
24才でアメリカの大学院卒業と同時に日本の大手企業から年収2000万円の条件で
スカウトされた。
 
【どうする?】
例えばアナタは、上記新聞記事を目にしたらどう考えますか?

・おやっ、変だぞ、と考えて検証してみる(←改革派?

・いやいや例外的なこと、「鉄板の常識」は今後も変わらない
と考える(←守旧派?

常識を疑う

「科学技術の分野」「ビジネスの分野」「キャリアの分野」など
どの分野にも長らく疑うことなく「当たり前」と信じられてきた「鉄板の常識」が存在しています。
 
もし自分が身に付けている常識と違う常識に出会ったとき、
神様から「自分の常識を疑ってみるチャンスをもらった」、
と考えるか。
こいつら(これは)非常識だ、
と考えるか。
ここが分かれ目かもしれません。
 
そんな時、立ち止まって考えてみる価値はあると思います。
 
アナタの輝く未来のために!

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