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鈴木雅之さん cover「怪物」の中毒性がすごい。

こんにちは。桜小路いをりです。

昨日のNHK「SONGS」で、鈴木雅之さんがカバーされていた、YOASOBIの「怪物」。

家族3人で見ていて、全員が「これはスゴい」と拍手喝采だったので、その魅力を備忘録として綴っていきます。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

妖しげな照明が印象的なステージで始まった「怪物」。

YouTubeの動画を1.5倍速で再生したら原曲と同じくらいのスピードになったので、かなりローテンポでした。

でも、それが却って、「怪物」が地を揺らしながら迫ってくるような感じを引き立たせていました。
そして、ただでさえ中毒性のあるメロディーが、より一層、中毒性を増しています。
昨日の夜から、頭の中で流れっぱなしです。もはや麻薬レベル。

「怪物」の今っぽさはなくなることなく、けれど、どこかレトロな雰囲気も感じるアレンジでした。

私がYOASOBIさんの原曲に感じたのは、「いっそ闇堕ちしてしまえればラクなのに、『怪物』には成りきれない」という切なさ。
それを振り切って、弱さを弱さのまま持ち続け、走り抜く潔さ、瑞々しさでした。

しかし、鈴木雅之さんのカバーでは、「怪物に成ろうとも大切な人を守り続ける」という強い意思と、いい意味での余裕が見えました。

強く強くなりたいんだよ
僕が僕でいられるように

YOASOBI「怪物」

YOASOBIさんの場合は、この歌詞は「今」の切実な願いでした。
しかし、鈴木雅之さんの場合は、この歌詞は「過去」になりかけているように思います。そして、既に強さを持ち合わせているはずなのに、なおも貪欲に強さを手に入れようとしている気がします。

また、YOASOBIさんの場合は、夜の路地裏を自分の足で走っているような疾走感でしたが、鈴木雅之さんは、トンネルの中を車に乗っているような疾走感のように感じました。(個人的に、黒いオープンカーのイメージです。)

そして、改めて感じたのが楽曲の良さ。
歌詞はもちろんのこと、音楽も、アレンジ次第で、何歳になっても、どんなシチュエーションでも歌えて、聴ける曲だと思います。


少し比較的な文章になってしまったのですが、原曲のYOASOBIさんの「怪物」も、鈴木雅之さんの「怪物」も、どちらも本当に素敵でした。

より一層、「怪物」という楽曲がもつ世界観、その奥深さに魅了され、鈴木雅之さんとYOASOBIさんのすごさを実感しています。

間違いなく「怪物級」に素晴らしいコラボでした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。