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ヰ世界情緒さん STREAMING COVER LIVE 「キャンディライブ2」/感想

こんにちは。桜小路いをりです。

昨日、神椿のバーチャルシンガー・ヰ世界情緒さんのカバーライブ「キャンディライブ2」が配信されました。

すごくすごく素敵なライブで、「レジ袋が有料になった今、このライブがYouTubeで無料で見れちゃっていいんですか……!?」という豪華な内容でした。

セットリストは、以下のような構成。

「夜顔の告白」 samayuzama
「アンノウン・マザーグース」 wowaka
MC①
「ラグドレイン」 稲葉曇
「悪魔の踊り方」 キタニタツヤ
「ラブカ?」 柊キライ
MC②
「マトリョシカ」 ハチ
「CH4NGE」 Giga
「Hello, Worker」 KEI
MC③
「quiz」 花譜
「from Y to Y」 ジミーサムP
「ココロ」 トラボルタ
MC④
「桜の子feat.花譜」 カンザキイオリ
MC⑤(ヰ世界情緒さん&花譜さん)
「グレートフィルタ」伊根
「遠心力」 ナナホシ管弦楽団
「月」 Guiano
MC⑥
「ラビリンス」 MONDO GROSSO
「ミューズ」 吉澤嘉代子
「古いSF映画」 amazarashi
MC⑦
「雪の華」 中島美嘉
MC⑧
「変わらないもの」 奥華子(エンディング)

序盤から、ダークでエッジの効いた曲で畳みかけていくような構成になっていました。
細かくMCを入れながら進んでいく感じも、情緒さんの想いと共に曲を味わうことができて、とても素敵です。

情緒さんの音楽的同位体である、星界ちゃんの曲も入っていて、「音楽的同位体」というプロジェクトの深遠さも感じます。
情緒さんは、「星界ちゃんの歌う楽曲は、宇宙みたいな広さを感じる曲が多い」とおっしゃっていました。(セトリで言うと、MC⑥でのお話の中から引用させていただいています。)

個人的に、今回情緒さんの声で聴けて嬉しかったのは、「CH4NGE」と「雪の華」でした。

私のオリジナルの「CH4NGE」へのイメージは、ミラーボールが回る派手なダンスホールの一角。ピアスを開けた主人公の女性が、タバコをふかしているいるような印象でした。

しかし、情緒さんの歌声と今回のアレンジは、シックな家具が置かれた、高級な会員制のクラブのようなイメージでした。こちらの主人公の方は、ソファー席でオシャレなお酒を飲んでいそうな感じ。
カッコよくて、瀟洒で、魅了されました。

そして、「雪の華」は私も大好きな冬うたで、イントロが流れたとき、すごくすごく嬉しかったです。ラスサビ前にアカペラになるところ、鳥肌が立ちました。

「雪の華」のときのイラストも、冷たさの中にふんわりとした光を感じるような一枚で、素敵でした。

(スクショのアップロードはOKなので、貼っておきます。待ち受けにしたい。)

また、花譜さんと歌っていらっしゃった「桜の子」も、聴けて嬉しかったです。
「桜の子」は、カンザキイオリさんが去年、情緒さんと花譜さんの音楽的同位体・星界ちゃんと可不ちゃんの歌唱で投稿されていた楽曲です。

白い桜の妖精さんと、淡いピンクの桜の妖精さんの競演のようで、とても可愛らしかったです。
オリジナルを聴いたときは儚い印象も強かったのですが、情緒さんと花譜さんの歌声からは、春爛漫の日を思い思いに楽しむような、どこか凛とした印象を受けました。

どの曲も力強さの中に繊細な美しさがあり、圧巻の約2時間でした。

配信ライブって、私はYOASOBIのYouTubeでのライブしか経験がなかったのですが……こんな形のライブもあるんだな、と新しい楽しみ方を教えていただきました。静止画で進むからこそ、歌声をしっかりと聴くことができたように思います。

今回のライブで初めて知った曲もあり、世界がさらに広がりました。情緒さんの歌声には、誰かの見える「世界」を染め変えて、新しい「世界」に目を向けさせてくれる力があるな、と思います。

さらに、言葉を大切にしていらっしゃるな、という印象も受けました。初めて聴く曲でも、歌詞が聴き取りやすくて、改めてその技術の高さと「音楽が好き」という想いを感じました。

「言葉を大切にしている」といえば、MCのときの言葉選びも、とても魅力的でした。

特に印象的だったMCは、セトリでいうとMC②の部分。
「悪魔の踊り方」と「ラブカ?」について、「聴いていると、あっという間に心が武装していく感じというか、強く地に足を着けて立たせてくれるような曲だなと思っています」とお話しされてました。

「ヰ世界情緒さん」というレンズを通した楽曲たちは、どういうふうに聴こえるのか、見えるのか、を教えてくれたライブでした。

ヰ世界情緒さん、そして、スタッフの皆さん、素敵なライブをありがとうございました!


今回お借りした見出し画像は、ネモフィラの写真です。いくつもの「好き」が咲いて、果てしなく広がる美しい景色ができあがる、そんなイメージで選ばせていただきました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。