13年前のロックダウン。
2020/05/03
ロックダウン、、、
この言葉は2020年の2月までは日本人で知っている人はかなり少なかったと思います。
今ではすっかりお茶の間でも口にしている程に浸透しています。
今回、自粛生活をする中で思い出す13年前。
自らロックダウンのような生活をしていた事を書いてみます。
◆都内某所、駅から20分、4階建ての最上階にあるワンルーム。広さは5.5帖。
狭いので冷蔵庫も洗濯機も置かず、電子レンジ、炊飯器もなくて
机と椅子とノートパソコン、ニトリの薄いベットマットだけの部屋。
田舎から上京した自分にとってはそんな部屋でも満足でした。
都会で働けることが楽しかったのか、あまり休まずに動き続けた日々。
そんなある日、心境に変化がありました。
変化
なんだか急にすべてがどうでもよくなってしまい、頑張ろうという気持ちがなくなってしまいました。
もしかすると軽いうつ症状なのかもしれませんが、病院に行ったわけでもないのでわかりません(笑)
携帯電話の電源を切ってしまい、誰とも会わないようにしようと決めた僕は、電話帳を消して
実に8ヶ月ほどのセルフロックダウンを経験するのです。
しかし、何もせずともご飯は食べなければいけない。
家賃や光熱費は払わなければいけない。
収入のない中ですこしずつ締め付けられていくような気持ちの中、数ヶ月が過ぎました。
この感覚は今、仕事が通常通り進まずに自宅にいることを余儀なくされている方と似ていると思います。
◆しかし、ある時を境に不思議とそんな状況が楽しいと思えるようになってきました。
夜の公園の異世界感あふれる静けさ、
たまに飲む贅沢品の炭酸飲料、
ラジオから偶然流れてくる好きな音楽、
クーラー代わりに水風呂に入って涼む、、、
不自由な中でも楽しいことはあります。
友達と遊べなくても自分自身の内面と会話することはできます。
楽しいことがないということに着目するのではなくて、楽しいことは自分で作るものです。
小さな好奇心を実行するだけでも、なんだか楽しいという気持ちになれるのです。
もしかすると、自宅でじっとしていたらやりたいことがぼんやり見えてきた方もいるのではないでしょうか?
違う職業に興味がある、本当は住みたい街がある、自分でなにか発信してみたい・・・
とにかくやってみましょう!続けることよりも始めることを優先しましょう。
(僕の場合はそう思ってnoteをはじめました!)
◆なんやかんやで生きていた僕は、
また社会復帰するわけですが、このときの
何もなくても楽しく生きられる
という感覚はとても印象深く、自分の価値観にも大きな影響を与えてくれました。
そして、今やることが少ない方は大きなチャンスです。
本当にやりたいこと、本当はやりたくないこと、なんとなくの人間関係、過去に集めていたコレクション、
買ったのに読まなかった本、着ない服など、見つめ直すチャンスです。
いらないものは捨てるか売るかしましょう。
隙間を空けなければ新しいものは入ってきません。
いまこそ部屋にも心にも隙間を空けて、新しいなにかを迎える準備をしましょう。
そして、何もなくて貧乏だった僕が今でも元気に生きていること、そしてその時のことを不思議といい思い出だと思っていることを何よりも伝えたいです。
平々凡々の何もない日々が続いてもなにも覚えていませんが、すごく辛かったり不安だったりしたときのことはいつまでも忘れません。
いつまで続くかわからない自粛生活ですが、10年後に振り返ったときに皆さんにとっても色濃い思い出に変わると思います。
大変
今は世界中が大きく変わろうとしています。
大掃除の前に、一度荷物を全部出して、
掃除する前よりもごちゃごちゃになってしまってゲッソリ、、、
いるものといらないものを分けて、
また必要なものはきれいに戻して・・・
いまはまさにそんな状態に思えます。
スッキリした未来を迎えられるように、今自分の人生にとって出来ることしましょう!
ということを長期ロックダウン経験者としてお伝えできればとお思い、今回は書きました!
次回は、これとは違う更に厳しいロックダウン生活について書いてみようと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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