記号のような言葉
あなたがいてくれて、良かった。
心から掛けられたような、そんな片手で数えられる言葉に生かされている。
「お世話になっております」「いつもありがとう」。家のドアを閉める、アルバイト先に着く。お礼も感謝も、息をするように発しないと、生きていくのは難しい。
全くもって思ってもない空言を吐いているわけではないけれど、記号として交換するために存在する言葉だな、と思う。
全く別の次元で、涙が滲むように、感情の密度が伝わる言葉がある。
そんな、いつか掛けられた言葉。「あなたがいてくれて、良かった。」の一言で、乗り越えられる夜があります。
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