文章は口以上にものを言う

20240409

ようやく酸素が脳に回ってきた。
決してくつろげる時期ではないが、例えるとしたら
クロールで泳ぎ続ける時間が終わって、平泳ぎで大丈夫になったぐらいだ。

こんな僕が今日書きたいのは自分の転職する理由についてだ。
ちなみに動画でも撮ってみた。ぐだぐだだった。

職場の上司に退職することを話すと、なかなかにショックを受けているように見えた。
控えめに言って、この職場で僕は大きな期待を受けていたようだ。

そりゃそうだろう、僕ほどに何をやらせてもそれなりにこなせて、誰かと楽しく話すことも表面上はうまくこなし、業務の無駄があればこうしようと提案のできる人間なんか職場からしたいキープしたい人材に決まっている。
棘を出さないで生活しているから、こいつが辞めるなんて考えてもいなかっただろう。
それだけは少し申し訳なく思っている。
もっと嫌なやつになってもよかったかもしれない。

部長から「海ちゃんには今後の経理をまとめる存在になってほしかった」と言われたことと、冷静沈着な彼が言いたいことがまとまらず珍しい自分語りをするぐらいに取り乱しているのをみれたのは嬉しかった。
ビデオにとっておいて、走馬灯に映るくらい脳みそに焼き付けておきたい光景だった。

でも僕は辞める。
辞めることが優先なのではなくて、次の場所に行くことの優先度が僕にとって高いのだ。
理由をたった一つにまとめると、今の未来では沼地に辿り着くことが決まっていて、次の未来ではもしかするとオアシスに辿り着けるかもしれないからだ。

はっきり言って上司は自分の未来だ。
僕らやや優秀な凡人はどれだけ性格が違おうと、育った場所が違おうと、大学の専攻が似ていなくても、置かれた環境で大きな違いを出さずそれなりにうまくやることができる。
そうでないと会社は回らない。
ひとりに依存してしまえばおしまいだ。

そんな状況で、僕の上司をみてみると、全くもって僕の目指したい姿とは言い難い。
日々作業に追われ、新しい価値を生み出すことなく、ずっと体調を崩しながら土曜も平気な顔で出社する。
体調を崩してまで仕事をすることにどんな意味があるのか教えて欲しいし、教員だった頃の僕にも教えてあげてほしい。
微熱で学校に行くことが日常だった。
頭がおかしい。

これに対して、僕が今度いく会社、〇〇株式会社の上司を見てみよう。
内定をもらった後のオファー面談で、部長が僕のためにスライド資料を用意してくれていた。
タイトルは「月曜日に会社に行くのが楽しみ!!」だった。
頭がおかしい。
実際にはタイトルで度肝を抜かれただけで、内容は至極まともだった。

僕が今の会社に居続けて、USCPAをとって監査法人に行くケース
〇〇に入ってベンチャーITでゴリゴリに鍛えた実践系の経理を目指すケース
両方とも素晴らしいとした上で、「あとは信海さんの選択だ。」とまとめてくれた。そして「当然僕らはきて欲しいし、信海さんならうちで活躍する姿が想像できるし、君なら鍛えあげられる自信がある」とまで言ってくれた。

正直コスパや地位で考えるなら、USCPAとって監査法人なり外資系企業に行くのが得だと思う。
でもそれをするのは僕じゃなくていい。そんな気がしている。
結果僕は、砂漠にもオアシスにもなりうる〇〇株式会社を選んだ。
まあどうとでもなるだろう。困れば逃げるか、死ねばいい。
面白そうだから仕方ない。

これが僕の転職の理由だ。
一つ悔しいことがあるとするならば、△△に相談した時も、✖️✖️に相談した時も、ビデオに撮ってみた時も、この文章ほど簡潔で正直に言葉にすることができなかった。
僕の口はなんとなく音を発しているだけで、僕の脳みその電気信号をちゃんと意味をもった言葉にすることのできない役立たずデバイスなのかもしれない。
あまりにも悔しいから2人にこの文章を送りつけてやろうと思う。

2人とも本当にありがとう。
おやすみ。

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