旅の記憶②


26歳になった誕生日当日から母と2日間、埼玉、東京、千葉を巡った旅日記、前回からの続きです。

今日は、旅の1日目である埼玉の『秩父神社さん」と『三峰神社さん』の事を書いてみようと思います。

12月6日、旅の出発の日は、朝5時に起きて母と浜松駅から新幹線に乗りました。
浜松駅の新幹線の改札をこえると、KAWAIのグランドピアノが置いてありました。(音楽の街浜松ですもんね)
自由に演奏してよいとの事だったので、景気づけに少し弾かせていただきました。

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指から伝わってきたのは、素晴らしいKAWAIのグランドピアノの音の振動でした♪

そして、新幹線に乗り1時間半ほどで東京へ到着しました。
そこからJRに乗り換えて「熊谷」で秩父鉄道という電車にまた乗り換えて…やっと最初の目的地である『秩父神社さん』の最寄駅、秩父駅に着きました。

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そして、秩父駅から少しだけ歩いて『秩父神社さん』は、突然現れたかのような場所にありました。

はっと横を向くと大きな大きな狛犬さんが二体いらっしゃる…。

突然空気が変わったのを感じられて、まるで不思議な世界の門を見つけたかのような気持ちになりました。

母と鳥居の前で一礼し、秩父神社さんの境内へ入れてもらうと、焚き火のようなあたたかいにおいがしました。

たくさんの神様がまつられていて、(造化三神の1柱であり『カタカムナ』第7首の中でも登場する『アメノミナカヌシ』様も御祭神
お参りをさせていただきながら、拝殿の装飾の彫り物がとても細かくつくられている事に感動しました。
この場所や神様方をとても大切に思う気持ちがつまっているように感じました…(先日見たステンドグラスと同じように)

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そのようにして見学させていただいていると、拝殿内から太鼓の音がきこえてきました。
神社で太鼓の音をきくのは、神様が歓迎してくれているのだと教わっていたので、私と母は顔を見合わせて、うれしくなりました。(にやにやしました)

その後、せっかくなので『おみくじ』を引こうという流れになりました。
秩父神社さんの『おみくじ』は少し変わっていて、巻物のようになった紙をひとつ選び、そばにある池の水にその紙をひたすと、文字が浮かび上がってくる…という仕組みのおみくじなのだそうです。
(母は今年、所属している合唱団の演奏旅行で一度この秩父神社さんを訪れていたので、このおみくじについて教えてくれました)

しかし、何となく「ここでおみくじは引かない」という気持ちが私の中に湧いてきてしまい…。

これは何かのメッセージの可能性大だと感じたので、おみくじの説明をしてくれた母には申し訳なく思ったのですが、「次に向かう『三峰神社さん』でおみくじを引きたい」と伝えると母も快く賛同してくれました。

そして私と母は次の目的地である『三峰神社さん』へ向かいました。


三峰神社さんへは、また秩父鉄道へ乗って『三峰口』という終点の駅で降りました。
そこから山を登っていくバスへ乗ります。
このバスは本数も少なく、大変な山道を登っていくバスでした。
ぐねぐねとした道を1時間ほどバスに揺られ、やっと三峰神社さんへ到着しました。

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バスを降りてからも、また山でした。
坂道を登って登って、見えてきたのは二体の狛犬さん……

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ではなく、お犬様(狼)でした。(三峯山の狼は、ヤマトタケルさんが道に迷った時に導いたといわれているそうです)

そして、この三峰神社さんの鳥居も普通の鳥居ではなく、「三ツ鳥居」という形でした。

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このお犬様と三ツ鳥居を見た瞬間に私も母も一気に心が踊りました。

まるで宇宙図書館の入り口のようだ…と2人して同じ事を思ったのでした…。(宇宙図書館についてご興味が湧きましたらぜひ調べてみてくださいね♪笑)


そこからまた坂道を登っていきます。道中にもお犬様(狼)はいたるところにいらっしゃいました。
どんどん歩を進める度に、空気はキンと澄み、冷えていくようでした。
それでも空気が澄んでいけばいくほど、私は心の中で『会いたかったものにもうすぐ出逢える』という何か確信のような、うれしさのようなものが増していくのを感じていました。

階段を登りきって顔を上げると、そこには息をのむ美しさがありました。

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色鮮やかでありながら、自然と完璧に調和した見事な手水舎や拝殿…
圧倒されてしばらく呆然と立ち尽くしました。

