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桜色の本棚

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私が出会った素敵な本のこと、読書のことを綴った記事をまとめました。読者の方と本との橋渡しができたら嬉しいです。
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#言葉

「きらめくヒント」をくれる1冊〜田辺聖子さん『歳月がくれるもの』〜

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、大切な御守りになる1冊と出会いました。 それが、田辺聖子さんの『歳月がくれるもの まいにち、ごきげんさん』です。 このエッセイは、月刊誌『MISS』で連載されていたもの。 私よりも少し年上のお姉さん世代の方に向けたものなのですが、だからこそ、「素敵な大人になるヒント」が散りばめられて、今、出会えてよかった本でした。 「聞き書き」の形式で、本当に実際にお話しを聴いているような気持ちになれる距離感、親しみやすさも魅力のひとつ。 200

雨の日の読書、現実との境目に。

こんにちは。桜小路いをりです。 私は、雨の日に家で読書をする、ゆったりとした時間が好きです。 小学校低学年のときは、雨の日に図書室に行って絵本を捲る休み時間が、ひそかな楽しみでもありました。 もちろん今も、特に予定のない雨の日は読書にあてることが多いです。 なんで、こんなに「雨の日の読書」に惹かれるのか。 その答えを、少し前、アニメ「クールドジ男子」の台詞の中に見つけました。 (ちなみにこの後、同じ行を繰り返し読んでしまう、という「あるある」なドジが続きます。この落

私の人生の「地図」を描く本たち。~読書遍歴~

こんにちは。桜小路いをりです。 先日の記事に引き続き、今回も私の読書遍歴の記事です。 今回は、一般文芸作品など、児童書ではない作品を、これまでハマった作家さんを軸にたくさんご紹介していきます。 語りたい作品、作家さんが多すぎて、好きな作家さんすら全員書き切れていないのですが……それでも、精一杯「好き!」が伝わるように綴っていきます。 ぜひ最後までお付き合いください。 東野圭吾作品 私が、「読書」というものに取り憑かれたきっかけ、それが、東野圭吾作品でした。 いち

ホメ出しnoteを書いていきたい。~『コピーライター式 ホメ出しの技術』~

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、澤田智洋さんの『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式 ホメ出しの技術』を読み終えました。 本書では、コピーライターの澤田智洋さんが、「ダメ出し」の反対である「ホメ出し」の極意を語る、「ホメ出しに溢れた世界」を作るための一冊です。 「はじめに」のこの文章、「いいねボタンがあったら連打したい!」と思うほど共感しました。 SNSに溢れる「ダメ出し」や「ネガティブな言葉」な言葉については、私もかねがね「どうにかできないのかな…

「読書好きな人に100の質問」に答えてみた。

こんにちは。桜小路いをりです。 読書についての記事を書こうと、ネットで色々なアイデアを探していたら、「読書好きな人に100の質問」というものを見つけました。 「これは楽しいに決まっている!」と軽い気持ちで始めたら、かなりの大ボリュームです……。 なので、今回の記事は、ひたすら読書について語り倒す記事となっています。 目次から、気になるところだけ読んでいただくのも大歓迎です。 読書が好きな方も、これから読書をしたいという方も、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。 1.

【書く習慣】3年前の自分に贈りたい本~いしかわゆきさん「書く習慣」を読んで~

こんにちは。桜小路いをりです。 私は普段、別名義で読書ブログをやっているので、noteでは本についての記事を出さないのですが、今回だけは、「noteで書きたい!」と思い、こうして文字を打っています。 それが、いしかわゆきさんの「書く習慣」です。 noteで「1ヵ月書くチャレンジ」の記事を多数見かけ、私もやってみたい、と思ったのが、手に取ったきっかけでした。 そして、隅々までじっくり読ませていただいて、真っ先に思ったことがあります。 なんでもっと早く、この本に出逢って