旅の記憶 〜浜松秋葉神社さんへ〜 ⑥
前回のつづきです。
そして今回で、ついに浜松秋葉神社さんへの旅の記憶は完結です!
ここまでの道のりは、①、②、③、④、⑤、をお読みください♪
◆
そして、また駐車場へ戻ってきました。
秋葉神社さんへ別れを告げて、また山道をくだります。
カーナビに自宅を設定して、
父は「もう行きにあの山道を経験したんだから、帰り道は二度目だし、またなんとかくだっていこう!」と言って車を発進させました。
すると、途中までは山道のくだりではありましたが、
来た道である、あの不穏で険しい道とは別の道をナビが指し示しているではありませんか……。
父「いや……行きと違うもっと大変な山道を走らされるのはもう嫌なんだけど……」
しかし、前方をよく見てみると、明るい橋があります。
行きの道でV字で曲がるよう示された道がその奥の左手に見え……
つまり、
帰りの道でのナビは、V字の道へ入らずにあの明るい橋を渡るようにと言っているのでした。
その後に続く道はあの素晴らしいダムや、山々の景色であることを私たちは知っていたため、
「えー!じゃあ行きの道でもわざわざV字に曲がって、あの不穏な山道を走らなくても秋葉神社へ着いていたのかー!」
と、一気に脱力してしまいました。笑
そしてもちろん帰り道はとても安全な道でした。
……このことを振り返ってみると、
秋葉神社さんへ向かう道で、
「その心の中にある『恐ろしい』と思う気持ちや、不安、しがみついているかのような、『重たいもの』を外してからおいで」と、
神様があえて選ばせたルートだったのかもしれません。
そして、あの道で起こった出来事(あきらめそうになった時に絶妙なタイミングで先を促す後続車の出現)など思えば……
「大丈夫だからそのままもっと軽やかになってここまで登ってきなさい」と伝えてくれていたのかもしれません。
(プラスに解釈し過ぎでしょうか♪)
でも、「なんだかんだ、大丈夫なんだ。信じよう」と思う心や、今を信頼すること。
それはきっと、これから先の人生においても大切なことで、
本当に必要なことを体感を伴って今回教えてもらえたのではないかなあ、と私は思います。
◆
そして、無事家へと到着しおみくじの天狗さんを眺めていたら、
母が今朝の出がけにバタバタしてしまったことについて話はじめました。
ちなみに、母は毎朝オラクルカードをひくのが日課な人です。
(オラクルカードとは神託を受けとるためのカードのことです)
「実は今朝出がけにオラクルカードで出たメッセージが、『迷わず進め』だったの。
山道の途中引き返そうとしたあの時、あのタイミングで後続車が現れたのも、やっぱり進めってことだったのよね。」
なんと母のオラクルカードの占いでは、あの瞬間を予見していたかのようなメッセージが出ていたのでした♪
さらに、その後。
私の母方の祖母に会った時に、
母がこの秋葉神社さんへの参拝の旅のことを話したら、
祖母も若い時に秋葉神社さんの上社へ参拝をしたことがあったとのこと。
そして祖母の話では、秋葉神社さん上社へ向かう途中、険しい山道の中で迷ってしまったらしいのです。
(祖母の時代ですから、今よりもっと大変な道のりであったことが想像できます)
迷いこんだ山の中で、祖母は水の流れていない川を見つけました。
するとそこには、白い犬と茶色い犬の2匹の犬が戯れて遊んでいたそうです。
そして、その2匹の犬に着いていくと……
なんと秋葉神社さんの上社に着いたのだそうです。
祖母は、目に見えないものを感じたり、見たりしている人なのでもしかしたらその2匹の犬というのは……
神様の使いのオオカミさんで、祖母を導いてくれた存在だったのかもしれませんね……♪
(不思議なお話です♪)
◆
ということで、浜松市秋葉神社さん上社へのこと、私の旅の記憶でした。
今回の旅で、自分が普段どれだけ平らな道を歩かせてもらっているのかを痛感しました。
後に続く者のことを想い道をひいてくれた人の苦労や気持ちを思うと、どんな小さな小道でも、歩く時には一歩一歩、感謝して行こうと思いました。
家族でこの旅に出られたこと、多くの素晴らしい気づきを得られたことが最高にしあわせでした♪
よろしければぜひ皆さんも浜松秋葉神社さんへ参拝されに行ってみてください♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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