この歌は何色か。
こんにちは。桜小路いをりです。
みなさんは、歌を聴いている時に、どんなことを考えますか?
私は、「この歌は何色か」ということをよく考えます。
もちろん、YOASOBIさんの「群青」や松田聖子さんの「赤いスイートピー」などのように、曲名だけで色が浮かぶ曲もありますが、「じゃあ具体的にどんな色だろう?」と思いを巡らせることが多いです。
なぜ、「色」を思い浮かべるようになったのか。私自身、これという正確なきっかけはないのですが、「色」に興味をもったのは小学6年生の頃でした。
私は小さい頃から絵を描くことが好きで、中学校では美術部に入ると決めていました。
それに先駆けて、母に「IROJITEN」というトンボの色鉛筆を買ってもらいました。
これは、30色ずつ第一集、第二集、第三集に分かれていて、そこに新色10色を含め、シリーズ全部を集めると100色になる色鉛筆です。
一集ずつの中では、さらに10色ずつ色のトーンで分かれていて、1色1色に綺麗な名前がついています。
「珊瑚色」「千歳緑」「梔子色」など。
その名は、どれも自然の色彩の中から取った色名です。
その色の幅広さ、美しさ、繊細に触れた時、私は「色」というものがとても好きになり、身の周りの色や微妙な色の差異にも敏感になりました。
そんなことも、音楽を聴いた時に色を思い浮かべてしまうことのきっかけなのかな、と思っています。
最近好きな歌の中から、いくつかピックアップすると、
YOASOBIさんの「群青」は、藍で染めた布のような、少しの濁りも一点の曇りもない鮮やかで深い青色
ヨルシカさんの「嘘月」は、月の光のような限りなく白に近い淡い黄色
LiSAさんの「往け」は、赤い炎の温度をさらに上げた、一見冷たく冴えて見える、淡い青の炎の色。
こんなふうにイメージしながら音楽を聴いています。
みなさんは、日頃どんなことを考えながら音楽を聴いていますか?
無意識に考えていることでも、実際に言語化してみると新たな発見があるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。