そして、音がとてもよくきこえるのです。
参拝をされている方の手を叩く音、
お賽銭の落ちる音、
どなたかが踏まれたのか木の枝の折れる音……

お山にこだましているのでしょうか?
空気が澄んでいるからでしょうか?
残響のようにあらゆる音が美しく耳に届くのです。
きっとここにいらっしゃるであろうすべての神様がわけてくださるちからなのかもしれないと思いました♪

そして母と三峰神社さんの境内へ入れていただき、参拝をさせていただきました。
その後、事前に調べてあった『龍の模様』というものも拝見させていただきました。

こちらです。

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2012年(辰年)のある日、石畳に水をかけると赤い目をしたこの『龍の模様』が浮かび上がったそうです。
この龍の模様を待ち受けにしてよい事が起こった、という方がたくさんいらっしゃるそうです♪
皆さんへも写真をお届けです笑

『龍の模様』を拝見させていただいた後は……やっとおみくじです。

秩父神社さんではなく三峰神社さんでおみくじを引く事を決めてきましたので、私も母もとてもわくわくしていました。

引いたおみくじを2人で開いてみると……

私も母も『大吉』でした……

「縁起がよすぎる……」と、また2人で顔を見合わせてうれしくなりました。(にやにやしました2回目)


三峰神社さんの澄んだ空気や神聖なちからを存分に堪能させていただいて、そろそろバスの時間が迫っていたため三峰神社さんを出ようとしたその時、

なんと、また拝殿の中から太鼓の音がきこえてきたのです。
さらに今度は祝詞の声までもきこえてきました。

私と母は、帰ろうとした足が止まってしまい、また2人で笑ってしまいました。
そして何より、三峰神社さんへ心からの感謝をしました。

帰り道はバスの時間ギリギリでした。
バス停まで、また坂道を下って行かなくてはならないため、少し走りました。
しかし、足や手が冷たい空気でかじかんでしまい……急がなくてはならないのに…!と私も母も焦りました。

そんな時、道の脇で甘酒を売っているのが目に入りました。
すると、私も母も急いで焦っていた気持ちがとたんにどこかへ飛んで行ってしまい、

「あー!甘酒だ!飲んじゃおー」

「さんせー!」

という流れがやってきてしまいました。笑(私は甘いお菓子は食べられませんが甘酒はとても好きです)
甘酒を売ってくださったお兄さんも「寒いですからね〜」と、紙コップいっぱいまで甘酒を注いでくださり、とても優しく対応してくださいました。

そして私も母も、熱い甘酒を一口飲んで「おいしいー!」とお山へ叫んだ後、我に帰ります。

「こんなに熱々なの持ったままじゃバス停まで走れないよ!?」

しかしなんと、熱々甘酒を飲みながらもバス出発10分前にバス停に着き、席にも座る事ができました。
大天使ミカエルさん(…お願いしました笑)、三峰神社さん、ありがとうございました♪


今回の記事では『秩父神社さん』『三峰神社さん』の事を書きましたが、記事を書きながら改めてそれぞれの場所でいただいたちからの大きさや美しさを思いました。

両方の場所で思った事なのですが、『優しい』と感じました。
それは、とても大きく強い、揺るぎない、といった感触でした。

『守ってくださっている』事を、感じさせてもらえたような気がしました。

そして、どんな場所に居ても目には見えない高次元の愛は届くのだと教えてもらいました。

この記事を書きながらも、思い出すだけで、『秩父神社さん』や『三峰神社さん』で体感した喜びや気持ちのよさが蘇り、身体や心が癒されるのですから。

想いを馳せるだけで、望めば私たちは、誰とでも、どことでも、繋がる事ができてしまうのかもしれませんね♪


そして、「旅の記憶」は、今夜泊まるホテルまでの道のりと『田端文士村記念館』『うず気功セミナー』へと続きます……♪


お楽しみに。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございました♪


★今回、秩父神社さんと三峰神社さんの御祭神の詳しい説明は割愛させていただきました。それぞれに神様方の物語があり、それもとても素晴らしかったのですが、その場所で感じた事を特に書きたかったため。
御祭神について詳しくは、こちらをご覧ください。

『秩父神社さん御祭神』
http://www.chichibu-jinja.or.jp/saijin/

『三峰神社さん御祭神』
http://www.mitsuminejinja.or.jp/saijin/index.htm


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