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紅月(あんスタ)「夏鳥の詩-サマーバード-」のMVのこと。

こんにちは。桜小路いをりです。

以前、「ジャニオタが「あんスタ!!Basic」でアイドルへの好きを再確認した。」という記事を書きました。

あれから、暇を見つけてはコツコツとゲームを進めています。

二次元にこんなにハマったこと、なかったんじゃないかな、というくらいなのですが……。
今回は、先日公開されたばかりの紅月の「夏鳥の詩-サマーバード-」について、少し書いていきたいと思います。

『和』のモノに惹かれるって話/1ヶ月書くチャレンジ Day2」という記事でも書きましたが、私はいわゆる「和風」がコンセプトのものが大好物。ご多分に漏れず、あんスタの「和風ユニット」である「紅月」も、こういう雰囲気好きだな~と眺めています。

あんスタに関してはまだまだ新参者なのですが、「夏鳥の詩-サマーバード-」のMVには惹かれる部分がたくさんあったので、この感動を備忘録として綴っていきたいと思います。

MVと併せてお読みいただけると嬉しいです。

(不慣れな分野に足を踏み入れたせいで、前置きが長くなってしまいました……)ぜひ最後までお付きあいください。

あんスタのMVの何がすごいか、というと、いちばんはアイドルの細かな仕草ではないでしょうか。
パフォーマンスの最中の、メンバー同志の細かなアイコンタクト、振付がないときのちょっとした動きなど、ぴしりと揃えられていないからこその「人間味」が溢れています。
すごいな、今の技術は……と見るたびに感嘆してしまうほど。

特に、「夏鳥の詩-サマーバード-」のMVでは、藤棚や、厳島神社を彷彿とさせるようなロケーションが印象的でした。
爽やかな初夏の風と陽射しが感じられるような臨場感に、一気に世界観に惹きこまれます。

ちなみに、藤の花言葉は「優しさ」や「決して離れない」です。
後者は恋愛的な意味が由来ではありますが、「紅月」のメンバー同志の結束であったり、センターの神崎颯馬くんから先輩二人への忠誠の意味もあるように思います。
(こういう細かい演出を探すのが、実はすごく楽しくて好きです。)

また、MVの随所に出てくる鳥は、調べに調べまくり、さらにストーリーを読んだ結果、「サンコウチョウ」という鳥さんだと分かりました。
鳴き声が「ツキ ヒ ホシ ホイホイ」と鳴くことから「月 日 星」で「三光鳥」という名が付いたとか。長い尾と青い模様が、どこか「青い鳥」を彷彿とさせます。
ちなみに、鳥言葉は「公明正大」。「公正で堂々としている様」を表す言葉です。

ストーリーの中でのMVのコンセプトが「受験生への応援歌」だったので、真っ直ぐに堂々と実力を発揮する、という意味でも、ぴったりなモチーフの鳥さんではないでしょうか。

蛇足ですが、「月日星」という言葉そのものはウグイスの鳴き声のことだそうです。歌詞のあちこちに季語や伝統的なモチーフが入っていて、紐解けば紐解くほど面白いです。

風光る空 果てし無く高く
届かないように見えても
君と一緒に 何処へだっていける
月と日と星に声を重ね・・・歌おう

夏鳥の詩-サマーバード-

ラスサビのこの部分、初めて聴いた時には、心がじんとなりました。

爽やかな曲と、「紅月」の三人の、芯が通りつつも優しさを含んだ歌声が印象的です。

最後に三羽の鳥が空を飛んでいく映像が入っているのも、遥か先の未来を見据えるような余韻があります。こういう演出、個人的にとても好きです。


最後に、衣装について少しだけ。

メンバーが全員、右腕に着けている黒い輪っかがあると思うのですが、これは恐らく「腕守り」ではないでしょうか。たぶん、江戸時代の、布を輪にして金具で留めるタイプがモデル、だと思います……(乏しい知識を振り絞って書いてます……)
御守りやお香を入れて、身に着けていた物です。

また、肩の辺りにある、赤いリボン結びのような形の飾り。これは、二つ輪の「叶結び」だと思っています。
別名、友情結び。一度結ぶとなかなか解けないことから、この名が付いたとか。
こんな細かいところにも意味があると思うと、奥深いです。(違っていたらごめんなさい……!)


以上、ああだこうだと、MVや歌詞について綴っていきました。

noteを書く時の中では考察記事を書いている時がいちばん好きなので、また色々と書いていきたいです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

少しでもお楽しみいただけていたら、とても嬉しいです。

今回お借りした見出し画像は、MVの中でも特に印象的だった藤の写真です。以前、あしかがフラワーパークの藤棚をテレビで見たのですが、紫色の天蓋に囲まれているような幻想的な景色に目が釘付けになりました。藤には魔除けの意味もあるので、どこか神聖な雰囲気も、そこに所以があるのかなと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。