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#9 SUUMOに載ってる物件は非売品?

前回までの記事はこちらから

戸建て検討からマンション検討へ

これまでは実は住まい探しの勝手が全く分からなかったのもあり、ざっくりエリアと予算を言っては業者さんの提案に任せて新築建売を巡っていた
お陰で面積と感覚の関係や、実際に住むときを想像した上で特に確認をしたいポイントは段々ついてきた。ありがたい。

しかし、同時に検討エリア(東横線とその周辺)で戸建てを探す限界を感じていた。都心に近づけばやや駅遠でバルコニーもほとんど無い3LDKの3階建て、それでも今の1LDKの築古マンションと比べればだいぶマシ
住めるとは思うし高望みの出来ない私たちとしては悪くはないが…なんかしっくりこない。

郊外に下れば2階建でしっかり土地面積のある戸建ても選べるが…東横線でなく前回の記事で書いたエリアについても、予算4000万円台(2020年当時)では、横浜線を越えるまでは駅徒歩圏内で2階建ての戸建ては無理であった。

また超えたら超えたで坂道が多く駅まで行ってもお店が少ないので、車なしでは生活が苦しそうな立地となってくる。車の維持費と車生活は未知なのでやはり不安だし、坂道多い地域は特に将来性に不安を感じる雰囲気であることが多い。

じゃあその間を取るとしたら…やっぱり管理費や相場を鑑みて多少負担が上がっても中古マンションとなってくるだろうか?

戸建てなら自転車乗るにも敷地を出るにも時間かからずに済む
けどマンションなら2階建の戸建てと比べれば圧倒的に立地が良くなるし、3階建ての狭小戸建てとかと比べると、生活動線が圧倒的に良くなったりバルコニーが増える。家の中の細やかな移動と毎日の敷地内の移動…比べればやっぱりマンションのが良いか?
他にも狭小戸建てよりは間取りが土地形状に依存しにくいので、効率を求める間取りの調整が行われたりLDKや洋室を繋げたりで同じ面積でも柔軟に使えそうな利点もある。

マンションのこういった柔軟性は好き。狭小戸建てなら敵わないところ。子供が小さいうちは広く使って一緒に遊びたいし、大きくなったら…どうせリビングで集まらないだろうし(涙)
土地の面積と形状に支配された狭小戸建てにありがちな間取り

仲介業者さんにお願いするも

得意領域が違うかもしれないから他の業者さんにお願いした方がいいか…と思いつつも、今まで家探しを手伝ってくれた仲介業者さんに相談すると、他の地域の仲介もお任せ下さい!!と快く紹介してくれそうだった。しかし…

ぼく「これらの地域で物件ありますでしょうか?」

仲介「はい、頑張って調べてみましたが、この予算ではあまり見つかりませんね…代わりにご検討の地域からは外れてしまいますが、例えばこんな物件はいかがでしょうか?」

ぼく「(やや厳しめなのは承知であるが)、挙げた地域の中でも、例えばSUUMOで調べるとこのような物件があったので、ぜひともまずはそちらから内見してみたいのですが(具体例をいくつか例示する)」

仲介「確認してみますね。」
(後日)
「物件Bは内見が出来そうでしたので、◯日の◯時に私たちの事務所に来て下さりますか?」

ぼく「承知しました、ありがとうございます。(ええっ、確か複数挙げたはずだけど、じゃあ物件Aと物件Cは?まあ一回見ないと次に進めないし一旦はいいか…)」

雲行きが怪しい。

さて待ちに待った当日がやってきた。現地で降りて早く見たいのに…という気持ちを抑えつつ、気になる物件の横を電車で通り過ぎ、言われた通り事務所にやってきた。案の定今日も他の物件の紹介も始まった。
まあ中古マンション自体まだ感覚が分からないところもあるので最初は乗るのも悪くないが…。いただいたチラシから気になったものをいくつか選び、ご用意くださった車に乗る。

と、開口一番…

すみません、リクエストいただいた物件はもう決まってしまいして…

結局同じ繰り返しになってしまった。不動産屋さんに見せていただいた物件は10件を超えようと、この時まだ私からのリクエストは1件も見れていない。

その時本当に売れていたかどうかは定かでないが、後日確認したらSUUMOから消えたのは一ヶ月くらい後だった。
SUUMOに載っていて、自分が気になる物件は他の誰かも狙っているから取られるのが普通なのか?条件が他より良いと感じるのは、実際には売られていないということが実は多々あるのだろうか?これが噂できく、おとり物件なのだろうか。

正直初めて不動産屋さんに来たときは、まだSUUMOに載っている物件よりも少し条件のいい未公開物件を見せてくれるかもしれない淡い期待を持っていた。けれども現実は、SUUMOに載ってる物件すら実際は買えないのか?という錯覚に囚われた。

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