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印象的な褒め言葉。

さて毎日定時更新を目指しているこのnote。

なんと!前の記事から約一週間も空いてしましました!(大汗)

実はコロナ陽性で書く環境を整えられなかったとか、色々理由はあるのですが、その辺の言い訳はとりあえず横に置いて本題。

今朝、ある人気作家さんのnoteを読んで

「こういう表現力があっていいなぁ・・・。」

と私は一人、MacBookに向かって呟いていました。

私的にとても感動的な内容でもあったので、ちょっと涙目になりながら「いいなぁ。」って(笑)。

自分の口からついて出た言葉で思い出したのが、一昔前、社会教育というニッチな職種で働いていた頃に出会った大先輩であり、今もその世界で後進の教育にあたっている女性との出会いです。

私は社会教育2年目で、その年度の社会教育指導員メンバーの定例会の「会長」という役割を仰せつかっていました。メンバーは私より10も20も年上で、私より遥かに経験値も高く実践力もある先輩方も含まれていました。

この「会長」という役割に推薦(というより半ば任命でしたが。)された時、構成メンバーをみる限り私のように「現場を一年しかやったことがない人間」にとって、正直いえば重荷でしょうがありませんでした。あの時の役職の推薦は私の実力だけじゃないことに当時の私は半分気づいていましたし、いわゆるどの集団にも発生する”パワーバランス”というヤツで、私のような業界初心者みたいな人間がその役職についた方が『なんとなく場がまとまる。』という雰囲気があることもなんとなく察してはいました。

言わずもがな何らかの集団のトップ(的な役割)をするという事は、否が応でも誰かに嫌われたりすることもあるし、そもそもこの役割についたとてお給料が上がるわけでもない。さらに言えば、やるからには無責任な仕事は出来ないし・・・正直いって、断りたい気持ちいっぱいのところに、先輩たちが

「あなたなら出来ると思うから。」

という言葉で私を推してくれるわけです。こういう「断れない場面」に遭遇した経験がある人は結構いらっしゃると思うのですが。当時の私は”役不足は否めんなー”と思いながら「会長」という字面からみても偉そうな役目をお引き受けしたことがありました。

実際には「会長」の仕事はさほど重責ではなく、毎月開催される定例会で話し合われることの落とし所をつけたり、メンバー皆さんの意見を吸い上げたりするのがメインの仕事でした。他にも細かい業務はたくさんあるのですが、当時の同僚が「庶務(会計含む)」的な役割を担ってくれて大変助かりました。

さて、そんな「会長」という役割に少し慣れて来た頃、定例会の場所を提供してくださった女性と会話をしていた時のことです。

その施設は10数年前当時、官民協働の先駆け的な立ち位置として注目されており、新聞などでよく取り上げられていました。そのことについて主催団体の代表でもある女性に

「新聞でご活躍を拝見しております。すごいなぁ・・といつも思っています。」

と率直にお伝えしたのです。

すると後日、その女性から

「二人でお茶したいのだけど。」

というお誘いがありまして、当時の職場の任期を終えたら一緒に働きませんか?という打診をいただきました。結果的には、仕事をご一緒することはなかったのですが、その時、声かけしてくださった理由(ワケ)について、その女性は

「あなたの褒め言葉って、嫌味がなくて気持ち良いわね。あの時の”すごいなぁ”は、本当に私たちの仕事を凄いと心から思ってくれている人の素直な言葉だと思ったのよ。」

と仰ってくださいました。

(実は半年ほど研修生的に雇用してもらったのですが、以前から興味があった業種からも声かけがあり、そちらにいく方を選んだがために、仕事をご一緒する機会を失いました。)

今でもSNS越しのお付き合いですが、あのような褒められ方をしたのは初めてだったので、深く印象に残っています。


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