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「推し」が世界を広げてくれる。

こんにちは。桜小路いをりです。

最近、「推し」がいるって、やっぱりいいなと思うことがたくさん起こっています。

もちろん、いつだって、その存在の大きさに助けられているけれど。

その中でも、最近のいちばん大きな出来事が、上白石萌音さんの初武道館コンサート。

実は、そもそも、萌音さんを好きになったことそのものが、「推し」のお陰でした。

私の推しグループSixTONESのメンバーの、松村北斗さんが出演された朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。
それがきっかけで、萌音さんのエッセイを読んで、アルバムを聴いて、ファンになりました。

萌音さんは色んなところで活躍されていますし、きっと「カムカムエヴリバディ」を見ていなくても、どこかのタイミングでファンになっていたんだろうな……とは思うけれど。

やっぱり、あの初武道館の場に行くことができた、あのタイミングで好きになれて良かったなと思います。

それってある意味、北斗さんが繋いでくださった「好き」のような気がしています。

ここで、少しだけ話を脇道に。
萌音さんと北斗さん、映画「夜明けのすべて」でのW主演おめでとうございます! 私は瀬尾まいこさんの小説が大好きで、『夜明けのすべて』は、その中でも群を抜いて好きな作品。映画化決定を聞いたとき、そんな原作ファンから見ても、「藤沢さんと山添くんにぴったりなお二人!」と思いました。さらに、「カムカムエヴリバディ」からの再共演ということで……たまらなく嬉しいです。

そして、萌音さんの武道館コンサートにお祝いに駆けつけていらっしゃった井上芳雄さんも、実は、SixTONESのきょも(京本大我さん、以後愛称の「きょも」呼びで失礼します)の繋がりで知った方でした。

NHKで以前放送された「クラシックTV」で、きょもがゲストとして出演していたとき。
ミュージカル『エリザベート』の演目「闇が広がる」を共に披露されていたのが、井上芳雄さんでした。

パフォーマンス前のトークの、和気あいあいとした雰囲気も印象的で。
さらに、パフォーマンスは、息を飲むほど不穏で、美しくて。
もう、言葉にならないくらい圧巻で、再放送があるたびに見ていたほど。

そんなご縁もあって、実際に萌音さんの武道館コンサートで、ミュージカル曲のパフォーマンスを見られたことは、とても素敵な思い出になりました。

ミュージカルは、なかなか足を踏み入れる勇気が出なかったジャンルなので、すごく嬉しかったです。
今のところ、「ミュージカル」と名の付くものは劇団四季の『アラジン』しか見たことがないので、もっと色んな作品を見に行ってみたいと思います。

こんなふうに、ひとつの「好き」が新しい「好き」を連れてきてくれたと気づいたとき。

ふと、「私って、『推し』がいなかったら、すごくつまらない人間になってたんじゃないかな」と感じます。

「推しがいる」と聞くと、ひとつの世界を深く掘り下げているような気がするけれど。

実際は、「推し」のお陰で新しい世界を知ることができたり、今まで触れたことのなかったモノ、コトに興味をもつことができたり。
そして、それが「好き」になったり。

少なくとも私は、「推し」がきっかけで、「好き」が色んなところに増えたような気がしています。

「推し」はやっぱりカッコよくて、憧れで、いつだって「推し」が真ん中になってしまいがちだけれど。

「推し」って、実は、見える世界をぐっと広げてくれて、さらにその解像度を上げてくれるような、そんな存在にもなり得るんじゃないかな。

そんなふうに、私は思っています。

「へえ」と思ったら、とりあえず調べてみる。
興味が湧いたら、もっと深堀りしてみる。
時には「えいや!」と飛び込んでみる。

そのくらいフットワークは軽くていいから。
そして、「好き」という気持ちは、いくらあってもいいから、そのどれひとつとして、否定しないこと。

「推し」が広げてくれた世界まで大切にしながら、これからも「推し活」に勤しんでいきたいです。

今回お借りした見出し画像は、ポピーの写真です。ポピーの花言葉は、「思いやり」や「いたわり」、「恋の予感」など。いくつもの「想い」がふわっと花開くようなイメージで、選ばせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。